阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク
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1 (仮称)若手プランナーズ
ネットワーク神戸

山本和代+慈憲一

(仮称)若手ネットの結成と活動

 「若手ネット」を簡単に説明しますと、 神戸・大阪を中心に建築事務所、 行政、 または単にまちが好きな人など、 20、 30代の人間が集まる雑居集団です。 出入りは結構ありますが、 現在28人程のメンバーがおります。

山本

 ところで、 この「(仮称)」については、 取ってしまっても良いのですが、 これが良いのだという声もあり、 敢えて付けています。

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(仮称)若手ネット活動記録
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初期の勉強会
 さて、 私たちの活動を説明しますと、 97年に結成された当初は、 各自が取り組んでいる仕事や活動をゼミ方式で発表、 討論する勉強会の形でした。 これまでに16回やってきましたが最近は途絶えがちです。

 というのも、 勉強ばかりしていても仕方ないので、 別の企画がいろいろと出てきたのです。 98年には「水ネット」が結成され、 「六甲摩耶水系を探る」というテーマで、 これまでに芦屋川上流の「地獄谷を行く」、 菊水山、 比良山、 冬の裏六甲水源探索などを行ないました。 このテーマ以外にも、 99年の夏には長野の穂高へ、 2000年2月には有馬の雪山、 魚屋(ととや)道にも行って来ました。

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錯乱のNEW KOBE展
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1月に開催された「錯乱のNEW KOBE」展
 その他、 震災後の状況を、 自分達の目で実際に見て記録しようというMネットの活動があります。 むやみに建てられてきたプレハブ住宅の現状など、 神戸東部の灘と東灘を2年間、 16人でゲリラ的に歩いて調査してきました。 その記録は東部ネットで2回に渡って発表してきました。 今年1月には東京の建築会館1階ギャラリーで「錯乱のNEW KOBE展」として開催しました。 その後口コミで順次巡回展が決まっています。

 最後にオリジナル企画というものが幾つかあり、 98年は沖縄合宿で竹富島、 波照間島へ行き、 集落の中を歩いて調査してきました。 同じ年に「水道筋CLUB」、 99年には「民間文化施設調査」、 また三木の方で空き家になっている町家を調査する「廃屋町家サバイバルプロジェクト」等の活動を始めています。


今後の目標

 このように、 大学のサークルのような親睦会じみた活動が多いのですが、 これからはもっと外に出て行き、 実際にまちとの交流を拡げていこうと考えています。 具体的には「屋台プロジェクト」や「神戸まちづくりの35年を振り返る」という企画があります。 今までは調査をするだけだった「錯乱のNEW KOBE」も、 今度はそれをどう見せていくかまで考えて改善していくつもりです。 ですから、 再来年くらいにはもう少し充実した内容を報告できるかと思います。

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Mネットの調査の様子
水道筋クラブ
水ネット。 過酷な水源探索
 

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竹富島の「種取祭」を木に登って記録する 須磨海岸での空間演出実験 廃屋町家サバイバルプロジェクト
 

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