1998年度の活動報告
賃貸借事情の国際比較
外国(フランス・ドイツ・アメリカ・韓国・台湾・香港)で部屋を借りるときには、 どんな内容の契約が交わされるのでしょうか? また集合住宅での生活ルールは、 日本とどのように違うのでしょうか? ‥‥など、 各国の賃貸借事情に詳しい専門家と海外在住経験者をお招きして話を聞き、 誰もが納得できる開かれた賃貸借契約や住まい方のルールづくりに向けて、 1年間かけて話し合いを行いました(→2・3頁参照)。
分譲マンションにおける外国人居住に関する調査
昨年8〜9月にかけて、 外国人居住者の多い大久保1・2丁目を中心とする32棟の分譲マンションの管理組合を対象に、 外国人世帯の入居状況や対応状況に関する調査を行い、 30棟のマンションから回答を得ました。 まち居住研究会では1994年12月から1995年3月にかけて、 同様の調査(調査対象範囲:大久保1〜2丁目、 百人町1〜2丁目、 北新宿1〜3丁目)を実施しているので、 これで2回目の調査が実施されたことになります(→6・7頁参照)。
外国人関連施設の立地状況の変遷
大久保地域は外国人居住者の増加により、 この10年間で街の環境が大きく変化しています。 そこで、 外国人関連施設の立地状況に着目して、 約2年半に1回ずつ定点観察を行っています。 第1回目は93年12月、 第2回目は96年5月、 そして今回第3回目として98年10月に再び調査を行いました(→4・5頁参照)。
報告
「国際化に向けた共住のためのルール・システムづくり(2)」の継続助成が決まりました!
私たちの活動はハウジングアンドコミュニティ財団の「住まいとコミュニティづくり活動助成」を受けていますが、 1999年度も継続助成を受けられることになりました。 幸い「外国人居住は国際化に向けて避けられない課題であり、 地域の中での共生を前向きに実現するためのルールづくりは、 異文化を対等に理解し合うためにも不可欠である。 学際的でありかつ実践的な活動である。 」という高い評価を受けることができました!!。
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