(もう一度、はじめにちょっとだけ)
これは私の私的な Linux メモです。「ともあれ動かす」「使ってみる」そのような姿勢で Linux を使いはじめた私の日記。だから、至らないことは本当にたくさんあると思います。動いてはいるけれど、本当はこうした方がいいということもあるだろうと思っています。ですからこの日記は Linux の設定方法について書かれたものではないということ、はじめにお断りしておきますね。いつまでも初心者であることはよくないですが、間違いや勘違いをしながらも、「学びつつ」 Linux を使うことはとても楽しい、そんな気持ちでメモしたものです。
Linux 日記 No.1
Linux 日記 No.2
Linux 日記 No.3
いま見ているのが Linux 日記 No.4 です。
Linux 日記 No.5
Linux 日記 No.6
JF に登録されている HOWTO の翻訳(by Chie Nakatani)リスト
Contents
sgmlを勉強しよう
XPaint
スキャナーを使おうXVScan
linuxdoc-sgml-1.5 を入れました。
ただいま準備中
jlinuxdoc-sgml
XPaint
UNIX USER 1997年3月号で Xpaint についての記事を読みました。
現在インストールされているのは、Xpaint 2.1.1 、雑誌で紹介しているのに比べてほんのすこしツールが違う。紹介されているものにはエアブラシも少し種類が多いようだし、「グラデーション」や「にじみ、ぼかし」などがある。読んでいたらとても欲しくなったので、さっそく最新のものを頂いてきました。 UNIX USER での紹介は BSD 用でしたが、
XPaint96
http://www.danbbs.dk/~torsten/xpaint/index.html
XPaint 2.4.8 を頂いてきました。
TIFF,JPEG,PNG のためには別に以下のライブラリが必要ですが、
The TIFF/JPEG/PNG libraries can be downloaded from
ftp://ftp.uu.net/graphics/{tiff,jpeg,png}. libpng requires zlib, which is also
in the png subdirectory.
デフォルトでは GIF PPM XBM XWD のフォーマットが使える。
ファイルフォーマットの加工なら XV でもいけるので、
Local.config ファイルのなか、 TIFF/JPEG/PNG この3種類のファイルについて
undef に書きかえて make しました。
XPaint 2.4.8 ではツールの種類が増えているのと、ツールボックスの右クリッ
クでの種類も増えいて、ちょっと楽しみです。
絵/なかたにちえ
XVScan を購入
スキャナーは Hewlett Packard ScanJet4C を購入しました。それなりに高価なものでもありますからいろいろ迷ったのですが、メインは Linux で使用したいので、HP を選びました。とりあえず Windows95 で使用していました。スキャン速度はかなり早いのではないかと思います。写真からの画像ファイル作成はそこそこ満足できるし、 OCR は文字認識率がもう少し高ければとは思いますが、まずは満足です。
Linux で Hewlett Packard のスキャナーを使うために XVScan を購入しました。
ライセンスは「$50」だったのですが、私の問い合わせメールに対して返事が遅れたという理由で、サービスということで、私は$40 で購入出来ました。ラッキー!
購入は e-mail で申し込みをし、パッケージは ftp で受け取ることにしました。ライセンスは郵送で(これがなかなか素敵な書類ですね)、その後 e-mail で私用に用意されたレジストファイルを ftp でロードしました。Linux の商用ソフトとしては初めて使ったものになりますが、メールでの問い合わせ等にもとても親切に対応してくださいました。わからないことやトラブルがあればいつでもどうぞという具合でした。
XVScan 購入先
tummy.com, ltd. Home Page
mailing-list
NEW NEWS: We now have an XVScan mailing list set up. You can subscribe
to it by sending e-mail to with the word
"subscribe" in the body or subject of the message. We will be using it
for announcements of new versions and patches, as well as for discussion
among users.
(1)HP 用 Linux Scanner ドライバ
http://www.tummy.com にある Linux Scanner Installation マニュアルに従って行いました。
SCSI デバイスはすでにインストール済みであることをまずは確認
chie:~$ ls -l /dev/sg*
crw------- 1 root root 21, 0 Jul 19 1994 /dev/sga
crw------- 1 root root 21, 1 Jul 19 1994 /dev/sgb
crw------- 1 root root 21, 2 Jul 19 1994 /dev/sgc
crw------- 1 root root 21, 3 Jul 19 1994 /dev/sgd
crw------- 1 root root 21, 4 Jul 19 1994 /dev/sge
crw------- 1 root root 21, 5 Jul 19 1994 /dev/sgf
crw------- 1 root root 21, 6 Jul 19 1994 /dev/sgg
crw------- 1 root root 21, 7 Jul 19 1994 /dev/sgh
mknod コマンドで scanjet ドライバを作成
chie:/home/jeanne# mknod /dev/scanjet c 21 2
chie:/home/jeanne# ls -l /dev/scan*
確認
crw-r--r-- 1 root root 21, 2 Feb 8 22:20 /dev/scanjet
所属グループを決める。
chie:/home/jeanne# chgrp floppy /dev/scanjet
chie:/home/jeanne# chmod 660 /dev/scanjet
/dev/scanjet の確認
chie:/home/jeanne# ls -l /dev/scanjet
crw-rw---- 1 root floppy 21, 2 Feb 8 22:20 /dev/scanjet
ただし、私の場合、スキャナーサポートは kernel の make config 時に、モジュール機能を使うように設定していたので、
/sbin/modprobe sg.o
とりあえずは手動でロードしました。
chie:~/hp/nurs$ /sbin/lsmod
Module: #pages: Used by:
sg 1 0
ppp 5 0
slip 2 0
slhc 2 [ppp slip] 0
lp 2 0
(2)XVScan-1.40 のsetup
インストールマニュアルはもちろんパッケージに添付されていますが、以下のところでも見ることができます。
The XVScan docs in HTML (http://www.tummy.com/xvscan).
(とてもわかりやすいマニュアルです)
XVScan Getting Started
Written by Sean Reifschneider
Version 1.24 April 21 1996 (c) Copyright 1995, 1996 Sean Reifschneider.
-rw-r--r-- 1 jeanne users 2744320 Feb 8 15:02 xvscan-1.40-bin.tar
-rw-r--r-- 1 jeanne users 2711960 Feb 8 15:35 xvscan-1.40-src.tar.gz
xvscan-1.40-bin のインストール
インストール作業は INSTALL-xvscan を実行するだけです。
いくつか質問されますが、特別なことがない限りはデフォルトで十分。
以下のような設定になりました。
*******************************************************************
Binary Files:
Destination directory: /usr/local/bin
User ID to install as: bin
Group ID to install as: bin
Permissions to install as: 775
Man Pages:
Destination directory: /usr/local/man/man1
User ID to install as: bin
Group ID to install as: bin
Permissions to install as: 664
Install XVScan only: n
Are these settings correct [Y/n/q]? y
Installing binary files:
-rwxrwxr-x 1 bin bin 1354258 Feb 9 13:29 /usr/local/bin/xvscan
-rwxrwxr-x 1 bin bin 36557 Feb 9 13:29 /usr/local/bin/sjscan
-rwxrwxr-x 1 bin bin 10263 Feb 9 13:29 /usr/local/bin/bggen
-rwxrwxr-x 1 bin bin 16072 Feb 9 13:29 /usr/local/bin/vdcomp
-rwxrwxr-x 1 bin bin 10194 Feb 9 13:29 /usr/local/bin/xcmap
-rwxrwxr-x 1 bin bin 5924 Feb 9 13:29 /usr/local/bin/xvpictoppm
Installing man pages:
-rw-rw-r-- 1 bin bin 7667 Feb 9 13:29 /usr/local/man/man1/sjscan.1
***********************************************************************
Creating /dev/scanjet file...
*** Device file does NOT exist
Changed permissions on /dev/scanjet to:
crw-rw---- 1 root floppy 21, 2 Feb 8 22:20 /dev/scanjet
Install complete. Thank you for the purchase of XVScan.
If you have problems, you can contact us via e-mail at xvscan@tummy.com
chie:/home/jeanne/xvscan-license/xvscan-1.40-bin#
----------------------------
ここで
*** Device file does NOT exist
このような表示が出るのは、私の場合、スキャナーに関してモジュール機能を使用していたので、
/sbin/modprobe sg.o
このようにすれば手動で組み込むことができます。
自動的にロードされるようにしてないわけですから、あらかじめモジュールをロードしてからインストールすればいいわけです。
ということで再インストールをしてみました。
Creating /dev/scanjet file...
This ScanJet device file already exists... not created
/dev/scanjet: Vendor: 'HP' Product: 'C2520A' Type: 3 (Scanner)
/dev/sga: Vendor: 'QUANTUM' Product: 'FIREBALL1280S' Type: 0
/dev/sgb: Vendor: 'IBM' Product: 'DORS-32160' Type: 0
/dev/sgc: Vendor: 'HP' Product: 'C2520A' Type: 3 (Scanner)
/dev/sgd: Vendor: 'PLEXTOR' Product: 'CD-ROM PX-8XCS' Type: 5
*** Device file does exist
Changed permissions on /dev/scanjet to:
crw-rw---- 1 root floppy 21, 2 Feb 8 22:20 /dev/scanjet
*** Device file does exist
この状態で XVScan を使用することができます。
ついでに Permission は以下(2)のように変更しておきました。
chie:/dev$ ls -l scan*
(1)crw-rw---- 1 root floppy 21, 2 Feb 8 22:20 scanjet
chie:/dev# ls -l scan*
(2)crw-rw-rw- 1 root floppy 21, 2 Feb 8 22:20 scanjet
以上で xvscan のインストールは終了。
xv の [windows] に [Scanner] という項目が追加されました。
xvscan
このコマンドだけで xv が起動し、あとはクリックひとつで ScanJet4C を使うことができました。
画像ファイルに関してはまずまずですが、作成した画像ファイルを加工するためにはやはり専用のアプリケーションがあった方がよさそうです。
これはまた何かいいものを見つけましょう。それからモジュールは kerneld を使って、オートでロードするようにした方がいいですね。
XVScan で試した写真です。この猫の名前はビアンカ。左右の目の色がブルーと黄色。トルコバンという種類の猫。1軒おいて隣の家の猫で、うちの猫ではありません。なぜか1日のほとんど半分以上はうちにいます。
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