2年ぶりの登場となった今回のテーマはズバリ、幻の東京オリンピック2020エンブレム問題であります。
2015年に行われたエンブレム選考において、
一旦はS氏のデザインを採用と決定したものの、ベルギーの某美術館のロゴに酷似しているとのうわさが立ち、
それに加えてS氏が手掛けた他のデザインでもパクリとの疑いの濃いものが数々と発見されたため、白紙撤回となった前代未聞の騒動が起こりました。
いっぱしの年賀状クリエイターとしては、これを見逃さないわけにはいきません。
既に某大手コンビニのおでん広告でこれにインスパイアされたデザインが考案され、
「攻めすぎている」とネット上で評判だったのですが、結局は大会事務局からストップがかかり日の目を見なかったそうです。
この遺志を継いで、我が家のおでんの画像をもとに作成したのがこのエンブレムです。あ、いや、たまたまおでんが並んでいるだけです。
パクリではなく、パロディであります。ちょっとだけ白状しますと、作成時に三角コンニャクだけ入手できなかったので、
某大手コンビニで使っていたコンニャク画像を拝借しております。すんません。
もう1つ時事ネタをぶっ込んでおりまして、2015年10月頃から全国民に割り振られ通知の始まった「マイナンバー制度」を採り上げてみました。
のっけから通知書の郵送が遅れるだの、誤配するだの、これに便乗した詐欺が発生するだのとトラブルに見舞われておりますが、
いよいよ2016年からは年末調整や確定申告等の場面でマイナンバー(個人番号)を書かなければならないことになります。
このマイナンバーは、必要な場面以外ではみだりに他人に提供してはいけないし、
目的外でマイナンバーを取得することは処罰の対象になるという厳しい管理が必要なものです。そこで敢えてそのマイナンバーっぽい番号の羅列を書いて、
「マイナンバー漏らしたらあかんやん」と驚かせてみるドッキリだったのですが、通じますでしょうか。
もちろん、本当のマイナンバーをネット上で晒すわけにはいかないので、これらの番号は架空のものを使っています。
安心してください。
さらに今回は、久々にマスコットキャラクターの新作描き下ろしをしました。
この年のインクジェット用年賀ハガキの切手に描かれた、温泉に浸かるサルの親子をイメージしています。
ちょうど12年前のデザインではサル1匹だけで、12年経って子供ができたんだねえ、という評があるそうなので、そこにも乗っかってみた次第です。
実際に、息子をお風呂に入れるのは自分がほとんど担当しており、うってつけだったわけです。
このほか2015年の主な話題は、国内では、北陸新幹線が金沢まで開通で大盛況、戦後70年の節目の年に安保法案が成立
(加えてその際の各種反対運動の何か変な感じ)、茨城・栃木辺りで豪雨のため鬼怒川などが氾濫し大被害、
東京オリンピックでは国立競技場のデザインも一足お先に白紙撤回やり直しへ、
ラグビーW杯で日本チームが対南アフリカ戦で奇跡の逆転勝利で湧き、マンション杭打ちでの大規模不正発覚などがありました。
海外に目を向けると、未だに猛威をふるうイスラム国(IS)関係で、人質が殺害されたり、パリで同時多発テロが起きたり、
空爆を続ける有志国連合も一枚岩ではなく、欧米とロシアとトルコがぎくしゃくする場面も多々見られたり、
シリア難民の押し寄せで混乱が生じたりといったところが目立ち、一方アジアでは台頭著しい中国が、
南沙諸島に勝手に基地を作って軍事的な緊張を高め、AIIBを設立して金集めをもくろみ、日本には観光で押し寄せて爆買い、
経済的には成長に陰りが見え始めバブル崩壊の予兆かもという不安と、深刻な大気汚染、重大事故の頻発といった、
相変わらずのジャイアンぶりが目立ちました。韓国はその中国にすり寄ったり、
日本に対しては相変わらず従軍慰安婦問題などで事あるごとにイチャモンを付けてくる悪質クレーマー状態となっています。
さて今後の展開はどうなることやら。