2020(令和2)年



前回は喪中で1回休みとなっている間に、元号が平成から令和に変わりました。 昭和から平成への変わりのときとは違い、先の陛下が御健在のうちの退位であったため、祝賀ムードで新時代の幕開けを迎えました。 なお、その影響で、これまで年賀状作成に充てられることの多かった12月23日天皇誕生日が平日に戻ってしまったことや、 育児家事等で日々追われて制作活動に回す余裕時間がなかったため、製作開始が12月30日で、たった1日足らずでの突貫工事となりました。

事前に温めているようなアイデアもなく、ネタ的に大変ピンチの状況でしたが、2019年12月に封切された映画「スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」 でひらめきました。

そうだ、このロゴだよ。 というわけで、今回はスター・ウォーズのロゴ風文字でHappy New Yearsとし、映画のポスター風味としたかったのですが、そこまでは作り込めず、単に画像を並べただけにとどまっています。

例によって野暮を承知で細かく解説します。そもそも正しい綴りは「Happy New Year」であるとのご指摘は百も承知ですが、スター・ウォーズのロゴの最後がRにSと繋がっている図柄がこのロゴの肝であると考え、 敢えて最後に「S」を付けました。その左下、「2020」の数字のゼロの部分が耳で、その下に大きめの丸によってネズミを想起させるものといえば… そうです。某○ィズニー社の○ッキーマウスです。映画の版権がエピソード7以降ディ○ニーに移っていることに見事繋がっています(後付け)。

2020の右側、英語のテキストが書かれている部分も、スター・ウォーズを知る方ならもちろんご存じの光景です。 スター・ウォーズの映画冒頭では、そのタイトルと、イントロダクションとなるあらすじがズラズラと文章で続き、それらは遠近法により遥かかなたにスクロールして小さくなり消えていきます。 この動画を作ってくれる便利なサイトも利用させてもらいました。 念のため書かれている文言を書き起こしておきますと、
Episode Reiwa II
NEW ERA HAS COME
Wishing you and your family a safe and prosperous New Year!
May peace prevail on earth.
と、ここでさりげなく令和2年であることを入れ込み、新しい(令和という)時代が来た、「時代」なので「year」ではなく「years」でもOKというわけです。 なお、最後の言葉「May peace prevail on earth.(世界人類が平和でありますように)」は、スター・ウォーズなら「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」 にしておけばよかったと後から気づきましたが、これはこれで冒頭部分(Forceとpeace)が少し韻を踏む感じでよかったのではないかなと思います。 さらにちなみに言うと、この言葉、昔よく街角で見かけたよなと思ったら、元は五井昌久氏 を始祖とする宗教的活動の流れで各地に建てられた「ピースポール」というものだったんだなと、後になってから知りました。

左上、近年恒例となっている家族写真は、6月の結婚記念日の頃に撮影しているものを利用するため、いつも半袖などの軽装となりがちです。 従前は、プリントされた写真をスキャナで取りこんでいましたが、最近は写真屋さんがその写真と同じ画像データをディスクに焼いて提供してくれるサービスがあります。 前年にも長男が七五三の着物を着ている画像が準備できていましたが、喪中のため出番はありませんでした。

まん中の帯部分、ネタがないときのお約束となる時事ネタちらし、左から順に、「令和」の新元号を発表する「令和おじさん」こと菅官房長官、 日本での初開催となったラグビーワールドカップ、日本チームのベスト8進出という健闘に加え、ラグビー自体が脚光を浴び一躍人気に、 2019年10月からの消費税率引き上げ(8→10%)とそれに伴う軽減税率、キャッシュレス・ポイント還元による景気下支えとキャッシュレス決済普及に向けた政策、 東日本を中心に相次いだ豪雨災害、うち掲載した画像は2019年10月の台風19号で、千曲川の氾濫により水没した北陸新幹線車両基地のもの、 最後の画像は(特に経済面での)米中対立で緊張高まる様子をトランプ大統領と習金平主席のツーショットで示しました。

この他にも、2019年の主な出来事として、7月に京都アニメーションで起きた放火殺人事件、吉野彰氏がリチウムイオン電池の発明によりノーベル化学賞を受賞、 10月に沖縄・首里城が火災により焼失、徴用工問題を発端とする日韓関係の決定的な悪化、スポーツでは野球のイチロー選手が引退、東京オリンピックのマラソンが急遽札幌会場に変更、 国内政治では安倍首相が通算在職日数歴代最長となるも、長期政権の緩みか「桜を見る会」招待者疑惑、年末になってカジノ誘致を巡る汚職疑惑などが噴出する一方で、 野党勢力は依然として支持低迷が続くといった状況でした。

左下マスコットキャラクターと2020東京オリンピック・パラリンピックのロゴは、もう力尽きて単に貼っただけというものです。 なお、スター・ウォーズ最新作は(少なくとも年賀状作成時点では)観てないし、五輪チケットも買おうとすらしませんでした。


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