平成12年11月11日、12日に青少年科学の祭典京都大会(みやこメッセ)で上記のタイトルを行いました。
友人と2人で今回も出展しました。
1.ベエベエ笛とは
口にくわえて吹くと、ストローのはしについているフィルムがふるえることに
より「ベー」と音が鳴ります。ストローの長さで音の高さが変わります。
2.用意するもの
太めのストロー、フィルム(OHPシートやネガフィルムなど)
、セロテープ、はさみ、風船
3.作り方
(1)ストローの一方のはしをはさみでななめに切り落とします。するどくとがっているとあぶないので少し丸くしましょう。
(2)フィルムを図のような形に切りますそして図の点線部分のあたりで折り目を付けておきます。
(3)上で作ったフィルムをストローのななめに切った部分にふたをするような形でかぶせます。(少しすきまがあってもかまい ません)細くした方のはしをセロテープでまいてとめます。
(4)フィルムの大きさをストローの切り口に合わせ、ひとまわり大きく切ります。
これで完成です
(5)フィルムがはってある方を口にして音が出るか確かめてみましょう。
フィルムがくちびるや舌につかないよう、口の真ん中に入れて思いっきり吹
きましょう。「ベー」と音が出ましたか。
4.さらに一工夫
フィルムの方をゴム風船にさし込みます。
ストローの反対側から息をふきこんで風船
をふくらませます。ふくらんだ風船がしぼ
むときに「ベー」と鳴るように調節ができ
たら空気がもれないようにしっかりとテ−プではりつけましょう。
5.もっとくわしく知るために
出典: やってみようなんでも実験 VOL3
NHK出版
6.制作上の注意点 ストローとフィルムにすき間がないと空気の流れができず
フィルムが振動しないので音は鳴りません。また、すき間を広げすぎると
空気が通りやす過ぎてフィルムをあまり振動させないため音は鳴りません。
7.遊び方 ストローの先を手でおおい、左手を開いたり閉じたりすると音の高さが変わります。
また、風船をふくらませたベエベエ笛を口の中に入れて声を出さずに口の形を変えます。例えばアイウエオというまねをします。
すると音の高低が変わります。
8.科学の祭典では制作をした後にベエベエ笛の音の出る仕組みについて説明しました。
(1) 音源はフィルムの振動であること。
(2) ストローの長さで聞こえる音の高低が変わること。このことが人間の声を出す原理にもなっていること
(3) 音源は声帯(振動しているもの)
(4) 口の形を変えることにより音の高低が変わり、声となっていること。