エンジン始動時の「キーキー」音
有効な対策方法が判明しました。
R11GSは長期間(最低一ヶ月以上)エンジンを始動しないでいると、始動時に金属同士がマトモに擦れあっているような「きーきー」と実にヤバい音を出します。
私は油膜が切れて金属面が直に擦れ合う状態...いわゆる「ドライスタート」状態ではないかと思っています。
なお、異音の発生する状態で始動した時は、直後のアイドリングの安定性も当然よろしくありません。(なおその不安定度にはけっこう固体差があるようです)
おそらく擦れた金属面が荒れてしまっているからだと思います。
マメに乗ればこのような事は起きないようなのですが、そうゆうわけにも行きません。
目下の課題です。なお暫定対策として、冬眠状態からの復帰一発目の始動時には、スパークプラグを抜いてプラグ孔から2ストオイルを少量垂らし、プラグを抜いたままギアを入れて前後にバイクを動かしてピストンを動かしピストンリング部の最低限の潤滑を確保する方法が考えられています。
1999.3/29 追記
ドライスタートに有効とされる「GRP」はこの異音に対しても有効ではないかと考え、
以前よりR11GSのオイルに添加して試用していました。
暫定的ではありますが有効と思われる結果が出ましたのでここに報告します。先日約3ヶ月振りにR11GSのエンジンを始動させました。
何の問題も無く始動でき、懸案となっていた異音はまったく感知できませんでした。
始動直後のアイドリングは普段の始動時と同じように1100回転あたりで安定していました。
試しに始動してから5〜10秒後にいったんチョークを戻したところ、
約900回転で安定してアイドリングしてました。これもいつも通りです。
外気温が18度程度と暖かかった事も関係しているかもです。
バッテリーは一週間程前に補充電でほぼ満タンにしておきました。
ABSエラーの徴候はまったくありませんでした。
なにごとも起こらずエンジンが始動したため、なんだか拍子抜けしました。
その後数十km走行しました。
エンジンの回り加減などに普段と変わったところは特に感じられませんでした。
オイルは純正銀ボトル(前回交換後約3000km走行)+GRPです。暫定と上に書いたのには理由があります。
今回の結果はGRPのみを使用して得られたものではないのです。
燃料系添加剤「TE」を併用しての結果なのです。
私としては「GRP+TE」で懸案の異音が出なくなる事が判明したので、とりあえず嬉しいのですが、
今回の例だけではGRPだけでドライスタート(?)時の異音は解消するのか、
それともTEも併用しないと解消しないのかが判断できないのです。そこでGRPを使用中のR259ユーザーの皆様に協力を要請します。
上記条件下で起こる始動時の「きーきー音」が解消したかどうか教えて下さい。お願いします。
mailto:boxall@mbox.kyoto-inet.or.jp
2002.10/12 追記
エンジン始動時のキーキー音はベルトまわりから出ているのではないか?とのメールをいただきました。
始動時のキーキー音とはオルタネータープーリーとベルトの出す音ではないでしょうか?
この現象は特に冬の寒い時期に顕著に表れ、暖かくなると少なくなります。
ベルトの硬化が原因と思います。
初期型RS(私のバイクはこの型です)はこのプーリーがアルミ製で軽量ですが
耐久性に劣り4万Kmが交換時期とされています。
GSの初期型の一部もこの部品が使われていたようです。
途中で鉄製のモノに変更されてからは交換時期が6万Kmに延長されています。
またベルトは日本特有の気候にマッチしていないのか、意外に早く劣化します。
切れるという訳ではありませんが、2年も使うと音が出始めます。
3年使うと夏場でも始動直後はキーキー鳴きます。情報提供ありがとうございます。
エンジン始動時のキーキー音とだけ聞けば「それはベルトからの音では?」と思っちゃいますよね(汗GRP+TE使用以降 自分の環境では音がしなくなったことやR1150GSに乗り換えたこともあり情報収集を怠っていました。
自分が聞いた音の出所はベルトまわりからではなかったので、そうゆう解釈ができる可能性にまで考えが及んでいませんでした。
誤解招きな書き方でした(反省最近の購入者からこの手のキーキー音の話を聞ないことから最近の車両ではこの手の音そのものが出ない(あるいは出にくい)ように対策済み部品が導入されているのだろうな〜と 深く考えていませんでした。BMWはサイレントアップデート多いですし。
吸着性の良いオイルを使えばシリンダ壁のオイル切れはおきにくくなります。
最近この音の話を聞かない理由に指定オイルの中身に変化があったのも関係しているかもです。