シノブの部屋
着生蘭とともに着生シダの「シノブ」も栽培しています。両方を長年にわたって同居させるのは
少し難しい面があります。時折シノブを間引かないと着生蘭は弱ってしまいます。
正面 | 裏側 |
夏向けで涼しげです。シノブとセッコク"紅木田"を付けてあります。
シノブがセッコクの株元を覆うように伸びたら横にそらすか剥がします。
さもないとシノブが覆い尽くしてしまうでしょう。 "紅木田"は透け矢(茎の葉緑体が消える)になりやすく、 裏側には黄色い茎が出ている株もあります。 |
シノブ 正面 | 裏面 |
撮影:2006年6月 ヘゴを組んだ枠にセッコクと同居。春の気温が低かったので、
遅咲きのセッコクの開花が6月にまでずれ込みました。 4月頃葉の展開が始まり、10月頃胞子が熟し、 12月にはすべて落葉します。 |
トキワシノブ 正面(古い葉が少し黄変しています) | 裏面 |
撮影:2006年6月 9月ごろ新しい葉を展開し始め、冬の間も葉を保ちます。
胞子は初夏に熟すようです。匍匐茎は真っ白い綿毛に包まれていますが、
この優しげな姿に騙されてはいけません。常緑です。 |
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トキワシノブは常緑で一年中養分を蓄えられるためか「頑強」。 同居のセッコクなどは簡単に覆い尽くされます。胞子による繁殖力も旺盛で、 近くにある鉢やヘゴなどから次々に生えてきます。 左の写真は上のアップ。かつて栄えていたセッコクの残党がわずかに見えます。 セッコクは高芽で救出し、このヘゴ組みはトキワシノブに気ままに生育させることにしました。 葉質はシノブよりも硬く、葉裏に見える黄色の粒は胞子嚢です。 |
八重シノブ | トキワシノブ |
石化トキワシノブ | 石化トキワシノブ |
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