*■■■ 鞍馬温泉〜鞍馬寺 ■■■
宝ヶ池より岩倉より京産大より更に奥の北の鞍馬。数回しか来たことがないが、温泉は初めてだ。聞いていた露天風呂は意外やすっきり清潔で美しく、シンプルながらも広々として、とても気持ちが良かった。晴れた日を選んで行ったお陰で、豪雪ぼーぼー雪山のサル状態(汗)、なんてこともなく、残り雪がそこかしこに残る程度。寒いのがダイキライな自分としては、これくらいがお出かけ最低ラインである(笑)。
鞍馬は本当に山の中で、余所からの目を全く気にすることなく、露天風呂からどかーんと山が見渡せる。木々は苔生し、鳥がさえずり、雪解け水が静かにポタポタと湯船に落ち。風呂には人っ子一人居ない。時折、北山杉を斜めにぶらさげたヘリが、ばばば、と空高く横切っていく。・・・のどかである。むっっっちゃくつろいだ。気持ちええー・・・(極楽)。眼下には桜の幹が横へ広がっていたので、春にはまた違った風情が見られるのだろう。そのうちぽつりぽつりと人が来たり、出ていったり。
折角はるばる来たので、鞍馬寺へお参りすることにする。夕方で本堂は閉まっていたけれど、これがまた山のてっぺんの見晴らしのいいところで、気持ちのいいことこの上なし。誰も居なかったので、のぼせを静めるべく収功して帰ってきた。今年は大河ドラマが義経だから、人が沢山来るんだろうなあ。帰りの九十九折りでは苔生した岩の合間から清水が流れ落ちていたので、一口飲んでみた。・・・美味しい。空になっていたペットボトルを満たして降りてくる。
そういやここのお寺は開闢の古い(平安時代の筈)密教系なのに、かなりの宇宙コンシャスでちょっと変わっているのだ。御本尊は金星人だし(小学校の頃持ってい
た「宇宙人のなぞ」という本に書いてあったw)、お寺附属のケーブル車内でも「宇宙エネルギーをどうたらこうたら」と言ってるし。ついでに紋も天狗の団扇マークである。駅前の看板によると、ここには日本全国に散らばる天狗の大ボス(僧正坊)が居るのだそうだ。天狗に邪なイメージが付いたのは中世以降。元々は精霊で、階級があり、目に見えないものだったとか。・・・なんかその辺、天使とスペックが被る感じがする。ついでに何かで読んだが、この辺は日本有数のパワースポット(0磁場)という話だ。お陰様かこれを書いている翌日は元気だ(笑)。
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くらま温泉・・・駅近だけどシャトルあり。
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鞍馬山・・・貴船へ抜けたこともあるけど、夏の貴船は許せないくらい涼しいのよねえ。