2019(平成31)年



前年7月、父が亡くなりました。従って「平成」最後の年賀状はデザインを考えることすらないまま、喪中により幻となりました。

2018年(平成30年)は、今年の漢字に「災」が選ばれたとおり、災害の年として記憶されることとなるでしょう。 この年の6月18日、大阪府北部を震源とするM6.1の地震が発生、最大震度6弱が観測され、死者6名、被災建造物多数、一部でライフライン途絶などの被害が発生しました。これも来るべき南海トラフ巨大地震に向けた序章の一つにすぎませんが、環太平洋地域全体で見れば他にももっと大きい地震、多くの被害が発生している状況です。なお震源間近にもかかわらず、幸いにして我が家はほぼ被害なしでした。

7月には西日本を中心に豪雨に見舞われ、死者が200人を超える大きな被害となりました。各地で浸水、土砂崩れなどが発生しました。避難情報のあり方や、ハザードマップで本来家を建ててはいけない場所を知る、ということが今後もっと考えていくべき課題だと思われます。 また、9月4日には台風21号が四国・近畿を縦断し、「危険半円」が通過した大阪府南部を中心に多数の被害が発生、特に象徴的なのは強風で流された船が関西空港連絡橋に衝突して不通となる事故がありました。 さらに9月6日に北海道胆振地方を震源とするM6.7の地震が発生、土砂崩れなどにより死者41名、そして全道が停電(ブラックアウト)という広域的な被害も発生しました。

そのほかの時事ネタとしては、国内政治では安倍首相が三選を果たし「一強」が続くも、森友学園・加計学園問題で国会は紛糾、成年年齢引き下げや働き方改革、カジノなどの法案が成立など。 社会記事では、着物レンタル「はれのひ」経営破綻で突然の夜逃げ、築地市場が豊洲市場に移転、本庶氏がノーベル生理学・医学賞受賞など。 芸能・スポーツ関係では、平昌冬季五輪で日本は過去最多の金メダル数の活躍、サッカーW杯では日本が決勝Tまでは進出、日大アメフト部の危険タックルを筆頭に様々な分野で数々のパワハラ問題等不祥事が露呈、安室奈美恵引退など。 経済関係では、仮想通貨の流出問題と価格暴落、2025年大阪万博開催決定、GAFAといったネット上のプラットフォーマ―に対する規制強化の動きが始まるなど。 国際関係では、史上初の米朝首脳会談、米中摩擦が激化、日韓関係は徴用工判決や海自機へのレーダー照射問題で一気に冷え込みなど。


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