まち居住通信7
上三角
目次へ 三角印次へ

 

2001年「まち居住研究会」は何をしたか!!

 

 

■定例会の活動報告

画像01
2001年のまち居住研究会の活動
 昨年から今年にかけて、 まち居住研究会は、 大久保で月1回開催する学習会形式の定例会と見学会など、 情報交換・交流を中心とする活動を行ってきました。

 年間テーマとして、 (1) 大久保に関する話、 (2) 外国人居住に関する話の2つを設定しました。 大久保に関しては、 明星大学渡戸研究室による大久保調査の報告や、 新しく設立されたばかりの「韓人会」のお話を聞く会(p.2-3参照)などを開催しました。 外国人居住に関しては、 研究者の山口・アナ・エリーザさんから日系人の集住する豊田市保見団地について報告していただいたほか、 「かながわ外国人すまいサポートセンター」の副代表をお招きしてお話をうかがいました(p.6-7参照)。


■まち居住研究会の四季暦

 ドロテーさんと歩く南千住〜三河島
 ドロテーさんのお膝元を案内してもらう見学会を開催。 「大江戸・大東京の場末へようこそ!江戸川乱歩になった気分で、 この街の不思議な魅力を味わってみよう」という語りではじまる、 気合いの入った彼女の手作りガイドを片手に街歩き。 小塚原回向院→三ノ輪銀座→三河島処理場周辺・皮革産業地域→三河島駅近くの「韓国街」という充実コース。 最後は、 韓国式中華で大宴会!

 留学生メンバーの旅立ち
 春は、 まさに旅立ちの季節でした。 イ・スンミンさんはカナダへ留学、 ドロテーさんはフランスへ帰国、 そしてパク・ヒョンジュさんは素敵な日本男児と結婚して山口へ!でもパクさんは、 現在もはるばる山口から駆けつけてくれています。

 大久保民泊ツアーを決行
 さて、 そのパクさんが上京するたびに宿泊するのが大久保の「民泊」です。 なになに、 それ?韓国人の韓国人による韓国人のための民宿です。 さっそくまち居住の若手女性メンバー2人を企画担当に指名して、 民泊ツアーを決行しました。 この2人の恐るべき実行力と粘り強さには驚きました。 今号の特集(p.4-5)を読んでください。

 大久保1990/2000比較研究調査まとまる
 まち居住の中の有志が1年かけて行った「大久保1990/2000外国人居住に関する比較調査」が大詰めを迎えました。 1990年当時は、 外国人お断りの不動産業者が9割を占め、 就学生・留学生の多くが設備共同の木賃アパートに集住していましたが、 この10年で状況は激変。 この調査から、 現在は大久保の不動産業者のほぼ100%が外国人OK、 外国人の住まう住宅も、 設備専用のアパート・マンションへ移行していることなどが明らかになりました。 報告は、 いずれ(財)住宅総合研究財団の研究年報に掲載される予定です。

上三角目次へ 三角印次へ


ご意見はまち居住研究会


(C) by まち居住研究会

まち居住研究会ホームページへ
学芸出版社ホームページへ