Linux Diary No.1





Linux 日記 No.2
Linux 日記 No.3
Linux 日記 No.4
Linux 日記 No.5



  • 始まりは
  • kermitで通信
  • キーボードの話
  • メール設定あれこれ
  • set serial
  • kernelのmake config
  • applicationいろいろ
  • Wineに挑戦

    My Challenge Note for LinuxLinux 私のチャレンジノートPAP接続の設定等に関するチャレンジノートへもどうぞ。



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    Linuxという楽しそうなものがあることを知ったのは、1995年の4月頃 でした。5月に入って「Linux入門」を購入し、インストールしました。 インストールそのものはそれほど大きな問題はありませんでした。
    とはいえ、その都度解決しなければいけないいろんな問題にぶつかった のも確か。過ぎてしまえば、何に苦労したのかすらあまり覚えてはいま せんが、Linuxの世界に足を踏み入れてから、私はいい「先輩」に恵まれ、 いろいろ教えていただく機会に恵まれています。

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    私のLinuxにやっとdicが入りました。何はともあれ「辞書が使いたい」。 ftpにも慣れたところでdicをインストール。英語の辞書等が使えるようになり ました。
    それからjnetscape2.0β が入りました。
    netscape でやっと日本語表示が可能になって、 その結果Mosaicを使う機会が減ったようです。

    私、makeしたい(笑)。今はまだまだこんなことが楽しみです。とはいえ、 makeするのもそれぞれちょっとづつ違う。戸惑いながらも、画面にはnekoや onekoちゃんがいて、通信ソフトにはkermitも入りました。
    ちょっとづつ、はい、ちょっとづつなのですが、Linuxを使える範囲が増え ていきそうです。
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    これからしばらくは通信ソフトkermit の環境を整えること、それから、 そうそうsendmail.cfの設定をしなくてはちょっと不便です。少し前までは もう1回インストールやり直してもいいやと思ったりもしていたのですが ちょっとづつ「私のLinux」になっていくと、そうそう簡単には今の環境が つぶせなくなる。そこがちょっぴり難しい。

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    なかたに ちえ
    こんな姿の写真なんてめったにないから、貴重ね
    このパソコンは私のパソコンではありません。

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    ●kermitで通信


    kermit-189.tgz
    BBS-access.tar.gz
    上2つをftpで頂きました。
    kermit189はLinux版になります。
    ともあれファイルの中身を確認して、さらさらと解凍はできるから、 それなりの進歩かな。

    kermitをインストール後、stkに挑戦。
    stk.elをstc.docを見ながら、自分用に修正後、mule で byte-compile-file。 makeやmake installがまだまだ楽しい時期だけに、こういことは初めてのこと なのですが、出来ると単純にうれしい。
    stk.elからbyte-compile-fileで出来たstk.elcを/usr/local/mule/lispにコピー。 あとでこういうものは、自分のHome Directoryにおいた方がいいよとは言われ たのですが、ともあれ、docの通り、素直にやってみることにしました。
    (load-library "stk")
    この1行を ~/.emacs に追加する。

    muleの画面の中から、M-x kermit と入力すると、さっとkermit が立上り、 さらにM-x connect-to-nifty ですぐにniftyに接続することができた。

    接続とオンライン書き込みが出来る、と、ここまでは快調だったのですが、 テキストファイルの送信が出来るようになるまでに結構時間を食ってしま った。オンラインの状態のまま、C-x i で送りたいファイルを読み込んで も、送ることができない。

    あれこれの試行錯誤だったのですが、結局はniftyのfunixで助けて頂きま した。ところが、これでいけそうと思ったのに、教えて頂いた文面通りに 動かすことができない。また少々tryal & error を繰り返し、

    M-x chat でchatモードにしたあと、
    そのバッファのなかに、必要なファイルを取り込みC-x i、
    必要部分をctrl+@ でマークし、 (他のバッファーから必要部分をコピーしてくるなら、 C-w 後、C-y)
    それからC-c w でkermitに送る。

    という方法でテキストファイルの送信ができました。

    ちょっと時間は食ってしまったのですが、収穫はmuleのキー操作をいろいろ 覚えることができたこと、かな。少々複雑といえば複雑、でも、私の手はか なりmule手になってしまったようです。

    そうそう、忘れないようにkermit+stkを使った時の終了キーをメモしておき ます。いきなり終了すると、LCK..modemが残ってしまいますから。

    C-c,C-c キーを使い、必ずHangup後、kermitのプロンプトから q で終了する こと。stkを使ってないなら、delete+h を使って終了すること。

    glogというEmacs:muleで使えるログビュアーがありました。


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    ●キーボード

    とうとう101キーボードを購入しました。
    これまでは106キーボードを、それもなんとキーパッチなしで 101キーボードとして使うというなんともややこしい使い方を していた。何がややこしいと言って、特に外周りの記号キーが キートップに表示されたものとほとんど違うという状態。
    ま、それもいつしか自然に手が動き、キートップに文字があろう がなかろうが、その点に関してはそれほどの問題はなかったので すが、muleに慣れてくるにつれ、106ではスペースバーが小さ いのがとても入力しにくい状況になってきたので、 とうとう101を購入。
    という具合で、だんだんLinux化してくるのでした。


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    ●メールの送信と受信

    念願のメールの送信と受信がようやくLinux から可能になった。
    本当なら何はともあれメールから設定したいところだったので すが、sendmail.cf というメールに関する設定ファイルになぜ か手を出すことができず、メールに関してだけはWIN-OS2 で winbif を使っていました。けれど、これではやはり2度手間。 なんとかしなくてはという思いもつのり、やっとメールの設定 をはじめました。

    JFにはCFというsendmail.cfを簡単に設定できるパッケージ CF-3.3Wb7があることがわかり、それを使う。
    「簡単に」にとはいえ、最初はいったいどうしたらいいの?とい つものように、戸惑いからのはじまりだった。

    そもそも今回sendmailの設定にやたらに時間がかかってしまった ひとつの原因は、ローカルユーザーのID と、 kyoto-inet.or.jpのIDの名前が違っていることだった。

    ローカルユーザーには chie を使い、
    kyoto-inet.or.jp のID は、jeanne
    このままの状態ではメールヘッダーがchie@mbox.kyoto-inet.or.jpと 表示されてしまい、インターネットの正しいID にはならない。
    しかもこの状態で、jeanne@mbox.kyoto-inet.or.jp宛に届いたメール を受け取りたいというのですから、なんとも複雑な状況に陥ってしま った。結局のところ、私のマシンに jeanne というローカルユーザー を登録してしまうのが一番早いということに気づいて、メールヘッダ ーに関してはあと2、3の変更で正しく表示することができるように なった。
    (設定についてはLinuxnoteをどうぞ)My Challenge Note for Linux
    この間、1週間ほどsendmailについてあれこれ調べることになってし まい、いつものことながら、それはそれで収穫あり。

    以下のコマンドでpopサーバーに接続可能になることがわかり、ようや くメールの送信受信が可能になりました。
    $popclient -3 -p PW -u jeanne mbox.kyoto-inet.or.jp

    いつものことながら、こういう部分をこのようにし、こうすれば自分が やりたいことができるのだと分かってしまえば、この日記に書いている ようにいとも簡単にしか書くことができない。けれど。。。実は。。。 やっぱりいろいろあれこれのtrial and errorでした。
    でも、そういう経験を持っただけ、多少の進歩はあったと自分でなぐさ めております。

    メールの設定についておつき合いくださいましてありがとう。
    ec.tmit.ac.jp のこやまさん
    kyoto-inet.or.jpのArakawaさんに感謝、ありがとう。

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    12月4日、京都大学電気総合館でのLinuxさんの講演会と その後の歓迎会に参加しました。
    講演会記録とLinusさんの滞在写真集Linus Torvalds さん来日
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    ●setserialとモデムデバイス

    増設ポートcom4の設定についてはMy Challenge Note for Linuxをどうぞ。
    com2とcom4と2つのシリアルポートが使用可能であったのに、 com4の設定にまでなかなか行けず、ずっとcom2のポートについ ているSatisFaxtion400で通信をしていました。ところがこの com2のポートはちゃんと設定がされてない状態で使用していた ものですから、どうやら気まぐれで、時々死んでしまい、モデ ムへのアクセスができなくなってしまう。それでもWarpの方か らモデムを使ってやれば回復するというなんとも不便な状態の ままだったのですが、ようやく、com4のポートから SportStar28800のモデムがちゃんと使える状態になった。
    どうやら内蔵のSatisFaxtion400はLinuxとはあまり相性はよく ないようです。com4 が使えるようになったら、またすねている ようですが、ま、どちらか一方が確実に動いてくれれば、今の ところは問題ない。

    ということで、様々な基本設定もまわり道をしながらも、なん とか整っていきます。やっと「Linuxを使う」という実感が湧 いてきているところです。

    Winつぶしなさい!いままで数回こんなお言葉を頂きました(笑)。
    けれど、Linuxの環境が整っていくということは、そういうこと ですから、うれしいような悲しいような。

    はい、今、机の下では「Windows95」のパッケージが放り出され たままで、寂しそうにしてる、、、カナ。


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    ●Netscapeのバージョンアップ


    netscape.comからnetscape 20b3 をロードしました。
    なんと、約1時間もかかってしまったか。
    早速Home Directoryに置いてみた。ひとつ前のβ版は、URLがうまくいかな かったのですが、今度はちゃんと動く。これでやっとnetscapeの日本語版 が使えるようになりました。


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    ●kernelの make config


    linuxをインストールしてから、8カ月。そろそろ1年ですね。いつまでも UNIX noviceだと言えなくなりそうですが、まだまだ足をほんの少しふみ入 れただけという感じがします。けれどおもしろいし、楽しいのは確か。そ の気持さえあればというところですね。

    slackware2.1 kernel1.1.59でインストールしているのですが、昨年末には Laser5からJE4も出て、skackware3.0 kernel1.2.* に進んでます。でもも うしばらくこのままで使ってみようと思いますが、soundblasterの設定が まだだったので、ようやくkernelのmake configをして、「音」が出る環境 になりました。linuxで、一番はじめに聞いた音は、english.au、これは 「linuxをどう読むか」というファイルです。それから次に動物の泣き声と ゴジラの吠え声。InfoMagicのCD-ROMの中にplaymidiというプレイヤーがあっ たので、入れてみました。midファイルをちゃんと」演奏してくれます。

    その後、kernelのみバージョンアップし、1.2.13になりました。

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    ●applicationいろいろ


    Linux版netscape2.0b5になりました。JAVA体験。これからのホームページには 動きがついて、どんどんダイナミックになりそう。

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    Wineに挑戦

    Wineとは?
    Wine Windows Emulators or Wine Is not an Emulators
    「ワイン」と読んだらいいようですが、linux上でwindowsのアプリケーション
    を動かしてしまおうというものです。
    使ったwineはwine960414.tar.gzです。

    wineそのものインストールにはそれほど時間はかかってないですが、動く環境 を整えるのに時間を食ってしまったようですが。

    試したwindowsアプリケーションはsol.exe とwinsock.exe です。
    jeanne:~/wine960414$ wine /dos/windows/sol.exe
    こちらはこれが読み込めないようですが。
    Warning: profile file C:\WINDOWS\SOL.INI not found

    win用の時計です。
    jeanne:~/wine960414$ wine /dos/windows/winclock.exe

    いずれも一部文字化けするようですが、とてもきれいな画面が出ますし、
    もちろんソリテアはちゃんとゲーム出来ます。

    私は、win-os2がDOSで言うなら、Dドライブにあって、そこはOS2でFATフォー マットされています。FATフォーマットの件は
    Linux FAQ - Section 3 に
    Linux can read and write the files on your DOS and OS/2 FAT partitions
    とあったので、windowsがあるDドライブを /dos にマウントしました。

    次に wine.conf(/usr/local/etc)でドライブの指定をどうしたらいいかちょっと迷ったのですが、
    とりあえず以下のようにドライブの指定をしました。実際はDOSで言うとDドラ イブになるのですが、ここを/dosにマウントして、Cドライブとみなして、 Windows=c:\windowsと設定しました。

    [Drive A]
    Path=/mnt/fd0
    Type=floppy
    Label=Floppy

    [Drive C]
    Path=/dos
    Type=hd
    Label=MS-DOS

    この状態でDOSで言うなら、D:\windows\にあるsol.exeを動かしてみました。
    コマンドは
    jeanne:~/wine960414$ wine /dos/windows/sol.exe

    ついでに、HDDのHPFSフォーマットの部分と、もうひとつあるFAT領域もそれぞ れ/hpfs,/os2fat にマウントして、linuxから利用出来るようにしておきました。

    現在のハードデイスクの利用状況
    /dev/hda2 / ext2 defaults
    /dev/scd0 /cdrom iso9660 ro,user
    none /proc proc defaults
    /dev/sdb1 /usr ext2 defaults
    /dev/sda1 /home ext2 defaults
    /dev/sda5 /hpfs hpfs defaults
    /dev/sdb5 /os2fat msdos defaults
    /dev/hdb5 /dos msdos defaults

    2日ほどwineに酔ってしまったようです。最初wine941030を使っていたのです が、だって、wineは年代ものの方がいいかもしれないし(笑)でも、やっぱり 960414の方が具合はいいいようです。

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