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財団系の施設

改行マーク次に「財団系」と勝手に名付けました、 主として戦前の個人コレクションを一般公開しておられる施設群を紹介します。 運営側からみますと母体となる企業の活動からは少し離れ、 財団法人として独自に運営されている施設です。

〈写真23/24/25〉

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写真23 白鶴美術館 写真24 白鶴美術館内部 写真25 白鶴美術館、 学芸課長の山中理さん
 

改行マーク「白鶴美術館」です。 開設は昭和九年です。

改行マークここは嘉納治兵衛さんの個人コレクション、 特に古美術を中心とした貴重な資料を春と秋に展示されています。 国宝が2件、 重要文化財が22件収蔵されています。

〈写真26/27/28〉

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写真26 香雪美術館 写真27 香雪美術館内部 写真28 香雪美術館、 総務の村上功さん
 

改行マーク御影にあります「香雪美術館」です。 朝日新聞社の創始者である村山龍平さんのコレクションを中心に収蔵・展示されています。 特に有名なのは古美術、 茶道具です。 昭和四十八年に設立され、 年に二百日ぐらい開館されています。 年三回の企画展を開かれているそうです。 展示にご苦労されているとお聞きしました。

〈写真29/30/31〉

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写真29 豊雲記念館 写真30 豊雲記念館、 豊雲さんの胸像 写真31 豊雲記念館展示室
 

改行マークもともとは小原流芸術参考館として知られていた「豊雲記念館」です。 設計は清家清で、 建築としても名作だと思います。

改行マーク設立は昭和四十五年です。 小原流三世家元・小原豊雲さんが東南アジアや中南米の民俗資料を収集されたものです。 以前は一般公開されていなかったのですが、 ごく最近、 春と秋に時期を決めて開館されるようになっています。

改行マーク私も一度博物館の設計をいたしましたが、 収蔵するということと、 公開するということでは、 求められる環境が大きく異なります。 それをどう調整するかが難しいわけです。 設備にもお金がかかるし、 運営にもお金がかかります。 どの財団に行きましても、 そうした面が大変シンドイということを共通してお伺いしました。

〈写真32/33/34〉

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写真32 神戸深江生活文化史料館 写真33 神戸深江生活文化史料館内部 写真34 神戸深江生活文化史料館、 館長の杉浦昭典さん
 

改行マークこういう財団系とは別で、 なおかつ神戸東部の特殊性を示す施設としてあげられるのが、 「神戸深江生活文化資料館」です。 これは神戸東部独特の自治組織である財産区が運営している施設です。

改行マーク昭和五十六年に本庄村の村史を書こうと準備されていたことと、 その当時深山さんというお宅から出てきた生活資料をまとめようということで、 資料室を開設されたのが最初だそうです。 その後様々な郷土史家の方々が集まられて、 地域の歴史と現在を考えるステーションのようになっている印象を受けました。 前回のまちづくりフォーラムでお話しいただきました道谷さんもこちらでずっと研究されています。

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