2022(令和4)年



案の定コロナ禍は1年では収まらず、前年の2021年もコロナコロナに振り回される社会情勢でした。 というわけで今回のテーマも、コロナ禍で一躍有名になり、Web会議システムではデファクトスタンダードの一角となった「Zoom」のパロディ(ってかほぼそのままやん)でデザインしてみました。

Web会議システムの他の参加者がパネル状に表示されるのを利用し、前年の家族イベント写真と、画像がないところには文字表示のみで新年の挨拶と名前を入れるのを我ながらうまくはめられたと思います。 右側のチャット欄に敢えて余白を残して、一言メッセージを手書きで足せるようにしています。チャットのアイコン部分に虎とマスコットを入れたのですがちょっと小さすぎてよくわかりません。

今回家族ネタのみで時事ネタは無かったので、前年2021年の概況をここに記録すると、前回の年賀状でもネタにした東京オリンピック2020は、結局1年延期にて強行開催(ただし無観客)、 そしてオリンピック開催のためにということで怒涛のワクチン接種が行われ、まずは医療関係者、次いで高齢者と打たれて、それ以外の人にも順次大規模接種会場や職域接種などで繰り広げられました。 私も相方氏の職域接種で比較的早めの8月頃に完了。接種後ちょっと熱は高くなりましたが大過なく。人によってはこの「副反応」が様々だったのも話題となりました。 幸いにして私はその後罹患することもありませんでした。

で、実はそのオリンピック開催中からしばらくの頃こそがデルタ株(それまでは英国株とかインド株とか、変異株の最初の流行地域の名前で呼ばれていましたが、偏見につながるということで、アルファ、ベータ…とギリシャ文字の順番で呼び名を付けるように変わりました) の日本国内の感染者数がピーク(第五波)だったというオチです。ただ、今回のコロナ禍で急ぎ導入されたmRNAワクチン(主にファイザー、モデルナ)は重症化予防には素晴らしい効果を発揮して、感染者数はかなり多くなりましたが、重症者数・死亡者数を抑えることにつながりました。 それでも医療現場は大混乱だったようですが。なお、年賀状作成時点ではその次の第六波となるオミクロン株がそろそろ来るか、という状況です(2022年の年明け以降同株での感染者数急増)。

さて、ワクチン接種を推し進めた「仕事人内閣」こと菅首相は、冷徹な物言いが災いしたか支持率がみるみる低下、衆議院議員の任期満了も近いのにどうなるのかと思いきや、自民党総裁選出馬を突如断念、 総裁選の結果、ワクチン担当大臣・パワハラ四天王の一角の河野太郎氏ではなく、勝負勘無きプリンス・話を聞く力こと岸田文雄氏が勝利、久々に宏池会からの首相就任となりました。 苦戦も予想された2021年10月の総選挙では議席数微減で乗り切りました。 この選挙では日本維新の会が大阪を中心に大躍進、我が大阪10区でも立憲民主党・自民党の現職2人が落選で維新の新人が当選という波乱となりました。

そのほかの話題としては、米メジャーリーグにてエンジェルスの大谷翔平選手が二刀流で投打ともに大活躍、 皇室・秋篠宮家の眞子さまがそれまでさんざんもめてきたけれど結局は小室圭氏とご結婚、熱海市で集中豪雨のあと土石流が発生し産廃処分の闇がクローズアップされる、 大相撲では横綱白鳳が引退、日本大学理事長が脱税で逮捕(その先は無しか)、 海外の話題だと、前回年賀状のネタにもなった米大統領戦では結局民主党のバイデン氏が勝利して就任、 ミャンマーでは国軍がクーデターを起こして民衆を弾圧、アフガニスタンではタリバンが政権を掌握、スエズ運河でタンカーが座礁して世界中の物流に影響、 香港では民主派が締め出され、ウイグル問題もあり中国・習近平の強硬路線にますますの警戒感高まる、といったあたりが挙げられます。


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