色里の消滅
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現代女性は忙しい

岡絵理子


鳴海:

改行マークじゃあ女性からどなたかお願いしたいのですが、 小学校時代に佐伯先生と同級生だったという、 岡さんいかがですか。

岡:

改行マーク私は女性の立場から考えてみたいと思います。

改行マーク今のお話に、 地女というすごい言葉がでてきましたが、 女の人はみんなそのあたりをきれいに住み分けていたと思います。 安住の地ではなかったかもしれませんが、 遊女が地女になるわけもないし、 地女になってしまったらその場所にずっといて他のことはあまり考える必要がなかっただろうと思います。

改行マーク男性の方は、 そこをうろうろしていたわけです。 地女のところに行ったり遊女のところに行ったり、 あるいは旅行してみたり、 いろんな世界をいったり来たりしてきたと考えられます。 そう考えますと、 今は遊郭がなくなりましたし、 行くのもはばかられるようなところも多くなって、 男性の行動範囲が狭くなったように感じます。

改行マーク一方女性の方はにわかに住む世界が広くなっています。 まちは全部遊郭のようで女性は全部遊女のようでと言われましたが、 あちこちに行かなきゃいけないし、 家に帰ったらご飯を作って子供がいるというように、 ほんとに忙しいことになってしまったと思います。 これが何十年ぶりかの感想です。

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