会長退任にあたって 田城 邦幸
この度、平成18年4月22日(土)に開催されました(社)京都府放射線技師会第59回通常総会おいて、会長を辞任いたしました。
(社)京都府放射線技師会の役員として、北地区理事2年・常務理事(厚生担当)12年・副会長2年・会長6年の22年間携わらせていただきました。
最後の6年間は、会長として重責を担い会員及び役員の協力を得て、なんとか終える事が出来ました事に感謝いたします。
会長任期中には、狭い事務所で20人を超える人数で窮屈な場所での理事会を解消するために会議室の購入(平成15年)を進め、現在ではゆとりある会議室で心も豊かに技師会活性へ向けて会議が出来ています。
また、平成16年には社団法人取得20周年記念事業の開催も行い、先輩諸兄が築き上げてきました技師会の歴史・さまざまなシステムの構築をさらに推進するべく邁進してきました。その他には、(社)日本放射線技師会が推進されています放射線管理士・機器管理士・ADセミナー・各種検定試験etcを積極的に開催し、多くの会員が受講(受験)出来る場の提供を行いました。さらに、平成14年から17年まで(社)日本放射線技師会近畿地域理事としても努めさせていただきました。
熊谷会長が就任して4年の間、さまざまな事業の展開を行ってきました。前述しました管理士・アドバンスド技師格制度・各種技能検定制度・医用画像情報管理士と放射線技師の将来を見据えて検討され実施をしています。しかし残念ながら受講(受験)された会員は30%にとどまっています。
今年4月の医療費改定では、CTはMDCTかシングルか・MRIは1.5Tか1.0Tかに変わりました。さらに、厚労省では胸部CTスクリーナー制度の構築も進んでいます。従いまして、今回の改訂で今後が見えてきたのではと考えます。各種技能検定有資格者か否かにて診療報酬格差が行われるであろうと考えられます。
まだまだ資格取得可能です、将来行われるであろうと考えられる動きに遅れない為に、行動を起こしましょう。資格制度を公に認めさせる事が出来るのは、会員の力そのものです。この4年間は、30数年間の鎖国された時代の遅れを取り戻すべく動いたため、急速で会員も大変であったと思いますが、放射線技師の地位向上目指し協力をお願いします。
最後になりましたが、会長の6年間心身ともに協力いただきました役員のみなさま、ご助言をいただきました先輩諸兄、さまざまな点でご理解をいただきました会員諸氏に心から感謝いたします。
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