これは模型写真ですが、 この時も長い空間ですから、 基本的に長い空間は長いまま残そうと考えました。 それから河原に行った時の寂寞感、 ひとりぼっちの感じというものも大事だろうということで、 運河沿いにニレの並木をつくってあります。 ここで長谷川がとった設計手法は、 いろんな街区を構成しているシステムをいくつかの形に落とし、 それを重ね合わせてお互いに切り刻むことによって、 細かな断片をつくりだそうということです。
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