ブラジルセミナー
左三角
前に 上三角目次へ

ブラジル 住の風景・10選 1999.08

現代計画研究所大阪事務所 江川直樹

画像10-1a  ウルムチでも驚いた。 重慶・武漢でも驚いた。 ブラジルでも驚いた。 サンパウロやリオだけでなく、 ベロにもクリチバにも高層建築がこんなに多いとは。 まさに市街地の中心部は棒グラフの頂部のように高層建築で占められている。 初期の日本人入植の街はなかなかにのどかであったが。

画像10-1b
画像10-2a  飛行場から市街地へ向かう途中の規格的高層住宅とロンドリーナ郊外の規格的低層住宅。 ブラジルでなくてもかまわないような風景である。

画像10-2b
画像10-3a  オウロ・プレットの丘の上の住宅に夕日が美しい。 クリチバの低所得者向けの店舗・作業場付きのタウンハウス。 1軒毎に異なる色が塗られている。 形が一緒なのが規格型の名残りか。

画像10-3b
画像10-4a  ブラジルに出現したポルトガルの風景。 オウロ・プレット。 急な坂道の街にも人は住めるし、 愛着も持てる。 こんなに遠く離れたところでも、 今では外国の人が大勢やってくる。 ロンドリーナ郊外のファベーラにも、 20世紀の計画や規格に疲れた人たちがやってくる。

画像10-4b
画像10-5a  ロンドリーナ郊外のファベーラにはBARもある。 お店もある。 それとわかる形である。 それとわかる風景がある。 それらしい風景がある。 なかなかに良いスケールである。 なかなかに良いデザインである。 素直であるなあ。

画像10-5b

左三角前に 上三角目次へ


このページへのご意見はJUDI

(C) by 都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai

JUDIホームページへ
学芸出版社ホームページへ