これはスケールを比較したものです。 品川の歩行者空間の敷地が、 ちょうどミュンヘンのノイハウザーシュトラッセの街路空間とほぼ同じスケールであることがわかります。 しかもノイハウザーシュトラッセは道路に囲まれているのではなく、 道路自体を広場にしましたから、 その境界は全部建物です。 この品川のプロジェクトもその境界は全部建築とダイレクトに接しているという利点を持っています。前に 本文へ 次へ
現在はスケッチ段階なのですが、 45m×28mという小さなユニットを12個連続させ、 5本の桂の木をセットにしたツリーバーをつくろうと考えています。 基本的には杜をつくろうということです。 最初にボイド感を大事にしたいと申しましたが、 周りの都市活動とは一旦縁を切ったところで、 ア・プリオリにあるものとして杜を感じてもらいたい。 しかし一方でその下の広場にはそれぞれ周りの建築の活動、 お店があったり、 地下車路への入り口があったりするのですが、 そういった活動に人の動線が絡んで、 別の表情が出るようになればと思っています。