京都弁のあれこれ



人目どす
ようお越しやす


お越し頂いておおきにどす。

なんのおかまいもできまへんが、どうぞ、ごゆるりと過ごしておくりやす。

皆さんのアクセスが 112万件突破しました。
御礼申し上げます。


これも、皆様のお陰どす。
ほんまにおおきに!!!
これからも、きばりまっさかいよろしゅうたのんます。

更新 令和6年3月7日(金)

京都・西陣より発信どす


方言である京都弁の意味と使い方の御説明

京都弁のあれこれにおいでになり、おおきにどす。
ややこし説明どすけど、かにここ判ってもろたら嬉しおす。
ほんで、せいだい使っておくれやす。


上七軒・梅智賀さん
 
 






上七軒・市こまさん
 

上七軒・市ぎくさん


おにいさん、このかんざしどうどす。

当店にて


ぎょうさんのお人に見てもうておおきにどす。
うち嬉おすわ


お知らせ

京都JEUGIA様のカルチャーセンターより、要請があり、
京都弁講座の講師を務める事となりました。


京都弁のサイトだけとは違うんどすえ。
本場西陣織の裂地を使った和小物等の通販のサイトもあるんどす。
よそにない手作りのもんばかりどす。
お暇どしたら、覗いとくりやす。


限定でこんなもん作りましたどすえ。
西陣織で作らせて貰ってますえ。
気にいらはつたら、お一つどうどす。



西陣でよく使っていた京都弁を並べました。せーだい使かっとくれやす。
そして、感じやはった事せーだいメールを頂けたら、うち嬉おす。


リニューアルさせて貰いましたどすえ!!!

又、ちょこちょこ増やしますえ。


見方
京都弁−−−意味
            使用例文
あいさに−−−−−−時々、たまに
           あいさにおいで
あかん−−−−−−−いけない。役に立たない
             
そんな事したら、あかん
あしあらい−−−−−慰労会
            
あしあらいにいきまひょか
あてもん−−−−−−駄菓子屋の福引
             あてもんに当たった
いちびる−−−−−−興奮して騒ぐ、調子にのる
            
あんたはんは、すぐにいちびるな。
いにしな−−−−−−帰りがけ
           いにしなに灯り消しといて
えげつない−−−−−ひどい、あくどい
            
あの人えげつないひと
えんばんと−−−−−運わるく。あいにく。
             えんばんと階段から落ちたんどす。
おおきに−−−−−−ありがとう
 
           おみやげおおきに。
おべんちゃら−−−−御世辞。御愛想。
                 あんたはんおべんちゃら上手やね。

あないに−−−−−−あのように
          
あないに言うたらあかん
いきる−−−−−−−調子に乗る
          
いきったらあかんへ
いーひん−−−−−−居ない
           あのひといーひんへ
おかか−−−−−−−かつおぶし
           うどんにおかかどす
おこた−−−−−−−こたつ

           さぶい時はおこたに限る
おつれ−−−−−−−友達
          
おつれと映画へ行った
いかれこれ−−−−−してやられた
          
あの人にいかれこれや
いてる−−−−−−−居る
          
明日いてる
うっとこ−−−−−−私の家

             うっとこここへ
おいやす−−−−−−いらしゃる

            
明日おいやすか
おじや−−−−−−−雑炊
            
さぶいからおじやにしょう
おます−−−−−−−あります
             お魚おまっせ

あったこう−−−−−暖かく
            
風邪をひいている時はあったこうし
あらへん−−−−−−ない
            
欲しいもんあらへん
おせる−−−−−−−教える
            
あんたはんに料理おせるわ
おあげさん−−−−−油揚げ
           
このおあげさん美味しおすなあ
おこうこ−−−−−−たくあん
            
このおこうこよう漬かってますなあ
かど−−−−−−−−家の外
                   かどで遊び

かにここ−−−−−−わずかな。ぎりぎり。
                   今月の食費、かにここどすねん。
かんにん−−−−−−ごめん
             こないだかんにん
きびしょ−−−−−−急須
            
お茶はきびしょで
ぎょーさん−−−−−沢山
            
お土産ぎょうさん貰ろて
かいらしい−−−−−かわいらしい
          
あのこかいらしいなあ

堪忍しとくれやす−−ごめんなさい
           
此間の事、堪忍しとくれやす
かえこと−−−−−−交換
            
その服かえことしょう
きゃあらへん−−−−来られない
             
明日きゃあらへん
こける−−−−−−−倒れる。転ぶ。
            
石につまずいてこけた
こーてくる−−−−−買ってくる
            
豆腐こーてきて
きにしい−−−−−−神経質な人
            
あてきにしいどす
きーひん−−−−−−来ない 
            
あんたはんうっとこきーひんの
そやけど−−−−−−だけど
            
そやけどあかんと言うたやろ
さがる−−−−−−−南へ行く
             大宮芦山寺さがったら、鉾参通どす

じじむさい−−−−−あか抜けしない様
             そのべべ、しじむさいな
しばく−−−−−−−たたく
             しばいたろか
しんきくさい−−−−じれったい。もどかしい意味
             あんたはんの運転しんきくさいね。

すこい−−−−−−−ずるい。
            
美味しい料理沢山取ってすこい。
せんぐり−−−−−−ひっきりなしに続く様
            この店、せんぐりお客さん入ったはる

さぶいぼ−−−−−−鳥肌
           あれを見てさぶいぼが出た
せわしない−−−−−忙しい
            
年末はせわしない
じぶんどき−−−−−ご飯どき・食事時
           よそのうちじぶんどきいったらあかん
しもとく−−−−−−片づけておく
            
玩具しもとくわなあ
しゅんで−−−−−−染みて
            
この豆腐しゅんで美味しおすなあ
たいがい−−−−−−いいかげんに。おおかた。
             悪いことして、たいがいにしいや。

たんと−−−−−−−沢山
             たんと見てやー
つべたい−−−−−−冷たい
            
氷つべたい
でぼちん−−−−−−でこ、額

             狭いでぼちんやなー

どうえ−−−−−−−どうですか
            
この服にあってる?どうえ。
できひん−−−−−−出来ない
             
わて勉強できひん
どんなこと−−−−−手際の悪い事
            どんなことしてしもて
なんぼ−−−−−−−いくら
          
これなんぼ
ぬくい−−−−−−−あたたかい
          
今日はぬくいなあ
ねぶる−−−−−−−なめる
           指をねぶったらあかん
なきめそ−−−−−−泣き虫
            
あんたはんなきめそやな
はる−−−−−−−−・・・・・なさるという助動詞
           勉強したはる。

べべた・べったこ−−最後、びり
           
マラソンべべた
べべ−−−−−−−−着物
           
そのべべ、なんぼ
へんねし−−−−−−すねる。ひがみ根性。ねたみの意味
          
あの人はすぐにへんねしをおこさはる
ほたえる−−−−−−じゃれる。あばれる。
          
よそのうちで、ほたえたらあかん
ぼやく−−−−−−−くどく小言をいう事

          
あんたはんは、すぐぼやくな。
はげちょろけ−−−−色褪せた様子
          
あんたんの服はげちょろけやな
はしり−−−−−−−台所の流し台
            こんなもんはしりにおいたらあかん
べんちゃら−−−−−お世辞
            
こんなにべんちゃらいいわ
へたばらはった−−−お疲れになった 
           
山登りでへたばらはった

ぼちぼちどす−−−−まあまあです
           
商売ぼちぼちどす 
みとーみ−−−−−−見てみなさい
           
あの人、みとーみ
もっさい−−−−−−野暮ったい

            そのべべもっさい
むしやしない−−−−軽食・間食
           
腹がへったしむしやしないしまひょか
まったり−−−−−−とろりとまろやか
           
その豆腐まったりやなあ
やす−−−−−−−−敬譲語
            ほかしとくりやす。
ややこ−−−−−−−赤ん坊

           
ややこができた
やらこい−−−−−−柔らかい
           
この豆腐やらこい
よーけ−−−−−−−たくさん
            
おかずよーけ作って
らちあかん−−−−−物事が決まらない
      
     あんたはんと喋っててもらちあかん

あがる−−−−−−−北へ行く
            
大宮寺ノ内あがったら、鉾参通どす
あじない−−−−−−おいしくない
          
今日の料理あじない
あほくさい−−−−−馬鹿らしい
           
店閉まっていてあほくさ
いけず−−−−−−−心がねじけてる。意地悪。
          
あんたはんいけずやな。
いっちょうら−−−−かけがいのない最上の一枚の意味
          
わたしの着物はこれがいっちょうらどす。
いらち−−−−−−−せっかちな人。
          
ご飯食べていても、いらちやな。
えずくろしい−−−−胸がむかつくほど不快なこと
           
おおきうなって、えずくろしいね。
おいど−−−−−−−おしり
           
おいど見せんといて
おぶう−−−−−−−お茶。
          
おぶう如何ですか
おやかまっさん−−−やかましく騒いですいませんでした。
          
夜遅くまでおやかまっさんでした。
いかつい−−−−−−いかめしい
          
おおきゅうなっていかついね
いぬ−−−−−−−−帰る
          
いにまっさ
えずく−−−−−−−はく。嘔吐する
          
飲みすぎてえずいた
おくない−−−−−−ください
          
にぬきおくない
おっさん−−−−−−和尚さん
          
法要でおっさんに来てもろた
おまっとーさん−−−お待ちどうさま
          
長いことおまっとーさん
いじましい−−−−−意地きたない
          
あの人はいじましい人やなあ
いらう−−−−−−−さわる
          
汚い物いらわんときや
おいない−−−−−−おいでなさい
           
あしたおいない
おこしやす−−−−−いらしゃいませ
          
うちの店へおこしやす
おっちん−−−−−−座ること
          
そこへおっちんし
おまへん−−−−−−ありません
          
りんごおまへん
あて(わて)−−−−私
          
あてベッピンさんどすか
あんじょう−−−−−うまく・上手に
          
料理はあんじょうつくりや
いかへん−−−−−−行かない
            
あんたはんとこいかへん
おこもはん−−−−−浮浪者
          
橋の下におこもはんがやーはんのやろか
おきばりやす−−−−頑張って下さい
          
仕事おきばりやす
かなんな−−−−−−否定の意味
          
そんな無理なことかなんな
かまへん−−−−−−かまわない
          
あんな事してかまへん
きずつない−−−−−すまない
            
そんなことしてもうてきずつない
きばる−−−−−−−頑張る
            
勉強きばったなあ
から−−−−−−−−体格
          
あんたはんいいからしてるな
かやくごはん−−−−五目御飯
           
ここのかやくごはんおいしいえ
きんの−−−−−−−昨日
           
きんの野球を見に行った
きゃはる−−−−−−来られる
          
今日きゃはる
こそばい−−−−−−くすぐったい
           
脇の下はこそばい
ごっつぉ−−−−−−ご馳走
          
今夜はごっつぉ
きょうび−−−−−−今時・この頃・最近
          
きょうびの人はべっぴんさんがおおすなあ
ごめんやっしゃ−−−失礼します
          
邪魔してごめんやっしゃ
さかいに−−−−−−・・・から。だから
          
よんだはるさかいに、いきまっさ。
しかつい−−−−−−かたぐるしく真面目、しっかりとした
           
あのひとはしかついどすね。
しょーもない−−−−つまらない
          
しょーもない映画やな
しもた−−−−−−−しまった
          
しもた失敗や
しんどい−−−−−−苦しい。疲れている。くたびれた。
          
この急な坂しんどい。
せーだい−−−−−−うんと
          
せーだい使って
そーろと−−−−−−ゆっくりと
          
年やからそーろと歩いて
すかたん−−−−−−見当はずれ
          
ようすかたんいうね
そないに−−−−−−そんなに
          
そないに言わんかて
せっしょうな−−−−かわいそうな・むごい
          
あんたはんてせっしょうなおひとやな
せんど−−−−−−−何度も
          
せんどあかんと言うてんのに
しんどいねん−−−−疲れた
           
走りすぎてしんどいねん
だんない−−−−−−さしつかえない。たいしたことない
          
ご飯残しても、だんないよ。
ちっこい−−−−−−小さい
          
背ちっこいな
ちょか −−−−−− 落ち着きのないさま。
            
あんたはんちょかやな
てんご−−−−−−−悪ふざけ
          
てんごはあかんどすえ
どうどすやろ−−−−どっちつかずの伝え方
          
明日の天気どうどすやろ。
どんくさい−−−−−不器用な・鈍い
          
車の運転どんくさいなあ
つうつう−−−−−−物事が妨げず、進む、運ぶ
          
あんたはんと仕事したらつうつうですわ
にぬき−−−−−−−ゆで卵
          
にぬき作って
ねき−−−−−−−−そば・近く
          
ねきにきんといて
なんぎ−−−−−−−困る。戸惑う。
          
なんぎな話やな
のく−−−−−−−−どく
          
わたしそこのくは
はばかりさん−−−−ご苦労様。御世話様
          
お掃除はばかりさん。
ひやこい−−−−−−冷たい
          
ひやこいお茶
ぺちゃこい−−−−−平たい
          
あんたの胸ぺちゃこい
べったり−−−−−−ずっと。いつもという意味
          
あのふたり、いつもべったりどすね。
ほかす−−−−−−−捨てる。
          
汚いものほかしといて。
ほっこり−−−−−−暖かそうな状態。ふくよかな状態。
          
御風呂に入ったらほっこりどすね。
ばばちい−−−−−−きたない
           
ようばばちいもん持っているな
ぶさいく−−−−−−ぶかっこう
          
その服ぶさいく
ほんに−−−−−−−本当に
          
ほんにいい人やな
べっぴん−−−−−−美人
            
あの人べっぴんさんやね
はんなり−−−−−−上品な
            
そのべべはんなりどすなあ
まどす−−−−−−−弁償する
          
割った茶碗まどします
めっそうな−−−−−とんでもない。どういたしまして。
           
丁重な言葉を貰ろてめっそうな
まむし−−−−−−−うなぎの蒲焼
          
土用の丑はまむしを食べる日どっせ
まんま−−−−−−−ごはん
           
このまんまおいしおすなあ
やくたい−−−−−−無茶、無益の意味
          
やくたいな事いわんとくりゃす
やすけない−−−−−品がない
          
その服、やすけない
ややこし−−−−−−判りにくい。扱いにくい。
            
明日の天気、ややこしおすな
やんか−−−−−−−〜ではないでしょうか。
          
明日、雨やんか
よばれる−−−−−−ごちそうになる
          
今晩、よばれまつさ
やつす−−−−−−−けしょうする。めかす
            やつして何処いかはるの




               

一口メモ

  おこしやすとおいでやすの違い(私の中では下記の通り、理解してます)意味は「いらっしゃいませ」です。

おこしやす−−−遠いところ(わざわざ)から、よく来て下さいました。心を籠めて、いらっしゃいませという意味。
おいでやす−−−対等的にいらっしゃいませという意味


感じやはった事お便りもろたら嬉おす


お知らせ

宮沢賢治の「雨にもマケズ・・・」の京都弁バージョンについてのお知らせ。

毎週土曜日朝に東北七県(青森・秋田・岩手・宮城・新潟・福島)にて、放映されている
「週刊ことばマガジン」の取材があり、平成22年12月11日と18日の二週に亘り、
京都にて取材された京都弁の特集がありました。

18日の土曜日に、当店と宮沢賢治の「雨にもマケズ・・・」の京都弁バージョンが
放映されました。
私としても満足のいかない収録でしたが、このお知らせをご覧頂いて、
東北七県にお住まいの方は、是非、ご覧頂きたいと思っています。






一口メモ−−花街では、幾ら年を取っていても、おじいさん、おばあさんでも、一般の男性は、おにいさん、女性は、おねいさんと呼ばれます。


京都(特に西陣)で伝わる迷信を「京都のよもやばなし」サイトをアップしましたどすえ。
京都弁と合わせて、ごひいきにしておくりやす。

京都のよもやばなし



御注意

当サイトはリンクフリー・文章引用は自由ですが、必ず、御連絡下さい。

必殺仕事人2009のガイドブックに掲載されました手織りマフラーが
織り上がりました。
これから、寒い冬に向かって、軽い・暖かい手織りのオールウールのマフラーは如何でしょうか。

只今、クローズしています。
手織りマフラー



御報告
このサイトを見て、平成17年6月1日、名古屋市立冨士
中学校の生徒さん達が、修学旅行の一環で、方言である
京都弁の勉強に、当店に来て頂きました。

京都市宇多野ユースホステルより依頼を受けて、平成18年
4月29日に、京都弁の講習会を行いました。


平成21年5月に静岡市の城山中学校の皆様が、修学旅行
の一環で、京都弁のの勉強に、当店来られる予定でしたが、
残念ながら、インフルエンザの影響で、中止となりました。

平成21年10月に京都の立命館小学校様より、宮沢賢治の
「雨にも負けず・・・」を京都弁バージョンで音声の録音の
要請があり、お受けし、お渡ししました。

平成22年12月11日に東北放送・週刊ことばマガジンの
年末SPの京都編にて、宮沢賢治の
「雨にも負けず・・・」京都弁バージョンが
放映されました。

当店舗が毎日放送テレビの「ちちんぷいぷい」で紹介されました。一度、覗いて見て下さい。
そして、平成22年4月に阪急百貨店にて、ちちんぷいぷい物産展に出店しました。
西陣織を使った当店オリジナルの和風の小物が沢山御座いました。
店舗へ

手作りでオリジナルの和工芸品を心を込めて作っています。
お時間のある方はどうぞお寄り下さいませ。

本金糸糸枠付き和風携帯ストラップ


浴衣に和風イヤリング

他サイトよりお見えのお客様へ

京都・西陣らしいグッズが見つかるかも

おこしやす
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