●出品作家
--02.
牛島 達治 <インスタレーション>
USHIJIMA Tatsuji
-Insallation-
List
/
Previous
/
Next
[牛島 達治]
1985年頃より、誰もが抱くであろう、「僕って何?」という問い掛けを根底にして、自作の機械を使ったインスタレーションを発表し始めた。初期の頃は、これらを総称して「無用な機械」と呼んでいたが、私の中で「僕」の意味合いの拡張とともに、「僕」から「文明全般 」へと領域を広げつつある。そんな訳で「文明を検証する装置」等と称することも多くなってきた。この様に「〜する装置」といった呼び方をした時、目的を持ってしまった様に思われるかもしれないが、依然その定義の曖昧さを保っている為、実体への写 像をつくり出すことはない。領域と領域の間に在るであろう境界線の上で「何か」を検証していると言うのが、昨今の活動であろうか。
牛島 達治 「景色―もうひとつの視点」1995