ふくいち備忘録 (兼おしらせ)
2021年2月
-
2月24日
- 10年がたちました。
- 2月13日にマグニチュード7.3の大地震が福島県沖で起きました。津波はありませんでした。
- 幸い、死者ゼロでした。10年前の経験が生かされているのでしょう。
- しかしながら、ふくいちについては速報が5・6号炉についてだけで、肝心の1〜4号炉については何もなく、久しぶりにいや〜な感じを覚えました。
- で、結局10日ほどたってから、1号炉は格納容器壊れて、外気圧と同じです、水がダダ漏れです、って報告するありさま。こっちは、なーんにも経験が生かされていません。
- ましてや、3号炉の地震計が去年壊れてたのを知っていて(指摘されていて)、放置していたなどど、もうどうしようもありません。
- ということで、もんじゅ君じゃないけど、ゴゴゴゴゴゴとホームページ更新いたしました。
- また、カーボンニュートラルを打ち出した菅内閣は、原子力発電にも意欲を見せているようで、目が離せない。
20いよ12年7月
- 7月1日
- 大飯原発はあした起動。
- なにが怖いかといって、止めることが許されない原発が運転されることにつきます。少々の事故は報告されないでしょうし、少々漏れても安全()と断言するに決まってるし。いっそのこと震度5くらいの地震が来て緊急停止すればいいのに、って不謹慎にも思ってしまいます。
- 官邸前道路は、もうすぐ道路工事にはいるそうです。関電本社前は、もひとつ人は集まらず。
- 上空からの写真では、10万人(甲子園二杯分なみ)はいってないと思います。
- 関電からのブロック分けハガキ、一読していつ停電になるかわかった身内はいませんでした。ただただ脅したいだけの模様。
2012年6月
- 6月25日
- 京都一区選出の衆議院議員平智之氏が、大飯原発再稼働に反対して民主党に離党届を提出(6/18)。めっちゃ地元で、わたしとほぼ同世代。京大物理工学卒、スローガンは「禁原発」。ブログにある野田会見全否定のコメントがすばらしい。
- 氏のブログを見たことがなかったのは、不覚にして不勉強でした。いまから全部読もうと思います。リンクはリンク集にあげました。
- 6月16日
- 橋下市長が、「関電の経営の問題でしょう」といって、けっきょく銭カネだろ、って話に落としてしまうのは、やっぱりプロレスだなぁ、感じます。
- 国会事故調が論点まとめで、菅前首相を非難。そこに隠然とある権力と戦ってんだから(首都機能を守るため)、その事象(現場を叩いて
混乱まねく、周辺住民を危険な状態におく)のみとりあげれば非難もできるでしょうが、権力の構図をみれば当然の対応というもの。黒川さんは当時の対応のみ
を調査の対象にしているのでしょう。
- 上記リンクに「メルトダウンを防げなかった本当の理由」を追加。これを読めば、前首相がどうして叱責したかがよくわかる。菅さんにしたら、2・3号機の爆発は防げたはずたから。
- で、大飯再起動決定。人質よろしく副大臣が常駐するらしいけれど、首相が出向くよりも混乱するのでは?
- 原発はちょっとしたことで止めないといけないのだから、二基くらい動かしたところで夏のピーク電力確保に向いていないのは明ら
か。来夏に向けて、安定的な別の発電機を増設すべきなのですが。また、万一連続運転になった場合13ヶ月で定期点検なので、次の夏には別の原発を運転しな
くてはいけません。
- とりあえず、甲子園は早朝とナイターでやるのがよろしいかと。
- 小店も場合によっては、7月中旬以降は、シエスタ休業か消灯営業(1時〜4時くらいか?)するかもしれません。
- 6月8日
- 国会事故調の菅前首相への質疑を受けて、一国の総理として無責任な発言だとする向きが多いようですが、国民の代表たる国会議員から選
ばれた総理大臣が、その国民の総意を受けて、国家内組織(前首相が軍部を引用したように)と立ち向かうのは、民主主義として当然あるべき姿ではないので
しょうか。雇われ社長じゃないんですから。。。
- じゃ、今日の野田首相はいったい誰の代表なのか、彼こそ雇われ社長だったのか。。。
- 野田首相には、ちゃんとしたゴーストライターがいないのか、逃げたのか、この欺瞞的ですらない会見のことばをどう受け止めろと言うのでしょう。とりあえず、総辞職してくださいませ。
- ほんとうに原子力というのは権力の源泉なのだなぁ、とつくづく感じいりました。
2012年5月
- 5月31日
- 橋下プロレスは、関電の足元をみた駆け引きで「短期稼動」を提言。でも、自分の足元が固まってないから遠吠えに聞こえてマイナス。で、関西広域連合は寄り切られて「容認」。やっぱりプロレス臭。
- 権力の源泉としての「原子力」を護る勢力と、危険の源泉としての「原子力」を排除したい勢力では、狙いが違うので、どうしても同じ土俵には立てない。「権力はあげるから安全をくれ」というのはことばの矛盾。「安全がほしいから権力を明け渡せ」でないと。
2012年4月
- 4月20日
- 原発再稼動に関しての保安院院長への質疑ののち、国会事故調の第九回時の委員長コメントの一つ「想定を超える災害が来た場合の対策が出来ていない」、もうこれに尽きると思います。現状、起きてしまった場合には、なにもない、まま、ですから。
- コメントのこの部分を報じない新聞があるのが、もうなんだか。。。
- 黒川委員長は畑村委員長とは対照的にとても「ダンディ」。
- 4月14日
- 大飯原発再稼働に反対いたします。
- 日本人の寿命が多少縮んでも、人間の入れない国土が多少増えても、それはかまわない、とは考えません。
- 「福島原発メルトダウン」にある「軽水炉事故ダイナミックシミュレータ」の「再稼働について」あたりを一度読んでみてください。
- 「無理してリスク犯すより「電気ありません。すみません。節電してください」といったほうがよほど楽ではないか」(上記「再稼働について」より)。言わずもがなのことなのに、書かねばならないのがいたい
- 4号機燃料プールの冷却装置が止まったり動いたり止まったりしています。週明けまで要注意です。
- 「おしえて もんじゅ君」が入荷。二刷なのでシールが入ってなくて残念。他の書店に棚差しだったのを勝手に面展にしてきたりして。。。
2012年3月
- 3月27日
- 2号機の格納容器(圧力容器じゃないよ!)の水位が60cmであることが判明。燃料は圧力容器はとっくの昔に突き抜けて、格納容器に
ももう残ってない。フィンランドの映画「10万年後の安全」で取り上げられている高レベル核廃棄物保管庫は地下深くにあるけれど、フクシマでは地上に燃料
の「まま」コンクリートのうえに載っているだけ、というわけで、この状態で10万年は管理しなくちゃいけないということらしい。コンクリ貫通は100年な
ら確実だし、3.11規模の地震・津波は1000年に一回(合計100回)来るし、万年単位なら海岸は浸食、段丘は隆起(あるいは陥没)、10万年単位な
ら富士や浅間の大噴火。。。
- 3月21日
- ZDFのドキュメンタリー「Die
Fukushima-Luege」(ウソまみれのフクシマ)の日本語字幕版がデイリーモーションにあがっています。佐藤前福島県知事、菅直人、に失脚のいきさつ含め、インタビューをうまく構成しています。ここでもでてくる東電の人には血液が流れているとは思えない印象。
- 3月18日
- 去年3月11日からの官邸の話が徐々に明らかになっています。海江田大臣が当時のメモをもとに証言しはじめて、オセロのコマのように当時のそれぞれの行動が黒くなったり白くなったり、目まぐるしい展開です。
- 「計画停電」まわりの証言が出始めれば、東電は窮地に立つのですが、まだそこはだれも口をつぐんでいるようです。
- 3月6日
- 2月末にyoutubeにあげられたBBCのふくいち事故のドキュメンタリー「Inside
the
Meltdown」、生々しい映像を実にうまく取り込んでなにが起きたのか、現場ではどう考え、行動したのかよく伝わる。わけても、
菅総理がただしくヒーローとして描かれている。NHKも、チェルノブイリのドキュメンタリーは作れるのに、ふくいちのそれは、腰がひけたものしか作れてい
ない。それにしても、東電の人は、いつみても「生身の人間」には見えないです。
- 日本語字幕版もアップされました。4分割のうちのパート1からどうぞ。
- アイソレーションコンデンサーについて、触れられてないのがすこし不満といえば不満ですけど。
- 天皇陛下が手術を決断されたのは、3月11日の追悼式に出席するためだけでなく、おそらくは生きる限り犠牲者を被災者を避難者を、そして国土を国民を見守らねばならない、という決意によるものだったと思います。
- (3/12追記)「国土」ということばを二度お使いになられました。
- 阿蘇山へ旅行して(霧で何にも見えなかったんですが)、阿蘇山は10万年周期くらいで大爆発する(=九州の大半の生物が消滅する)ことを知りました。あと1万年くらいで次の爆発なんですが、核廃棄物は10万年管理すべしなので、やっぱり原発は無理筋なんでしょう。
2011年12月
- 12月26日
- 2011年、問題提起された10のことがら
- 記者クラブ問題…いつでも大本営発表ができるシステムが温存されていたこと
- 電力会社問題…憲法も刑法も民法もタッチすることが出来ない領域があったこと
- 原発問題…地獄の釜の蓋を開けてしまっていたこと
- 放射能問題…結果はつねにゆっくり、しかし確実にやってくること
- 大地震問題…自然はつねに一定の犠牲をもとめてくること
- 津波問題…3世代の記憶をもってしても(もってするから)、繰り返されること
- 民主主義と権力問題…民主主義で選んだはずの国民の代表たる首相には怒鳴る以上の権力がなかったこと
- マスコミ問題…真実を報道するための機関ではなかったこと
- 東北問題…戦後の日本の東北は昭和初期の中国の東北と同じに扱われていたこと
- 国益問題…そんなものどこにもなかったらしいこと
- 三世代を超える記憶は、ソフト面では、家訓や文書、言い伝えや口伝、慰霊祭などの行事、文学・正史などの書籍、あるいは地名に、ハー
ド面では石碑や祠、遺跡として遺されるわけです。福島第一の現場は、三世代を遥にこえて遺されてしまうので、500年位はその記憶は失われないのかもしれ
ません。
- 原爆ドームが取り壊されるような日がくれば、そこから100年くらいで、また戦争が始まるということなのでしょう。
- 日曜日、新幹線からきれいに晴れた富士山を見ました。いままでは、その雄大さと美しさに見とれていましたが、今回は、自然のいかり、
自然のちからを見せつけられ、怖い、と肌で感じました。なだらかな丘陵地帯が、高さ3700mまで盛り上がったわけですから、その過程を想像するだけで、
圧倒されてしまいます。二つとあってはならないから「不二」山なのでしょう。
- 畑村委員会、「想定外の時には、自分の責務を自覚して行動すべき」と。たしかに、想定外のときに「そんなこと聞いていません」って、言われたらどうしようもない。もちろん、現場だけでなく、ヘッドにこそ使われることばでありましょう。
2011年11月
- 11月30日
- 朝日新聞連載の「プロメテウスの罠」が出色です。木村真三さんという人間(たった一人!)がいなかったら、違う世の中になっていたか
もしれないと思うと、ぞっとします。もちろん、木村真三という固有名詞に限らなかったかもしれませんが、一人、という点が、もう日本も終わったのか、と思
います。
- ETV特集で海洋汚染のことをやっていました。予想通りです。
- 地震と津波で壊滅的打撃を受けた場合に、放射能汚染が拡がったらどうなるか、というシミュレーションを、さて福井銀座からどう考えるか。。。
2011年10月
- 10月15日
- 震災から7ヶ月がたち、誰の目からみても、いまの状況をもたらし、また未来の状況ももたらしている、人々・組織・金縁がはっきりわか
るようになってきました。国を憂える人が、国を司っていないなか、国の過去現在未来をわたくししている人々が厳然として存在している、という状況から、い
つの日か脱することができることを願って止みません。
- これをもってふくいち情報ページの更新は終わりにいたします。
2011年9月
- 9月30日
- 武田邦彦先生がまた面白いことを提案されました。事故が起きたら圧力容器から水を抜き(!)、核燃料は予め用意した地下ピットに落とす。原発事故が深刻化するのは「水(減速材であり水素のもとであり水蒸気のもと)」があるから、ということ。驚異的な発想の転換!!
- 9月24日
- 山本義隆の原発本を読む。特に新しい知見は得られなかったが、星新一の「処刑」というショートショートが思い出された。ボタンを押すと飲み水は出るが、かならずいつか爆発するという機械を持たされ、砂漠に放たれる死刑囚のはなし。
- 要するに、原発はすべてゆるやかな原爆にすぎない、ということ。
- ということで、国連での首相演説の意味がよくわかる。原発は爆発するもの、爆発しても大丈夫なノウハウを福島で培って、世界の役に立てたい。まぁ、本気で言ってないと信じたいところです。
- ふくいち一号機に窒素注入。
- 抑止力として原発が必要、これが野党第一党幹部の意見。国土国民が犠牲になる危険性と天秤にかけてる相手はなんなのだろう。
- 9月13日
- 経済産業大臣辞任については自民党代議士の河野太郎ブログをご覧下さい。
- 9.11デモで逮捕者。世界は変わったというのに、とことん抑圧するつもりなんでしょうか。
- 参考サイトに「ネットゲリラ」を入れ忘れました(^^;。
- 関電でんき予報は9/22にいったん終了するそうです。
- 経産大臣は農協あがりの人で、TPP慎重派だったため、叩きのめされた感じです。「原発ゼロ」発言のほうではなかったかも。事故のせいで農産物が売れないことが身にしみてたからでしょうけれど。
- 9月10日
- もんじゅ君ツィートのリンクで読売新聞の社説を読む。プルトニウムを手放す気がないらしい。
- わたしが東京を救ったという元首相インタビューは東京新聞と朝日新聞に。
- 「もんじゅ君」「たね蒔きジャーナル」「武田邦彦」「MXテレビの上杉・岩上のレクチャー(学べるブラックニュース・おとくダ
ネ!)」「泉の波立ち」を参考にこのページを更新してきましたが、直接それらを見てもらえばよいので、そろそろ更新を打ち切りたいと思いましたが、世の中
なかなかそうもいきません。
- 「死の町(=ゴーストタウン)」発言、まだ放射線による死者が町からは出ていないから、事実ではない。しかし「生のない町」としては事実なので、不穏当とは思いません。まして菅インタビューで「ひとっこ一人いない東京」が示唆されているのですから。
- 海洋にでた放射能は1.5京ベクレル。東電発表の約3倍。
- 9月3日
- 9/11ではや半年。小出さんの言うとおり世界は変わったのです。人間が考え方を変えるのにはまだ日数が必要のようですが。
- 広島168発分のセシウムが空中に放出ずみ。すべての土地を除染して住めるようにするのはやはり無理なのかも、と感じます。
2011年8月
- 8月27日
- もんじゅ君のフォロワーが地道に6万超えたぁ、と思ってたら、あっという間にやしきたかじんに抜かれました。
- 朝生を見ていなかったので、上杉隆ツィッターで確認したら、やはり国会議員という営利グループがいる、のを実感。
- 8月20日
- EテレのGE・マークI不良品告発番組に、東電が(本質でないところで)事実に反するところがあると、NHKに指摘。事故時に非常用
発電タービンが地下に2個あったことが問題なのであって、移設されたかどうかは関係がない。また、番組はマークIが大きな問題を抱えていたことを広く知ら
しめるために製作されたのだから、反論するならそこをついてほしい。(番組的にはタービンの場所の指摘はいらなかった)
- マークIだけの問題であるのなら日本のマークIを止めればもう問題はない、というほど甘い状況じゃないのがなんとも。ひとつのフェイズだけを切り取っただけでも大問題であることが明白になったのは、よかったと思います。
- 逆に言うと、他にも問題山積である原子力政策を、通産省と電力会社が、全力をかけて運営してきた証しでもあります。
- 番組に現役の東電役員、保安院官僚、原子力委員会委員、安全会委員が出いないのは、取材拒否をしたからか、あえてNHKが取材に行かなかったからか、どっちなんでしょう?
- 受電用の鉄塔が倒れてる写真を見たのは初めてでした。地震で倒れたにしては、ひどすぎるように思ってググってみたらば、「地震
ではなく土砂崩れで倒れた」そうで。脱力します。これが倒れてなければ、メルトダウンもなかったはず?なのに。福島原発メルトダウンのサイトには、送電用
の電線で受電すべきだったと指摘があります。
- 8月12日
- 陸前高田問題は、自分の内なる「京都」を問うものでした。ありていに言えば、保存会のほうが地方公共団体よりも力があることが「健全」ということなのです。「町衆」は「町衆」なのです。
- 最終的には、松からセシウムが検出されたので、燃やすことはできないという、はじめからわかっていた結論になるという、誰も得をしない(誰の徳にもならない)ことになりました。嘆息あるのみです。
- 8月6日
- 広島市長は自分の意見を世に問うことを避けたようです。
- 8月2日
- 1号機と2号機共通の排気筒への配管の下で10シーベルト/hの放射線を検知。燃料そのものがそのあたりにころがっているらしい。
- いったいどれだけの事故が起きていたら、原発政策は止まったのでしょうか。
- ここまでの事態を収拾するには、罪刑法定主義とか不遡及の原則とか、私的財産権の保証とか、あるいは民主主義とか、こういうものを取っ払わないと、未来の展望は開けないような気がしてきました。
- たとえば、官僚というのは中国では、数多くの皇帝のもとで、また独裁的な首席のもとで連綿と続いてきたわけで、民主主義とはほぼ独立して存在するわけですし。
2011年7月
- 7月30日
- ドイツ気象台の情報が7/29をもって終了しました。もう、どの国もやってません。
- いま話題の東大アイソトープセンター所長の衆議院での訴え。日本の最先端の英知の訴えも、利権者の耳に届かないのであれば、この世は終わりです。日本人の平均余命は何年ちぢむんでしょう。
- 7月27日
- 中国高速鉄道の話題を喜々として語るTVコメンテーターの言葉が、すべて日本に日本人に突き刺さる。
- 武田邦彦さん、情熱大陸で愛妻弁当を「auの紙袋」から出したシーン一つ見ても、信頼に足る人だとわかる。
- 7月15日
- 福井県知事の思いを踏みにじるくらいで済むなら、もんじゅ君止めてもいいと思います。というか、新幹線ともんじゅの危険を引き換えにしていた国策とはなんだったのかは、重要な反省課題です。安全だというのなら、引き換え条件にならないはずですし。
- それより、核燃料サイクルできないと使用済み核燃料の会計処理がえらいことになる(資産が一気に負債になる)ので、そっちから火の手があがるはずです。
- 問題なのは「稲わら」でしょうか?「牛」でしょうか?
- 7月14日
- 自家製どぶろくを売りさばくことが違法(酒税法違反(作った本人が飲んでも違法ですが自首でもしないかぎりつかまらない))であるよ
うに、自家発電の電力をよそへ売りさばくのは認められていません。今次提出されているエネルギー再生法案で、自家発電をご近所の工場やビルに売りさばくこ
とができるようになれば、企業は発電所を持ち出すと思います。ま、送発分離が前提ですが。。。孫氏がいうように太陽光を40円で電力会社に買い取らせるの
は、隠れて火力発電で送電されたらえらいことなので(電気に色は着いてない)、筋が悪いです。
- エアコンの室外機の排熱を水で蓄熱して、他に流用できれば気温はじゃっかん下がるはずですが、なにかよい方法はないのでしょうか? 現状のピークを乗り切るには夜間に作った氷で昼間冷房ですが、それは夜間の原子力をあてにしているので原発が稼動しているうちは、筋が悪い。
- 総理の「「原発に依存しない社会」をめざす」緊急会見は、メディアからドンキホーテとして扱われ。「原発利権・発送電利権に依存しない政治」って言い切ってくれたらわかりやすかったのに。。。枝野さんは体型だけサンチョパンサなんですが。次の会見に期待。
- もんじゅ君のフォロワーは5万人を突破。
- 電力債が劣後するおそれが河野太郎ブログで流れて、一瞬150円割れしたテプコの株はその後順調に戻していまは3倍の450円。
- 7月9日
- 現状、総理が居すわり続けられるのは、ふくいちが冷温停止および汚染水の放射能遮断ができていないから。どこかの原発で多少放射能が
漏れても、ちゃんとした対策があれば恐いはずはない。しかし、原発に「対策がある」ことこそ菅直人の「想定外」。死に体だろうとなんだろうと電力会社に負
けるはずがありません。いくらでもハードルを上げることができるのですから、いくらでも長息できます。
- 図上訓練みたいなストレステストがすんだら、シビアアクシデントの際の実地訓練をさせればいいし、それがすんだら住民避難の計
画策定をやって、じっさいに避難訓練してそれをフィードバックして、策定の見直しをして、住宅整備や避難道路、バスの手配とか、、、、そうか、原発とめ
ちゃえば、菅直人はやめざるをえないのだ!
- ということは、夏の一斉停電、どこかで1回はやりそうですね。秋になって、原発は止まるからクビはとれるけど、来夏にむかって再稼働の芽は残しておかないと。(橋下プロレスあたりがぁゃしぃ)
- 福島原発メルトダウンのサイトも日々更新されていて、サイト主として、まだまだ目を離すわけにはいかない、という認識なんでしょう。GEの設計がまずかった(圧力容器に対しての格納容器の容積比がたりない)のがわかったは遠い昔の話ですし。
- もんじゅ君のフォロワーはまだ49000人を超えたところ。手術後は伸び悩みです。鶴見俊輔ファンということは、けっこうお年なのかも。
2011年6月
- 6月30日
- 経産大臣が訪問した町役場が、町役場としてはあまりに立派なので気になりました。昭和58年竣工、いい建物です。名護屋城址に旅行し
たのは25年くらい前だったから、その時にはあったようです、記憶はありません。玄海太郎じいちゃんは、昭和50年から運転、寿命を10年延ばしてもらっ
てるので、あと4年の余命です。震災がなければ、また10年、そして10年と延ばされていったかもしれません。町長さんは去年の無投票再選時に、太郎・次
郎の廃炉を視野に五郎・六郎建設をやる気満々でした。きっと今でもやる気あると思います。
- 6月27日
- 無事、もんじゅ君の手術が終わりました。引き揚げた装置に細かな取りこぼしがあると、常陽と同様、運転不能で放置されるのでしょう。
- もんじゅ君ツイッターのフォロワーが日に日に増えていって、今週中には5万にとどくかも。。。
- 6月22日
- いよいよ明日、もんじゅ君の中継装置(正確にはクレーンではなく、クレーンの先にあるもののようです。訂正します)の引き揚げ作業が
行なわれそうです(公式発表はまだない)。テレビ朝日で放送された長野智子のレポートを見ると、原子炉建屋が見えるところ(=事故が起きたら中性子線が
まっすぐ飛んでくるところ)に漁港がありました。漁民の人々はもんじゅのことには口を閉ざします。
- ふくいち、ふくに、もんじゅ君は運転しない、と経産大臣が明言。なら、引き揚げはいつやってもよかったのでは?
- 橋下プロレス、企業は5-10%まで節電するから、夏の一番暑いさなかの、一番暑い時間だけクーラーを切れ、と府民に訴え。話のもっ
ていきようは、うまい。さすがエージェントで富と地位を築いてきただけのことはございます。でも、節電できない奴は、脱原発言うな、と、いつの間にか電力
会社側の論理に乗っかかってたりします(^^)。
- まぁ、そのこころは、脱原発いうやつは俺の言う事についてこい!、ということでしょうが。ついていって、熱中症で倒れたら、知事は、原発推進で責任をとるかしらん。
- ほんとうのところは、節電しなくても乗り切れることを実証することが大事なんですが。
- ちなみに小店は、エアコンがありません。電灯は、一本はずすともう1本が点灯しないというオバカな仕組みの蛍光灯に替えてしまったの
で、来月からは7灯あるうちの1灯を消すことにします。道路側の照明は今月から、点灯していません。あとは、使ってないときのパソコンモニターを切るぐら
いです。いちおう15%は達成できます。
- 小店は停電しても営業は可能です。蛍光灯が消えるとソーラー電卓が使えないので、計算にはお時間をいただくことになるとは思います。
- 家庭は以前より、日中はほぼエアコンなしで過してますので、節電予定はありません。日中の予約録画をやめるくらいでしょうか。
- 6月18日
- 関電SOS、15%から少し撤退中。橋下知事は、あいも変わらず「大阪湾に原発を」と挑発をやめず。前は「海兵隊を関空に」でしたっけ。
- みずのんたちかぶん記者が語り下ろしたNHK生活人新書、興味深いので買ってみようと思います。
- アレバのセシウムフィルター、利用初日でひと月分がおしゃか。で、この使用済みフィルターはどこで処理?
- 福井県知事は、壊滅的危険と隣り合わせだった40年を取り返そうとしているかのようです。シビアアクシデントが起きたときの避難・復
旧・再建の絵がまったく描けてないので、当然ですけれど。関電・日本原電があらゆる損害賠償を払う、と宣言でもすればすこしは判断変わるかも?、ですが。
- シビアアクシデントは、過酷度と起こる確率とが、べき乗で分布するそうです。なにが原因で起きるかとは、まったく関係なく、、、です。
- もんじゅ君では来週から、ナトリウムの中へ設計ミスで落っことした、重さ3トンの「クレーン」をスレーブごと(合計11トン!)格納容器からつかみ出す作業が始まります。失敗したときの過酷度は異常に高いです。無事は祈りますが、緊張はします。
- すでに原型炉として役に立たない(実証炉の設計をまったく異なるものにされてしまった)もんじゅ君、運転する価値はないんですけれども。
- 6月11日
- 畑村委員長、「原子力はエネルギー密度が高く、危険なもの」「責任追及を目的としない」。次期内閣は、この委員会を認めるのだろうか。というか、俎上に載るのは現首相のみというわけにはいくまい。
- 小出助教は、一連の関係者は責任を持つべき(刑務所に入るべき)とおっしゃってますが、人間そうそう性善ではありませんから(誰かのためになら嘘をつける)、真実がわからなくなる可能性がおこります。
- この委員会の件で、朝日新聞が1面で菅直人を評価。
- 日曜日のNHKスペシャルで3/14、2号機の事態について報道。避難しなかった「50人のサムライ」は70人だった模様。
- TVタックルの議論を聞いていると、国会議員村とでもいうべき利権共同体が存在しているような感覚をおぼえます。
- 関電SOSに橋下知事が応戦。たぶん、原発止めなくていいから俺の言うことは聞け、くらいのところでしょう。ピーク時の15%オフで
済むなら、なんとかなるんでしょうから、どっちもブラフです(いわゆるプロレス)。報道を読むと常時15%オフみたいな感じに受け取ってしまうのが罠。
- 6月5日
- 首相の東電クリンチ作戦は奏効しました。原発利権側に冷温停止なぞできるわけがない、やれるもんならやってみろ、という強烈なメッ
セージ。また、震災復興利権を誰に引き渡すのか、というカードを持ったのも強味です。鳩山さんは、どちらの利権にも興味がないのでおかんむりです。
- 日本維新の会の原口代表が会見で、福島第一の2〜6号機についていた蒸気系冷却装置が8年前に取り外されていたことを指摘(原子力安
全委員会の議事録を指摘)。1号機のアイソレーション・コンデンサーは起動していたのに手動停止。他はアイソレーション・コンデンサーを8年前に取り外し
ていたと、、、。それは、浜岡原発でアイソレーション・コンデンサーの配管が水素爆発した(もちろんアイソレーション・コンデンサーの不具合で起きたもの
ではない。)ので、設備ごととっぱらっちゃえ、っていう発想(「もうこれは使わないからという格好で削除できるというふうに考えた次第」(議事録))、だ
そうで。(くわしくは上記リンク福島原発メルトダウンを)
- こういう判断は、失敗学の先生(今回の事故調査委員会の委員長)が、口を酸っぱくして指摘するところ。応急的な措置が恒常的に大丈夫!とすりかえられて認知されちゃうという失態。だれでもすることですけれど。(いまの小店のPC体制がそれ。too
old to replace !)
2011年5月
- 5月28日
- 1号機圧力容器は最初の地震で破損した、と衝撃的な報道(共同通信5/26)。これを3/13の朝刊で報道できていれば、その後の被曝状況は変わっていたでしょう。
- そもそも海水注入は中止してなかった、と東電発表。うーん、読売新聞の1面はいつから東スポなみになってしまったのでかしら。東電が、少しずつ本当の事を言い出したからなんでしょうけれど(あるいは菅クリンチ作戦か)。
- 日本の拡散シミュレーションは週に2回ていど更新されていました。25日の拡散も予想されておりました。できれば、毎日更新してください。
- 静岡の叔父から、新茶がとどく。うまい。。。
- Eテレの再々放送、やっぱり青年の落涙のするところ、わかっててもこみあげてくるものがあります。
- 5月25日
- ノルウェーの放射能拡散シミュレーションのサイトが見られなくなって、残念に思ってましたら、日本からの情報提供に問題があるから、
という情報がありました(ソースにはまだあたれていません)。ドイツの画像は、核種別じゃないのと、一昨日からの京都の放射線量増加傾向が反映されてない
のとで、参考程度のもののように思います。明日から、南から押し上げてくるようです。
- 近畿圏で線量が増えたのは、まとまった雨のせいかもしれませんが、さっぱりわかりません。
- 運転中の原子炉3つすべてがメルトダウン。1号機の圧力容器の内径が4.8メートル。ほぼ土俵サイズ(4.55メートル)とおなじなので、あの上にとけた燃料がタドン状になって盛られてると考えてよさそうです。土俵たった三杯分なのに、何百キロも先まで被害を及ぼすとは。
- 土俵はもちろん水・塩で浄めてますし、屋根、房、柱すべて神様です。いま遺された原発にも注連縄をかけて浄めてもらう必要があるでしょう。
- 5月21日
- ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図」、3回目の放映は教育テレビ5/28(土)15:00〜16:30。ありがとうございます>Eテレさま。
- 自治体の1対1支援は中国発祥で、対口支援と呼ぶそうです。地震当初から検討され、京都府知事が知事会会長として発言しています。具体的に京都市はどこを支援するのか、まだ話を聞きません。
- 上記リンク、毎日新聞の「検証 大震災」が読売新聞によって検証されて、総理による「海水注入」中止指示があったとされ、同日毎日は総理による海水注入指示となって、見解がまっぷたつ。津波いがいに「想定外」を求め出したとも考えられます。
- 5月18日
- 昨晩、YouTubeで教育テレビのETV特集を全部みました。取材されていたホットスポット赤宇木から一山こえるとダッシュ村ぽいです。農家の青年が田畑をいかようにもできない、と落涙するシーン。原発が廃炉になると決めたとき、歴代社長は落涙したのだろうか?
- 5/19の深夜25:30〜27:00(5/20の午前1:30〜3:00)に総合テレビで再放送されます。上記のリンク、小出助教非公式まとめにYouTubeの埋め込みリンクもあります。土曜日の午後3時くらいに再々放送してください>Eテレさま。
- 1号機にのみついているアイソレーションコンデンサー(非常用復水器 操作に電気が不要)の自動起動および手動停止について報道が出
たものの、真相は不明です。急激な冷却によって炉が使い物にならなくなるのを防ぐため、という見方は可能で、ここが事態の分岐点になった可能性もありま
す。上記リンクの福島メルトダウンでは、アイソレーションコンデンサーは、たかだか90分間分の水での冷却だから、との解説になっています。このサイトは
毎日どこかが加筆されているようです。
- 2・3号機のメルトダウンについてもようやく報告されました。養老孟司氏が震災直後から関係者の免責を!、って言ってたのは、国民の
生命を守るためには、ホントは正解だったのですね。この数日つづく一連の「実は…」発表は、救済スキームが出て来てからであって、工程表でさえそのための
目くらましだったのですから。
- Twitter上では、プルト君やでんこちゃんのボットが活躍してますが、あらたに「もんじゅ君@monjukun」(ボットじゃなくて人間が書いてる)が5/4から登場。八面六臂の大活躍で、頑張ってます。よければフォローしてあげてください。
- 5月16日
- 1号機の燃料棒はその日のうちに露出していたということは、翌朝の首相視察は真相を知らなかったということと、ことによると強い被曝を受けた可能性があることを意味します。
- 浜岡原発は停止しました。首相退陣と引き替えにならなかったのは、クリンチ作戦に出た、ということのようです。どっちがどっちにクリンチしてるのかは、わかりませんが。
- 「老後が大変」発言を受けて、東電問題で解散カード切ったら、圧勝するかも。郵政民営化ならぬ電力国営化、小沢一郎が最後のバクチにでるか?
- 昨晩の教育TV、最後の20分だけしか見れていません。再放送待ちです。
- 5月14日
- 1号機の燃料棒はすべてメルトダウンの可能性あり、とようやく判明。事故以降、水位計が狂っていたため、その可能性を認めていなかっ
た。上杉隆の勝ち、というか、「メルトダウン=大惨事→パニック」だからデマ扱いにして火消し、という動きの主体はなんだったのか、今後きちんと解明して
ほしいところです。現状は、爆発するほどのエネルギーが残されてない(もう外に出てしまった)とのこと。
- 圧力容器の底でたどんになったウラン燃料は、(個人的に考えるたとえでいうと)水をはったコップに入れたドライアイスの表面を
いったん氷が覆ったときのように、少しずつ小さな臨界を繰り返していた(いる)ようです。そのとき放射線のみならず中性子を出すので、このことが格納容器
の底で起きるようになると、建屋での作業がすこぶるむつかしくなるらしいです。(くわしくは、上記リンク「福島原発メルトダウン」を)
- Jヴィレッジのある広野火力発電所は、20-30キロ圏内ですが、この夏の電力需要に備え、再稼働される予定。職員さんたちには頭が下がります。本社的には、電気は売りたい(使ってほしい)、ということでもありましょうが。
- 浜岡原発4号機は昨日、5号機は今日、停止されました。地元静岡のスズキ自動車の会長兼社長がかっこいい。
- あっちのお茶、こっちの牧草、アユにワカサギ、放射性セシウムが基準値以上に検出。地元の産品を忌避しなくては生きていけないというのは、おおいなる矛盾。
- 東電「救済」スキームについては、あっちこちできちんとした論評があります。とりあえずは河野太郎議員のブログでどうぞ。
- 5月9日
- 菅直人首相の要請を受けて中部電力は浜岡原発停止を決定。
- 地表面への蓄積状況は相当ひどく、チェルノブイリを軽く超える。放出した(し続けている)放射能が多いからです。(こっちのニュースの方が重要かも)
- その福島へ、11日、天皇皇后両陛下ご訪問。
2011年4月
- 4月28日
- 世田谷区長に前社民党衆議院議員の保阪展人氏当選。世田谷区の人口は87万人!で、へたな政令指定都市より人口が多い。
- 50代の東電女性職員が3/22までに「17.55」ミリシーベルト被曝したので原発から離れた、と忘れたころに報道。
- グアム・ハワイでプルトニウム・ウラン・ストロンチウム検出。
- 慶応大学小熊英二氏の朝日新聞のコラム「東北と東京の分断くっきり」。原発事故の時、その後の輪番停電発表の時に、「東京と東北」とはいったい何なのかと、強く感じたのですが、このコラムにみごとに説きあかされていました。
- 4月23日
- 首相による復興構想会議に、玄有宗久氏と梅原猛氏が召集。梅原氏は前もってタブーとした原発問題を論点に引きずり出し、宗久氏は会議の翌日のブログで五百旗頭座長の「復興税」にかみつく。
- 今週の小野文恵アナ、今週は経済のことなので明るめ。でもやっぱり「いままでどおりの消費生活を(裏を返せば、いままでどおり電気を
使って)」と議論誘導するヘンな教授を捌ききれない。もっと檀ふみに肩入れできれば面白かったのに。(先崎学将棋ボクサー8段が出てたなのはなぜかしら?
準レギュラーかな?)
- 河野太郎衆議院議員の外務委員会での質問動画とNHKの「原発導入へのシナリオ」を合わせ見ると、原発は止まらないとわかります。強
い意図でもって現実を積み上げ、法律で責任を限定し、また現場への供応と、水ももらさぬ諜報作戦をしかけつづけたこの半世紀。取り返しがつく(つけなくて
はならない)のに。
- 震度6程度の浜岡地震で首都機能が壊滅する可能性があるとすれば、ふつうは回避するでしょう。(ほんものの東海地震が来る可能性も増えているようですし)
- 4月19日
- グーグルビデオが4/29をもって閉鎖されます。毎日放送製作「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・"異端"の研究者たち」、をまだご覧になっていない方はお早めに。
- (4/22)グーグルビデオにある、NHK製作「原発導入へのシナリオ」は、YouTubeに転載されたようです。
- 一昨日のダッシュ村、ギリギリの内容ながら、伝わるものは伝わりました。でも、やっぱ酒酌み交わしながらメンバーと明雄さんとでしみじみ話し合ってほしい。
- 福島大学の放射線計測チームの3/25-31のマップでダッシュ村あたりを見ると、30-50マイクロシーベルト/時くらいの濃い汚染を受けています。1日で1ミリシーベルトだったわけです。今日まで住んでたら、50ミリシーベルトを超えるくらいの被曝だったんでしょう。
- 東京都の城南信用金庫が8日付けで「原発に頼らない安心できる社会へ」と明言していました。3年以内に3割節電するから、原発を止めてくれと。
- 4月16日
- 小野文恵アナ、こんなひどい内容の番組を生で仕切らされて、かわいそうすぎて見ていられなかった。
- 100ミリシーベルト/年まで安全って、いま拡散するべき情報だろうか。20ミリシーベルト/年(時間換算で2.28マイクロ
シーベルト/時間)が、現在の国の退避基準だし、もともとはICRPの1ミリシーベルト/年=0.114マイクロシーベルト/時間を採用していたはず。
- 遺伝子の損傷が回復するかどうかは、学説上議論のあるところ。(要するにいま公開実験中)
- ためしてガッテンなら、とんでも学説(お湯の方が凍りやすいとか)許容しますけど、今日の「ニュースの深読み」は自国民の生命を賭けた番組内容なのに。
- スポーツライターの玉木さんがブログで、電事連の提灯インタビューのギャラが500万円と暴露。お金のかけどころを間違えてる。
- 理科教育のリーダーである左巻健男氏のブログには低線量被曝の「しきい値問題」(確率的影響)が取り上げられています。
- その左巻さんがブログで引用する、確率的影響を宝くじに譬えた、元・立命館の安斎育郎氏は「隠すな、嘘つくな、過小評価に陥るな」をモットーにされてます。語呂が悪いので「隠すな・騙すな・見くびるな」でよろしく。
- Japan Quake Map 、余震がついに1000回を超えました。
- 4/17から4/18にかけて、放射性物質が東海から近畿、北陸に飛散します。きょう・あすで空気中に原発からの大量放出がなければ、大きな影響はほぼない(前回の4/9同様、放射線は増えるけれども平常値以内)と思います。
- 4月13-15日
- レベル7、いまさら危険煽られても。
- 賠償金のスキームとして、原発一機あたり300-500億円、各電力会社が負担という案が出ています。普通に考えれば、電力会社が企業合同して、賠償するのが一番簡明だと思います(賠償組合を作ってもよし)。関電利用者はとばっちりですけども、寄付と思えば。
- 天皇皇后両陛下、被災地の御訪問を開始になられる。
- 山本一太参議院議員のニコ生(
ユーストリーム4/16訂正・ニコ生のタイムシフトが見れない場合はユーストに同一ソースあり)第一回で「自民党で唯一の反原発派」河野太郎衆議院議員、吠える。
- 吠えると言っても、核燃料サイクルは破綻しているから新しい炉は作らせない、というスタンス。
- 4月9日
- 原発を止められないこと以上に、原発を止めたらダメ、という呪縛から逃げられずに、原発推進を止めることができない人間たちのほうがじつは大きな問題なんでしょう。
- 授業開始の時期
- 東大・東工大・東京医科歯科大・筑波・慶応・中央…4月上旬
- 一橋・東農大・茨城大…4月中旬
- 早稲田・立教・明治・大正・立正・駒沢・東北大・奥羽大…5月上旬
- 福島大・郡山女子大…5月中旬
- と調べていたら、2ちゃんねるの該当スレがありました。
- ラジコの全国解放は4/11まで。
- 4月8日
- 仙台沖M7.4は余震としては、直後の茨城県沖(鹿島神宮の鳥居を倒した)余震と同じ。あらたな地震(特に東海・南海)のきっかけにならないことを祈るばかりです。
- この地震の女川・東通原発、六ケ所村再処理工場への影響・問題点については武田先生の下記サイトに記事更新があります。
- 一連の地震の余震は、Japan Quake Map (http://www.japanquakemap.com/)がアニメになっていて、分布と規模、震源の深さが一目瞭然となっています。早送りをかけると、スターマインのような。
- イギリスのネイチャー誌のサイト、英文だと読めないので、和訳(こちら)を読むことに。
- 汚水を排水する一方で、
2号機(4/9訂正)1号機の窒素注入にともなう弁の解放(=汚染された
内部の気体と窒素の交換)が行なわれそうです。相手は空と海の二正面から来ます。週末は、ベント情報と風向きと雨に要注意です。(ベントしない場合→容器
内圧力増加→注水がはね返される→圧力容器底に溜まった燃料が再臨界→圧力容器底抜け→(ことによると)水蒸気爆発)
- 天皇皇后両陛下の被災地訪問は、まだ先になってしまいそうです。
- 地震後の福島第一原発の時系列情報は、毎日新聞の4/4朝刊の「検証 大震災」がよくまとまっています。新聞を見てからネットで同じ記事を読みましたが、記事にみなぎる緊張感と力強さは、新聞のほうが圧倒しています。
- もちろん産経新聞の「菅首相パフォーマンス優先→ベント時期を逃す→水素爆発」説とは真っ向反対なのですが、毎日の方(未明に経産相がベントを指示→東電受入れ→その確認(ケツ叩き)に行った→案の定ベントはまだ)が筋道は通っていると思います。
- きょうNHKが3/11の1号機情報を暴露スクープ。
- 3/15に2号機から多量の放射能が放出されたことがわかってきています。詳しすぎる分析は「福島原発メルトダウン」で。
- 4/6、鳩山由紀夫氏の勉強会で上杉隆が報告。『総理の原稿』(岩波書店)は平田オリザも関わっていたのですね。いまから読みます。
- 共同アンテナの多数喪失により、岩手・宮城・福島の地デジ化は当面(半年から1年以上)見送り(ただし法律案件)。
- 4月6日
- 日本の気象庁の予測も公開されました。下記の「全国の放射能濃度一覧」にリンクがあります。最新は4/4ですので、すこし古いです。
- 茨城県産「小女子」の出荷自粛。キビナゴと読むものと今日の今日まで思ってました。別種(コウナゴはイカナゴの稚魚でスズキ目、キビナゴはニシン目)だそうです。
- 燃料の崩壊で放出される放射性物質を、空中にまくか、海中にまくか、の違いはあるものの、出るものは出ると考えた方がよいようです。
- 飯舘村の妊婦・幼児の退避が決まったようです。来週から。。。
- 京都御所の一般公開が始まりました(来週日曜まで)。人形の展示は取り止めになったようです。
- 一昨日、京都御苑へ花見に行きました、ソメイヨシノはこれから咲き出すところ、シダレ桜はほぼ満開(紅しだれは、つぼみ)。紅白のモモの花とモクレンの満開が素晴らしかったです。
- 4月4日
- ドイツとイギリスの気象庁の予測では4月6日に太平洋ぞいに西へ放射性物質が飛散すると予想しています。南九州が濃く、西日本も南部をひろくカバーする模様です。武田先生は外出時にはマスク等気をつけるようにおっしゃってます。
- 京都新聞も朝日新聞も東電職員の死亡記事が思いの外、小さかったです。行方不明の原因が取りざたされていますが、真相は不明です。
- 4月3日
- 福島第一原子力発電所4号機で地震当日から行方不明だった東電社員2名が遺体?で3/30午後に発見され、4/2に遺族が確認した。被曝状況については明日の朝刊くらいに発表されると思います。いずれも20代前半でした。
- 4月2日
- 今月からは、明るい話題を中心にすすめたいと思います。(が、どうなりますことやら)
- 福島第一原子力発電所関連で参考にしているサイト
- 4月9日 今日の情報
- 「ずっとクソだったんだぜ!」、歌詞に関電が入ってない! それはどうでもいいんですが、歌手がいとおしく作った歌をみずから汚してまで(好きだったんだぜ→ウソだったんぜ)訴えてることくらい、誰でも受け止められるでしょうに。
- 新しいライブヴァージョンは「K電(Kyuden &
Kanden)」になってました。音質も向上してます。
- ダッシュ村で汚染が消えたときにTOKIOでライブしてほしいものです。
- 昨晩のクレヨンしんちゃん、ボスキャラのビルが格納容器の形で、テーマが泣けるくらいにタイムリーでした。放映したテレビ朝日に拍手。ネットで見直すと、格納容器が前方後円墳の中に建っている。
- 「上を向いて歩こう」、サントリーのCM。この曲が流れ出したきっかけはTOKYO
FMでの上杉隆の選曲。圧倒的なのは三浦友和。
- 将門の魂を鎮めることは重要。それにもまして、いままで原子力発電所の労務災害で亡くなられた方々の慰霊がきちんと行なわれてきたの
か、すこし疑わしいところです。事後には、現地に神社を建てていただきたいと思います。各宗大本山で原子力を調伏する祈祷をしていただいているものと信じ
ます。上賀茂神社は3/20に御神符を東電に届けたとのこと。
- 4月3日 今日の情報
- 第一原発に詰めている自衛隊の宿舎として利用されているJヴィレッジの施設。部屋が汚れるから使わせてもらえてないって(廊下や食堂で寝てる)、ふつうに考えればありえない話です。
- 4月2日 今日の情報
- 科学映像館という過去の科学映画のアーカイブ
サイトに福島第一原発1号機の建設時の記録映画「黎明」「福島の原子力」があります。岩盤調査、工事の過程、原発の内部などよくわかる映像です。格納容器
は日立、圧力容器は東芝製のようでした。館長さんはブログで、もともと30mの高台だった場所(津波被害はなくてすんだ)をわざわざ削って作ったこと(岩
盤に直接建設するため)が津波被害を呼び込んだと指摘されてます。
- 建設前の高さ30メートルの台地の断崖は地層がくっきり。地学は勉強したことがないので隆起したのか陥没したのか浸食したのか
はよくわかりませんが、あれだけの段差(海岸段丘と言うらしい、中学で習ったような)ができた過程を考えると、地球の春秋を考えずに人間の春秋による管見
で立地・設計したことは明らかです。
- 東北大学地震噴火予知研究観測センターの宮城県沖地震後の平成19年に報告された重点的調査観測の地質調査を読むと、4000年の間
に5回ほどの津波イベント堆積物があるのがわかっているようです(一番最近が貞観大津波869年)。それぞれの南北の範囲も今回の大地震に匹敵するようで
す。この周期(春秋)がわかっていながら想定にいれなかった(いれられなかった)、人間の浅ましさをみるようです。
- 報告書の陸前高田市の地図に1000年前の海岸線が引かれています。今とはまったく違う(1000年間に相当な堆積があった)のにはびっくりしますが、当然のことなのですね。
2011年3月
- 3月31日
- 日本郵便は、岩手県・宮城県・福島県の一部配達困難区域以外への、ゆうパック・ゆうメールの受付をしています。
- クロネコヤマトは、岩手県・宮城県・福島県の一部例外をのぞいて配達を再開いたしました。
- 以上を受けまして、本日より日本郵便のゆうメール、あるいはクロネコヤマトの宅急便で取り扱いを再開した岩手県・宮城県・福島県の地域については、ご注文をお受けすることにいたします。
- 一部配達困難区域でも、日本郵便のレターパックで対応できる地域については、発送をお受け出来る場合があります。くわしくはお問い合わせくださいませ。
- 千葉県の浄水場で3/22に370ベクレル(暫定基準大人300・乳児100)のヨウ素131が検出されていたことを3/30になって公表。ヨウ素剤を服用すべき時間はとっくに過ぎている。
- 京都市役所前で被災地向けの自転車250台を積んだトラック数台が出発式をしていました。石巻市に200台、残りは仙台市若葉区へ寄付するそうです。
- 3月30日
- ほぼ2週間ぶりの東電トップの会見。社長は体調不良で昨晩から入院、かわりに大震災当日、北京で接待旅行をしていた会長が陣頭に立つ。
- 福島第一原発1-4号機の廃炉を示唆(枝野長官は1-6号機の廃炉を示唆)。石棺化も視野。電気代値上げもある。
- 今日のロイターの特別リポート「地に落ちた安全神話」は、東電の姿をきちんとおさえてます。
- 3月29日
- 子ども手当てのつなぎ法案は共産党が賛成に回り、衆議院で再可決される見通し。
- プルトニウムが土壌から検出。「自然界の3倍だから安全」、うーん、自然界にあるプルトニウムは過去の原爆や水爆実験、原発事故で放出されたもの。
- 3月28日
- 2号機のタービン建屋内でヨウ素134の大量放出が確認され再臨界かと思われていた件は、同じサンプルから半減すべきヨウ素が時間が経っても残っていたため、似たような値をしめすコバルト56だと推定したのち、使用済み燃料に存在する「セシウム134」であったと、訂正。
- 3/27、京都市消防から福島第一原発へ隊員・消防車が出発。
- 野菜の検査方法は検査前に「洗う」「洗わない」と二つの情報が、昨日でさえテレビで同時に出ており、判断に困っていましたが、河野太
郎議員のブログに厚生労働省が3/17(10日も前です)に出した暫定基準の詳細があるので、「洗ってから検査」(キャベツは外の葉を剥いて、芯を抜い
て、水洗いして検査)でした。「洗わずに検査、土着いたまま検査」はいわゆる「安全デマ」となりました。
- 3月26日
- この夏に解体予定の赤プリが福島県の被災者1600名を4月上旬から受け入れ。期間は6月30日まで。
- 福島県は県内での農産物の作付け・種蒔きの延期を要請。
- 3月25日
- 22日、大谷派は、京都にある研修道場をはじめとする施設36ヶ所で被災者の受け入れを開始。研修道場は最大100名まで。
- 3月24日
- 3号機の黒煙で、追加の放射線は出なかった模様。
- 昨日、ヨウ素131が乳児の摂取基準を越えた葛飾区金町浄水場は、基準値以下に減少。(
国際基準は30ベクレルとのこと(3/25訂正 この数字は間違いでした。ただ、諸説あって正解がわからない。300ベクレルよりは桁違いに小さいことはたしか))
- 東北自動車道、一般車両に解放。ハイエナの北上だけは勘弁ねがいたい。
- 3月23日
- 福島第一原発3号機(プルサーマル=プルトニウム・サーマルニュートロン反応炉)から黒煙。
- 東京都水道局は、ヨウ素131が乳児の摂取基準を超えた浄水場を公表。23区ほか。
- ヨウ素131の半減期は短いものの、
継続的に放出されているので(3/31訂正 放出は止まっている模様)、通常冷却→燃料の崩壊停止を目指したいところ
- 福島第一原発3号機、制御室は取り返したが、肝心の原子炉冷却ポンプは復旧できず。(23日17時現在、制御室から待避中)
- 福島第一原発付近の各県からとれる野菜からセシウムが検出。厚生労働省の「摂取を控えるように」との指示に橋下知事がツィッターでキレる。
- 福島第一原発付近の牧場の原乳から放射性ヨウ素を検出。政府は福島県に出荷停止を要請。3/23には茨城県も。
- 野菜の出荷停止は、ホウレンソウ・カキナは、茨城・栃木・群馬・福島、パセリは茨城、ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・カブラなど福島。
- 京都市の提供市営住宅は200戸に。京都府は民間住宅の受け入れ先を公募中。空き家になっている「わたしのしごと館」で、400-500名の受入れを準備中。
- クロネコヤマト
- 青森県・秋田県・山形県は通常どおりに配達。
- 岩手県は、大船渡・宮古・陸前高田ほか海岸沿いの営業所は閉店中。営業中の営業所への止め荷物は引受中。
- 宮城県は、石巻・気仙沼等の営業所は閉店中。営業中の営業所への止め荷物は引受中。
- 福島県は、いわき市の一部・相馬市・南相馬市、双葉郡の営業所が閉店中。営業中の営業所への止め荷物は引受中。
- これを受けまして、岩手県・宮城県・福島県からのご注文のみ、まだお受けすることが出来ません。悪しからずご容赦下さいませ。
- 3月19日
- 募金は、「日本赤十字」が被災者へ(のちのち)分配される一時金、「赤い羽根共同募金」がボランティア団体の活動費、として利用されるようです。
- いまウェブで確認できた限りで、京都府は132戸、京都市は100戸、被災者用に公営住宅を無償で提供。
- 3月18日
- 佐川急便が「営業店止め」にて、東北六県・茨城県向けの荷物の引き受けを開始しました。
- クロネコヤマトは、
- 青森県は「営業所止め」
- 秋田県は〈秋田市〉〈横手市〉〈取手市〉は配達、他は営業所止め
- 山形県は〈山形市〉〈天童市〉〈米沢市〉〈鶴岡市〉は配達、他は営業所留め
- 関東圏への配達は、プラス2〜5日程度を要する可能性がある
- これらを受けまして、本日からは、
- 岩手県・宮城県・福島県、および上記営業所止め地域を除く地域からの注文を受け付けることと致します。
- 3月17日
- 取次から本が入荷しました。
- (ふだん通りとも言えますが)少ないながらもお客さまが来てもらえるのはありがたい限りです。
- 3月16日
- 真宗大谷派、第一期法要(3/19-28)を中止。
- 取次からの新刊書の搬入は二日に一回に変更。
- 昨日、最後にお受けした東京方面への宅急便は、到着しました。今後についてははっきりしませんので、申し訳ありませんが、発送は、下記地方のみの対応とさせていただきます。
- 3月14日
- 午後6時
- 知恩院は、法然大遠忌法要の日程を変更し、3/27〜4/17の法要を秋に延期すると決定。
4/18〜25は例年の御忌法要と同じく日程通り行なう。
京都新聞 http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110314000081
- 正午
- 3/11から発生している三陸沖から茨城沖での大地震、および福島原発事故に伴う東京電力の計画停電のため、
商品発送は、中部地方(東海・甲信越・北陸)、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方、沖縄県
に限らせていただいております。ご了承下さい。
- 今回の事態を受けて、ラジコ(東京・関西のローカル民放・FMラジオのライブサイト)が全国に解放されています。
- 確認はしていませんが、B−CASカードも解放されているようです。
- 小店のウェブサイトのサーバー・受信メールサーバーは京都にあるので、平常通りです。
- 小店の送信メールサーバーは奈良にあるので、平常通りです。
- 3月31日 今月のオピニオン
- 明日で3週間目になるのですけれど、最初の爆発の時に、今日のような事態(風による放射能の飛散、注水した水の海への流出、それにと
もなう土・水・海の汚染)が、次の日曜日(3/13)に起きるような危機感があったことを憶えています。原子力は、思ったよりもゆっくりとしかも着実にそ
の害を露出してきました。(報告が遅すぎる、ということもありますが)
- 今回のような最悪の事態(地震で配管やプールが崩壊・破損して、津波で冷却装置がすべてはたらかず、外部からのライフラインが途絶し
た状態での溶融事故)を想定して、そこから国民・国土を守るための計画策定・技術開発・訓練された人員確保・周辺住民への教育と訓練・設備の更新、ここま
でやってはじめて稼動許可、があるべき姿でした。ただ「最悪の事態」=「超危険」なので、自治体・周辺住民から建設絶対反対を受けてしまうため、「知らし
むべからず」方針を取ってきた電力会社が、実は「最悪の事態」に対応できるプランを練ってこなかったらしいのがわかってきて、虚脱感をおぼえます。そして
現在、「最悪の事態」を眼前にしても尚、「寄らしむべし」方針をとる(国民・国土を人質にとるようなもの)のは言語道断です。
- これが「非常時」の態勢だとすると、「戦時」にはどうなるか、火を見るより明らかです。いくらNHKが戦中の報道についての反省番組を放送しても、それは机上の空論にすぎないのでしょう。
- 3月31日 今日の状況
- プルトニウムを測定するには24時間必要なようです。また、ガイガーカウンターのような機械はないそうです(よく考えれば当り前でした)。
- あこがれのダッシュ村が、福島県浪江町(30キロ圏内)にあるだなんて。特番組んで、TOKIOと東京電力の人(偉いさんでも現場の人でも)と対談してもらいたい。
- 3月30日 今日の状況
- ジャーナリストの仕事は、世の中の問題点をえぐりだして、広く知らしめること。それをどう受けとめ、どう行動するかは国民の問題。しかし、いまこれにとらわれると問題が矮小化してしまうので、追及は後日。ただ、供応されたマスコミは即日、謝罪・返金(募金)してください。
- カズのゴール、ファンタジスタです。社会的メッセージがあってもいいのに…。
- 3月29日 今日の状況
- 武田邦彦先生(二酸化炭素による地球温暖化説を明快に否定していることで有名。もちろん私も地球温暖化は信じていません)のサイトを
全部読みました。これから起きる「近い将来」について、「家庭のお父さんならどう考えどう行動すべきか」という指針で、語られています。もっと早くに知っ
ておいた方がよいサイトでした。
- 花粉情報とおなじく、「明日の放射能飛散情報」は近いうちに流れるようになるでしょう。(明日午後は、北北東の風、小雨、○○地方で小量ながらフォールアウト、お出かけの際は帽子とマスクを忘れずに、、、など)流してくれないような気象庁なら、哀しいです。
- 3月28日 今日の状況
- 大阪の熊取町にある、京都大学原子炉実験所・放射性廃棄物安全管理工学研究分野の小出裕章助教の上関原発反対の集会での発表が、ユーチューブにあり、100分にわたる説明を昨晩、最後まで見てしまいました。
- 上田紀行さん(『がんばれ!仏教』の著者)のツィッターを読みました。身につまされすぎる状況です。
- とはいえ、原発事故の影響力の大きさに目をくらまされて(もちろん無かった事にはできないのですけれど)、大震災(および復興)の本質を逃しがちになる今日このごろです。
- 法然展と親鸞展を見てきました。震災のため法然さんの御遠忌が延期になり、お客さんの入りは日曜としては少なめ。法然展は四十八巻伝
に描かれている文物をその横に展示するという練られた企画。金戒光明寺蔵の一枚起請文の真蹟が展示されていないのは点睛を欠く。「七箇条制誡」が全部拡げ
られていたのは圧巻(親鸞展では該当部分の写真のみ展示)。親鸞展は、真蹟を中心にしているので見ごたえはあります。
- 親鸞展では絵巻を左から右に見せるという展示方法をなんとかしてほしかった。
- いずれの展覧会も前期と後期でがらっと展示が替わるので、2回行かないと全貌はわかりません。
- 3月26日 今日の状況
- 海水汚染・土壌汚染・水道汚染、これらは格納容器の弁解放時、さらには水素爆発時から予想できたことなのに、公的会見を待って、報道を始めるのはいかがなものでしょう。
- 福島県在住の玄侑宗久氏のブログとツィッターをはじめて読む。
- あさパラの冒頭を視る。関西ローカルなのが惜しい。ウェークアップは辛坊さんの汚染についてのトーンが変調してるのが気になる。
- 3月25日 今日の状況
- ヨウ素131の平時の摂取基準と、緊急時の摂取基準が違うようで、現在の日本の300ベクレルは緊急時のもののようです。放射能の放
出が止まらない(格納容器の放出弁を開く(開いている)可能性がまだある)現状で、緊急時の値を使い続けてよいかどうかは、わかりません。(国際基準は1
ベクレルとか10ベクレルとか0.043ベクレルとか諸説ありすぎで調べるのをあきらめました)
- 水道水を蒸留すれば、ヨウ素・セシウムのない飲み水に使えるそうです。家庭用の蒸し器でできるので、ネットで調べてみて下さい。(下鍋には濃い濃度の水が残りますので要注意です)
- 現在ひろがりつつある被害を、未然に防ぐために必要だった技術開発・設備の建設・人的資源・ランニングコスト、これらは原発を推進す
るために使ったお金(広義の対策費)で賄えたのではないか、と感じます。そうまでして、原発を作るべきだったかどうかは、もういっかい考え直すべきでしょ
うけれども。
- 3月24日 今日の状況
- 福島県にあるサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」は、広野町と楢葉町にまたがる施設。復旧のメドの立っていない
(避難区域でもある)東京電力・広野火力発電所のすぐ近く。東京電力が自治体に130億円で寄付した施設。第一原発から20キロ圏内。5号機・6号機建設
の見返りとしての寄付は、総工費1.3兆円の1%であることから明らかとのこと。魔法少女の香りがどうしても漂う。
- 二つの町にまたがって建設する、という手法は福島原発も同じで、一度前に話が転がり出すと牽制しあって止められにくい、そういう効果を狙ったもののようです。
- 聖公会のボランティアのツィッターに、武道館へ避難してきた被災者への支援(暖かいご飯など)に都職員が抵抗?している様が描かれる。なんで避難してきた人に被災地と同じような体育館住まいをさせるのか(しかも夕食のみ支給)、それは一時的なものと思いたい。
- 遅ればせながら、浦安の液状化ビデオを見る。平時なら大事件。
- 3月23日 今日の状況
- 春がくれば花が咲き、秋になれば稲がなる。80回の春秋をめぐる人の人生。三陸沖の大津波に限れば、約100年ぶり。その前の慶長の
大津波はそのまた300年前、伊達政宗時代。春秋はきわめて長い。で、プルトニウムの春秋は25000年。人知の発展を未来に託して、現世の栄華をほこる
意義はどこにあったのか。
- 圧力容器融解・爆発を食い止めるために約束した代償が、ゆっくりと請求され始めてきています。
- 前福島県知事へインタビューするマスコミはないものか、と思ったら、結局岩上安身さん。けっこう長い動画ですので、お時間のあるときにどうぞ。(第二原発がある)富岡町長にもインタビュー。
- そんななか、「魔法少女まどか☆マギカ」MBS放映休止決定。ニコ動が先行配信となる模様。魔法少女がどの自治体で、キュゥべえが誰
だとか、指弾するつもりはありません。(けっこう残酷なストーリー展開らしいので、未視聴ですが)(3/24 製作も休止期間にあわせて延期されたので、
先行配信はなくなった模様)
- 3月19日 今日の状況
- 危険を省みない放水活動は続きます。外部から電線を引っ張って、通常冷却が復旧されることを祈ります。
- 総理が民主党歴代代表に意見聴取。ようやくテレビで小沢一郎の生存を確認。しかし、前原君に意見を求めてどうする。
- 救国内閣は、亀井代表の持論。でも、成功しても責任ある分担でなく責任なき責任分散になりかねない。
- 被災者は村や地区単位で、のこる40都道府県・政令指定都市・23区で責任もって分担受入れをするのがよいと思います。全体をどうこ
うしようというレベルで考えるのは無理でしょう。陸前高田は○○県、大船渡市は○○府担当とか。ワールドカップのチーム受入れみたいな感じで、自治体・住
民・企業がそれぞれに智恵と力と金銭をしぼって。国家単位でもそういう対応(アルゼンチンはチームが滞在した
富岡町楢葉町と広野町(3/24訂正)とか)が望まれます。
- と思ったら、新党日本は南相馬市にピンポイントで総力注入。判断は正しいし、行動力はすばらしいと思います。市長とヤッシーの人的つながりが産んだものでしょう。
- 米軍は無人偵察機で原発の精細な映像を撮影(現時点まで日本政府は非公開)。
- そんな中、久保棋王防衛。竜王が寄せでファンタジスタした模様。竜王は今月に入って無勝。
- 九州新幹線の180秒CM、元気をもらおうと、もう一回見ようとしたのですが、2回目からは最初の数秒でもうヤバイです。とても全部見れません。でも、ACのCMと差替えで一日に3回くらい流してほしいものです。
- 3月18日 今日の状況
- ようやく1週間目にして官房長官会見に上杉隆・岩上安身登場。
- ベルリンフィルが今晩の定期演奏会を日本に捧げるコンサートとして開催。サイモン・ラトルの挨拶がベルリンフィル・ラウンジにアップ中。
- 京都古書組合の募金箱に募金。
- 九州新幹線の180秒CM、ヤバイです。涙腺とまりません。
- 3月17日 今日の状況
- 空自の松島基地が復旧、活動開始。
- 沖縄の海兵隊が山形酒田港入り。
- 「神風」という名の西風は吹き続けてほしい。
できれば、大量の雨もほしい。(4/2 取り消します。原発上空だけの局所的な雨と考えていましたが、そういう雨降りはありえません)。けれど「神風アタック」は。。。
- 南相馬市長の怒りに凝縮されている「何か」を感じるため、ネット上を探すと福島民報の45回にわたる連載を見つけることができました(キャッシュしかないので全部は読めませんが)。これが2002年の連載かと思うと。。。
- きょうからテレビのACのCMのサウンドロゴが消えたようです。AC(旧・公共広告機構)は基本的にサブリミナルな広告が多いので非
常にまずいと思います。子宮頚がんも、ワクチンの宣伝じゃないかと考えてしまいます。レッド(赤星選手)のは許しますが、露出大杉でしょう。JAROの
CMなら大歓迎です。
- 円高は阪神大震災の時の79円を大きく上回って76円台へ。四の五のいわずに政府紙幣でも不胎化でもお金刷ってください、東北地方復興に注ぎ込んでください>日銀様。
- 一時的に生産が落ち、物資の流通が減り、退蔵されている貯金が活用されれば、物価は上昇するし物は一時的に消えます。アメリカから小麦と牛乳が届けられるようになるまでに、なんとか回復してほしいものです。
- 今日の朝日新聞朝刊掲載の関西の原発事情についての記事に、高浜と京都の距離を100キロ、としてましたので、改めてグーグルマップ等で定規で測り直したりしたところ約60キロでした。昨日の文章は訂正します。朝日新聞も訂正してくださいませ。
- 3月16日 今日の状況
- 今日は、ぐっと冷え込んで、すこし堅めの雪らしきものが降っています。
- ゆっくりとではありますが、人類史上に残る事態へと進んでいるようです。西日本の人間としては、いまの二倍は働いて、なんとか持ちこたえねばなりません。
- その前に、再臨界にならないことが重要。京都からは祈るのみです。
- 枝野長官の会見は、通常の国会答弁のように、発言の真意を行間に読み取りにいかないとわからない。
- そんな中、久保王将防衛。
- テレビより新聞の方が一覧性が強いし、多面的だし、普通の記事もあるし、マンガもあるし、紙メディアの強さを感じます。一面の大見出しはなくてもいいですけれど。
- 中国電力は、山口県知事の要請をうけ、瀬戸内海に建設予定の上関原発の建設準備工事を中断。上関原発予定地は拙妻の実家まで40キロ弱の距離。
- 高浜原発・大飯原発はそれぞれ小店から約60キロ
50キロ(訂正しました)。高浜から30キロ圏内には天の橋立があります。
- 3月14日 今日の状況
- 京都はすっかり春めいて、おだやかな日和です。週末も観光客や買い物客で街はにぎやかでした。
- 海水注入中の福島原子炉は廃止になるのですが、事後の維持監視管理だけでも膨大な費用と人的資源の投入が必要のようです。
- 関西で節電しても、周波数(60と50)の違いで送電量に限りがあり、ほとんど意味がないそうです。
- テレビ、ツィッターやUstream、2ch等で情報を見ていると、平時と同じようなポジショントークを見せる人々がいるのが、すこし残念です。もちろん、平時に誰も耳を傾けなかったからこその悲鳴ではあるのですが。
- 3月26日 今週のちょっとした情報
- この一週間、テレビが普通に戻ったことと、状況とがずれていくのがかなしい
- 3月12日 今週のちょっとした情報
- 京都でもゆらゆらしたようです。
- 先月、観光旅行で茨城県の大洗ホテルで過しました。きのうの津波は4.2メートル。一階ロビーは浸水して、当面営業は難しいとツィートされてました。
- 大洗から鹿島神宮までの鹿島灘ぞいの国道も走りました。海から何キロも遮るもののない田畑がつづく農村風景でした。
- 午後6時現在ではなんともいえませんが、放射能の飛散の具合で、今晩以降は関東方面以北へは立ち入れない可能性があるので、中部以西
からのご注文のみの対応とさせていただかざるをえません。また、今後、東京からの出版物が入荷するかどうか、判然としませんので、なにとぞよろしくお願い
申し上げます。
- 被災地域の皆様、被災していない地域の人間で、かならずや支援してまいります。
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