本田美奈子さん

11月6日の夕方、本田美奈子さんが亡くなったというニュースが流れていた。
正直、びっくりしたし、かなりショックだ。今年の1月頃でしたっけ、急性骨髄
性白血病で緊急入院したという話しを聞いた。とりたてて本田美奈子さんのファ
ンだったというわけではないのですが、 NHK の某番組を見ていたとき、かつて
のアイドルだった人がドボルザークの「家路」を自分の訳で歌っていたのを聞き、
この人はこんな風に変身しているのかとかなりびっくりしてテレビを見た記憶が
あるのです。なぜかその時の歌がとても印象に残っている。
緊急入院をしたというのは、その番組をみたすぐあとのことだったと思います。
夏頃、これも何かの番組でテープで元気な声を流していました。途中、涙でつまっ
ていたけれど、元気になってまた必ず歌うから、そんなメッセージが流れている
のも聞きました。
ご冥福をお祈りいたします。
2005/11/06


たぶん今年最後の月下美人

たぶん、これは今年最後に咲く月下美人だと思います。

8〜9月にかけて、つぼみが3つできたのですが、3つとも咲かずにつぼみのま ま落ちてしまいました。 10年近く月下美人を育ててきて、できたつぼみが咲かなかったのは始めてのこ とでした。10月、またつぼみができました。これが咲くかどうか、毎日、毎日、 ちょっとづつ大きくなるつぼみを見て、咲いてねと話しかけていました。 今日の夕方、明日には咲くのかと思ったのですが、それにしてはふっくらしすぎ てる感じがして、もしやと思い部屋のなかにいれておいたのですが、夜8時を過 ぎたころから、ゆっくりゆっくり花が開き始めたのです!2005/11/02


お初天神通り

大阪梅田にある「お初天神通り」に始めて一人で行った。「お初天神通り」とは、
私がその名前を知っていたくらいだから、やっぱりそれなりゆーめいな場所だろ
うな。でも行ったことはないし、今回は一人で行くはめに。だけど、梅田界隈と
はいえ、ある決まった道筋しか知らないものですから、行き着けるのかなぁと思っ
てしまった。前日に地図を見て研究(オーバーな!)したけれど、実際に阪急電
車を降りると、さて、どっちに行くのかねぇというほど戸惑ってしまったね。
でも、ともあれ梅田OS劇場、もしくは曾根崎警察さえ見つかればなんとかなるさ
と、阪急の中央口からともあれこっちと定めた方角に歩きだす。
うんうん、それほどの方向音痴でもなさそうで、2、3度同じ道を行きつ戻りつ
したけれど、結局、曾根崎警察のピカピカ光る文字を見つけた。その前を通って
歩いていくと、ほどなく、「見慣れた」「お初さん」の顔が見えて、その浄瑠璃
人形の顔の横に「うめだ花月」の文字が見えた。
おお、やった、やった!(笑)けっこういけるじゃんって感じでしたけれど。
まあ、この程度は誰にだってできることだから、どってことない。

だっけど、まあ、そのあたり界隈、食べ物屋さんばっかりで、なんだかすごいね。
それなりぞろぞろ人がいて、妙ににぎやかで、そういう風景からすると、やっぱ
り京都って田舎かもよ(笑)だってちょっとはずれると、もう静かだもん。ああ、
やっぱりオーサカはにぎやかだ、と、しみじみ。。。。
食べ物屋さんばっかりですから、ちょっと早く着き過ぎて、時間をつぶすのに
苦労しました。
ちょいとびっくりは、うめだ花月のちょうど裏側と飲み屋さんの路地に囲まれた
あたりに小学校があったこと。こんな小学校で6年過ごしたら、こてこてのオー
サカ人が育つかもしれん。

お初天神通りというのは、もともとは「すずらん通り」と。いう名前だったそう
な。それから、「曾根崎センター街商店街」になり、その後「お初天神通り」
という名前になったそうだ。

お初天神通り

あそこが「すずらん通り」?!こりゃイメージあいません。
やっぱり「お初天神通り」がいいね。
なかなかおもしろそうな場所だった。次回行ったら、ぜひとも「うめだ花月」に
入って、西村でコーヒー飲んで、ケーキを食べて、それから夕食には串カツ食べ
たいよ。
2005/10/29


白ちゃん復活

昨日10/21 の朝、白猫が家のなかを駆け抜けていった。北側のベランダから入っ
てきて、南側のベランダへ出て、彼女は自分の家に帰っていく。

うちでは白ちゃんと呼んでいるけれど、本当の名前はビアンカちゃんといいます。
この夏、白ちゃんは体調不良で、たまにうちにやってきたけれど、ベランダに置
いてあった段ボールの陰にひっそりと隠れて、ぐったりした様子で眠っていたり、
声をかけても体を動かすのも面倒な様子で、だいじょうぶかと思っていたのです。
飼い主さんにも状況を知らせてはいたのですが、暑い夏の間、白ちゃんは、なん
だか病気をかかえて大変そうでした。

でも、この2、3日、白ちゃんはまた、朝と夕方、我が家を駆け抜けていくよう
になった。うちは白ちゃんの守備範囲にある通り道らしい。日に2度、白ちゃん
がやってくる。ほんとうに駆け抜けていくだけなのですが、白ちゃんが来ないと
どうも寂しいから、白ちゃん、元気になって、よかった。
復活、おめでとう。2005/10/22


黄色いコスモス

夕方に道を歩いていたら、道端に車を止めて花を売っている花屋さんに出会っ た。ふと足を止めて、荷台をのぞきこむと、黄色い花が目に入った。その黄色い 花には「コスモス」という札がついていた。へぇ〜、黄色いコスモスがあるのか、 なんだか不思議だった。コスモスといえば、ピンク系の優しい紫色、そんなイメー ジしかなかったから、黄色いコスモスがなぜか妙に心に止まってしまった。 1束100円とのこと。これ頂こうかなと言うと、花屋さんは、それは今日仕入 れた花なんだけれど、あんまり花がよくなくてと言う。確かに、他の花に比べる と、なんだかちょっと売っている花としたら不満足な面はあるかもしれないなと 思った。けれど、コスモスってそもそもそんな花じゃないかなぁ、どちらかと言 えば雑草に近い花。たとえ売っている花でもそんなに立派な花であるほうがおか しい。 なぜかとても心に止まったので、2束200円で買いました。 花屋さんはあんまりいい花じゃないと言っていたけれど、2束をガラスの花瓶に いれると、なんだか野原の雰囲気があって悪くない。3日たってもかなり元気に 咲いています。 昨日、ちょっと用事があって、柳馬場通蛸薬師のあたりに行った。その道を少し 四条通りに向かって下がったところに和紙屋さんがあるのを覚えていたので、 ちょっと寄り道をした。何か絵の入った葉書きが欲しかったので、店にはいると、 やっぱり一番はじめに目に止まったのは、「コスモス」の絵が入った葉書きだっ た。そのコスモスはピンク色。5枚組のコスモスの絵はがきを買った。 2005/10/18


月下美人のつぼみ


はじめてつぼみを見つけたのは、2005年7月17日でした。
朝、水をやる時にふと見ると、一番下の葉っぱの陰に小さいつぼみが!
毎日ちょっとづつ大きくなり、とうとう植木鉢より下にのびていきました。
次の2つの写真は7月24日。




パンのおしゃべり

某NK 教育テレビの番組で「食彩浪漫」というのがある。ときどき見ています。
今日は作家の小川洋子さんが出ていました。「博士の愛した数式」という本があ
まりにもすばらしくいったいどんな方だろうと思っていました。

最初はご自慢の料理の披露で小川さんのお母さんから受け継いだという「アップ
ルパイ」を作っておられました。それからフランスパンに挑戦された。
家庭で普通のパンを作るならそれほどでもないですが、フランスパンはやっぱり
難しいですけれどね。あんな風にパリパリの皮が作れないですもの。

そういえば、その昔の学生時代、北白川の疎水べりに住んでいた頃、近くに「ド
ンク」があった。いつもパンを焼くいい匂いがしていて、あこがれの店だった。
まあ、バゲットくらいならそれほどの値段でもないですからいつでも買えそうな
ものですが、そこはやっぱり学生の身分ですから、なんぼ近くにあっても「ドン
ク」でパンを買うなんてことはほとんどありませんでしたが。

それでもある日、「ドンク」に行った。店に入ったとたんいままさに焼き上がっ
たばかりのフランスパンがあった。思わずそばによると、パンはパリパリメリメ
リ音をたてていたのです。なぜかものすごくびっくりしました。釜から出したば
かりのフランスパンはぶつぶつおしゃべりをするのだ、その時はじめて知りまし
た。

そして、今日、「食彩浪漫」を見ている時、オーブンから出したばかりのパンは
やっぱりパリパリメリメリ音をたてていました。小川さんは「パンがおしゃべり
しているのよ」と言ってました。
その言葉を聞いて、私もパンのおしゃべりをひさびさに思い出したのでした。

いま、うちの近くには駸々堂があります。
でも残念ながら、この店ではパンのおしゃべりを聞いたことはないです。
2005/07/03



訪問販売といっても

いろんな「訪問販売」の人がくるけれど、今日のは格別(笑)おもわず笑ってし
まった。なんと「焼肉食べにきてください」って。

そのお兄さんは1階の家のチャイムをならし、すぐ出てこなかったので、上の階
にあがったようだ。そこに私が戻ってきて、1階の家のおばさまが玄関の扉を開
けたところではち合わせ。すると、階段を登っていったお兄さんがあわてて降り
てきて、「焼肉食べにきてください!」と。チャイムなって扉をあけたとたんに
「焼肉どうですか」なんて言われたら、まあ、びっくりするわ。

で、私がうちの玄関の鍵をあけていたら、そのお兄さんが、「焼肉食べにきてく
ださいね」と叫ぶ。だっけどさ、お店の名前とどこにある店なのか教えてくれな
かったもんね(笑)

まあ、営業活動も大変だ。だって、そのお兄さん、スーツ着て、鞄さげていたも
んね。新人かなぁ。声には出さなかったけれど、仕事がんばってねと思わず、そ
んなこと思ってしまったよ。2005/06/14


何考えてんだか、迷惑メール

迷惑メールのたぐい、いまさらという話題でしかないですが、まあ、あきもせず
毎日よく届きますね。かつては怪しいメールははじくようにもしていたけれど、
私のLinux 入れ替えも激しくて、なかなか手がまわらず、まあ、windows とは違っ
てウイルス被害は受けにくい環境ですから、まあ、しょうことなく受け取って
trash ボックスにポイポイで、定期的に一括削除でも、まあ、別に不便なことは
ないですが。とはいえ数が半端じゃないですから、ときどき、いいかげんにして
よね〜って感じにはなりますけれど。

で、最近、妙に目につく変なメールがあった。
差し出人の名前が「井川りかこ」。アダルトさんや何やかやその手のたぐいのお
誘いメールらしいのですが、このメールが妙な「ストーリーを語ってる」ような
感じなので、何考えてるんだろうなぁとつらつら思ってました。
ところが、どこの検索エンジンでもよろしいけれど「井川りかこ」という名前を
キーワードにしてみると、あらあら、まあまあ(笑)この手の世界では超有名な
メールではありませんか。笑ってしまった。

ピックアップされるページどこでもいいのですが、ちょっと覗いてみてください
ませ。
井川りかこのメールについてのページ一例

「井川りかこ」からのメールは、通常は7通、まれに10通とかになるそうな。

私のところには7通届いたようです(ようです、というのは、数確認したわけじゃ
ないから)

それにしてもまあ、まあ、こんなストーリー性のあるメールを「企画」して、不
特定多数に定期的に発信して、いったいどれくらいの効果があるものなのでしょ
うね。でもさ、あちこちでけっこう話題にはなっちゃってるから、この手のこと
を考えた人はどこかでほくそえんでるのかなぁ。

でもさ、はっきりいってとっても迷惑だし、「迷惑メール」はやっぱりやめて欲
しいですね、ってこんなところで言っても何の効果もないか。



河原町丸太町の古本屋

むかし、京都には古本屋さんがほんとうにたくさんあった。店がまえはそれほど
大きくはない個人商店の古本屋さんがたくさんあって、学生時代はけっこうあち
こちの古本屋さんをのぞきこんだものでしたが。
河原町丸太町通りを東に向かうとところどころに古本屋さんがあったのですが、
近頃はあまり見かけなくなってしまった。

さて、河原町丸太町通りあたり、河原町の西に1軒、河原町丸太町東のほうに
2軒の古本屋が残っています。ここで「残っています」という表現をしないとい
けないのはものすごく悲しいですね。うち1軒は5月末で店終いなのだそうです。
なんだか気になっていて、やっとこの3軒の店のあたりに行くことができました。

その店終い予定の店は、私がいった時、入口には鍵がかかってました。ほんとに
残念だったので、ガラス戸の向こう側をいっしょうけんめいのぞきこんでしまい
ましたが。店の中をみられないと思うと、なんだか「いい本」があるんじゃない
かと思えてきて、しつこく店のなかをのぞきこんでしまいましたが。でもあきら
めて、もう1軒の本屋に入りました。なんかねぇ、欲しいなと思うものはやっぱ
りあるわけで、いろいろ(笑)

小さな店だけれど、1冊1冊に目をやると、なんだか次々「本」が訴えてきて
ねぇ(笑)30分ほどゆっくりながめていたのですが、ふと気がつくと、帳場に
おじいちゃんが座っていて、ほとんど微動だにしない。じっと座っている。
私はゆっくり本ながめていたのですが、一通り本棚を見せて頂き、店を出るとき、
おもわずおじいちゃんの顔を見て、「(本を見せて頂き)ありがとうございまし
た!」と声かけてしまいましたねぇ。
別におじいちゃんからは返事はなかったけれど、でも、ほんとにお礼が言いたく
なるような、そんな感じの座り方だったなぁ。
ほんとは聞きたかったんだ、「昭和初期の児童書の翻訳書を探してるんですが」っ
て。

「誰が本を殺すのか」というような本が出てますが、「誰が古本屋を殺すのか」
と言いたくなるような心境になってしまった。ここには「宝」があるなんて思
うのは、もう古いのかなぁ。埃は「誇り」に通じそうな気がしたけれど、こう
いう店が年々ほんとになくなってしまうのは、文化の衰退だよ、ほんまに。



「小公女」の「パン」

少し気になることがあって「小公女」を読みはじめました。最近は「小公女」と
いうタイトルよりも「小公女セーラ」というほうが通りはよいかもしれませんが。
以前にも「小公女」に「甘パン」が出てきて、それが記憶に残っていてという話
しを少し書いているのですが。
クロスパン(バンズ)

今回「小公女」を読みはじめたのはこの部分とは関係のないことを調べたかった
ので読みはじめたのですが、なぜか、またまた「hot buns」のくだりで止まって
しまった。私はよほど「小公女」のなかのこの場面が気になるらしい。
ずっと小さい頃、小公女のセーラは11才か12才なのですが、たぶん、私もほ
とんど同じ年齢の頃にこの物語を初めて読んだのだと思います。その時、読んだ
本は***絶対****「甘食」と訳してあった!私はそう記憶しているのですが、ほ
んとうに「甘食」と訳してあったのかどうか、いまになると自信はない。そこが
なんだかいつもちょっぴり気になっているのですが。

ところが!「小公女」についてどんなページがあるか、あれこれ探していたら、
小公女の甘食
こんなページが見つかりました。
このページには「その小公女の甘食」と書いてあるではありませんか。
ああ、やっぱり「甘食」と訳されていた本が絶対あったんだと思います。
このページで作っている「甘食」は、ホットケーキミックスを主材料にして、さ
らに砂糖やミルクがはいり、レモン風味の味つけのもので、パンというよりは、
マフィンというのか、甘めのカップケーキという感じですね。

私が思っている「甘食」とはちょっと違うのではありますが、少なくとも、
セーラが街角で拾ったお金で、1つ1ペンスの値段のパンを「甘食」と訳してい
た本があったということはいえると思います。

では「甘食」とはいったいどんなものなのか?
これまた実はいろいろ諸説はあるようで、誰もが知ってる、食べたことがあると
いうわけのものでもなさそうです。
「甘食」はいったいどこに?

続・「甘食」はいったいどこに?

このページの「ついにその姿を発見」のところに「甘食」の写真があります。
うん!これこれ、私が思っている「甘食」というのは、確かにこれ。
噴火してるような山形でてっぺんがちょっと割れていて、そこにピーナッツかな
んかナッツがついているもの。味は?固いカステラというかクッキーみたいな
ボーロというののか、ポロポロしていて食べる時、食べくずがこぼれて困るって
やつね。おまけに飲みものがないとちょっと食べきれないかも。
決しておいしいものというわけでもないとは思うのですが、なんだか妙に記憶に
あるお菓子。うちの近くでは今でもちゃんと売っていると思う。ただ最近では姿
は見ても、買ったことはないのだけれど。だって食べきれないと思うし。

こんなパンはたぶん日本独特の焼き菓子パンで、日本にしかないでしょうから、
hot buns はやっぱり「焼きたてのパン」で、たぶん丸く丸めて焼いたいわゆる
バンズというパンでしょうから、「甘食」という日本語訳は時代を感じるなぁ。

「小公女」を読むとなぜか私がひっかかってしまう「甘パン」の話、なぜ、その
パンがどんなパンかを知りたいのか、そのわけをちょっと探ってみなくては!

追加ですが。
小公女セーラに出てくる「1個1ペンス」のパンは、
小公女セーラ・ぶどうパン
こちらのページでは「ぶどうパン」。

でも、この方のページでも、
##子供の時に初めて読んだ本では「ぶどうパン」ではなく「甘パン」でした
と書かれておられますから、やはりこのくだり「甘パン」とか「甘食」などとい
う訳になっていた本がやっぱりあったのでしょうね。

さて、セーラのパンは?!?
どうやら「レーズンバンズ」ではないでしょうか。

And then, if you will believe me, she looked straight at the
shop directly facing her.  And it was a baker's shop, and a
cheerful, stout, motherly woman with rosy cheeks was putting into
the window a tray of delicious newly baked hot buns, fresh from
the oven--large, plump, shiny buns, with currants in them.
原文は、

The Project Gutenberg Etext of A Little Princess
by Frances Hodgson Burnett

Burnett, Frances Hodgson. A Little Princess
Electronic Text Center, University of Virginia Library

2つを比較したところ、このあたりは同じでした。


「夜ふけのなわとび」

夜ふけのなわとび  林真理子 文芸春秋 ISBN4-16-366740-7

文芸春秋の5月号をながめていたら、林真理子さんの「夜ふけのなわとび」の広
告が目に入ってしまって、なぜか思わず本屋に行ってしまった。

週刊誌なんていままではほとんど読んだことがなかった。せいぜい歯医者の待合
室だとか、そういう週刊誌がおいてあるところでパラパラとページをめくるくら
いだったのに、最近なぜか週刊誌を買ったりするようになってしまった。なんで
だろ?なぜか理由は不明ではありますが、安直に近頃の世相についてパラパラと
読むことができる、それはそれで得るところはありますもんね。「雅子さま」関
連とか、「イラク人質事件」とか、そういう出来事が週刊誌を買うきっかけには
なったかもしれないなぁ。

で、買うならまずは「週刊文春」、それがない時は「週刊新潮」あたり。適度に
買うようになると、ここは読むという部分が出てくるから、まあ、当然といえば
当然かもしれないけれど。
林真理子さん、土屋教授のページ、それから、鹿島茂さんあたりは私の好きな
連載ものかもしれません。

「夜ふけのなわとび」は週刊文春に連載のものですが、週刊文春2003年11月6日から
2004年12月2日号の分までをまとめたもの。
いままでの林真理子さんのエッセイはかなり時間がたってから読んでいたので、
「同時進行」的な動きはあまり感じなかったのですが、今回の「夜ふけのなわと
び」は昨年のあれこれが並んでいますから、自分の生活と重ねあう時間があって、
なぜかしみじみしてしまったのだ。2005/04/20

その他林真理子さん関連
ハヤシマリコさん

ウランバートルの蝶々夫人」



「ゴッホ殺人事件」

ゴッホ殺人事件  高橋克彦 上下 講談社文庫

ひさびさに「殺人事件」本を買ってしまった。ほんとにひさびさだね。ここのと
ころ「現実」のほうがサスペンス、毎日のようにどこかで「殺人事件」のニュー
スがある世の中だ。そんな世の中の動きを見ていたら、「殺人事件」というタイ
トルがついた本を買う気分が失せてしまっていた。たとえ「殺人事件」というタ
イトルがついていても、やっぱりそれが「文学」であることを望みたいし、あく
までも楽しみとしての読書でありたいですもんね。
高橋克彦の本、ずっと以前に「写楽殺人事件」を読み、これはおもしろいと思っ
た。でも、それ以降この方の本を読むことがなくて、ほんとうにひさびさに本屋
の店頭で「ゴッホ殺人事件」を見て、思わず買ってしまった。「ゴッホ」に惹か
れたのか、高橋克彦を読んでみようと思ったのか、たぶん、その両方だろうけれ
ど。
私もずっとむかしに「ひまわり」の絵を模写したことがある。その絵はいまでも
持っていて、けっこう気に入っていますけれど。
「ゴッホ殺人事件」、まあ、推理小説ですから、中身については書かないけれど、
ひさびさにおもしろい本でした。
2004/04/19


商店街

「まかふしぎ・猫の犬」出久根達郎 ISBN4-309-01696-0

出久根達郎さんの「まかふしぎ・猫の犬」のなかに「町が消える」という短い文
章があった。町が消える、私もここ数年とっても気になっていたことだ。うちの
近くにも小規模な「商店街」がいくつか「ある」、あるけれど「あった」と書か
なくてはいけないかもしれない状況の町もある。店が軒をつらねていても、商品
が心なしか少なくなり、商店街特有の活気が消え、総じてどこの商店街も寂しい
のだ。だいたい人が町のなかをあまり歩いていない。

むかしからの商店街での買い物はやはり歩くのが一番でしょうね。あちこちの店
をのぞきながら、八百屋で野菜を買い、魚屋で魚を買う。
う〜ん、そんな買い物方法は私もひさしくやってないなぁ。スーパーマーケット
で一通り必要な買い物をしてしまう。こうなると一軒一軒店を覗くというような
買い物方法をしなくなってしまいますものね。
それでもまだまだ京都は個人商店ががんばってると思う。豆腐屋さんや和菓子屋
さん、果物屋さん、「町」は歩いてこそのものかも。。。


春の雪?

ふと窓の向こう側、白いものがぼうっと見える。雪?まさか!ああ、そうそう、
毎年この季節になると、ベランダの向こう側に「こぶし」の花が咲くのです。気
がつかないうちにいつのまにか「こぶし」の花は8分咲きくらい咲き揃っていま
した。4月のはじめは桜に気をとられ、そんなところに白い花が咲く木があるこ
となどいつもすっかり忘れているのです。ある日突然のように「雪?」と思う。
まだ寒いから雪が降ってもおかしくはないだろうけれど、やはり寒いとはいえ雪
が降るほどには寒くはないから、毎年毎年「こぶし」の花には驚かされるのです。

今年の冬も寒かった。けれど、どんなに寒くても4月、小学校の入学式がある頃
になると桜が咲く。不思議なほどぴったり「その日」には桜が咲く。

今年は京福嵐電の「桜のトンネル」を夜に見に行きました。これまでに何回か昼
には電車で桜のトンネルの下を通ったことがあったけれど、ぜひぜひライトアッ
プされた夜の桜のトンネルが見たかったので、4月7日の夜に等持院から乗車し
て桜見物。高雄から鳴滝あたり、わずか50メートルほどの桜のトンネルですが、
電車はこの区間だけ社内灯を消しての徐行運転で、不思議の世界に引き込まれそ
うな幻想的な風景を見ることができました。

京都御所の桜も穴場的ですが、とてもきれいです。御所の北側、今出川通りに近
いほうの御苑内公園のあたり、ほとんどがしだれ桜ですから、豪華でとてもすば
らしい桜を見ることができるのです。

今日(12日)は、朝から雨。春らしい暖かな雨ですが、なぜか今日の私には、
気持ちが沈むような雨でしたけれど。2005/04/12



私がいま一番行きたいところ

私がいま一番行きたいところ




これはずっと前に私が切り絵で作ったミカエルさま






パソコン通信 nifty

こんなニュースを目にしました。

nifty 
www.nifty.com
----------------
 ニフティ株式会社は、1987年4月から運営してきた「ワープロ・パソコン通信」
サービスを順次縮小し、2006年3月31日(金)をもって終了します。
これまで「ワープロ・パソコン通信」サービスをご利用くださいまして誠にありが
とうございました。
----------------
「パソコン通信」は現在でも2万人くらいのユーザさんがいるそうですが

私は1992年頃からだったでしょうか(はっきりは記憶がないのですが)、
niftyserve の会員でした。2年くらい前にもうほとんど利用しなくなったので、
nifty の契約は解除してしまいましたが。
その昔「パソコン通信」といったら、草の根の小さな BBS の会員になると同時
に、1つは大手の商用ネットの会員になったものです。
nifty の会議室で Linux について教えて頂きました。funix や flinux には常
時出入りしていましたし、そこでいろんな人たちと出会い、実にいろんなことを
教えて頂いたものです。
それもいつしか過去の懐かしい思い出になり、そしてとうとう来年には終了との
こと。時代の流れを感じざるを得ませんが、「通信」という世界で果たしてきた
役割りはほんとうに大きかったと思います。


My Essay の目次へ戻る。
Faith の目次へ戻る。

back to Home Page
日本語[Japanese]
[English]