シロアリの腸内微生物
これはシロアリの腸の中にいる微生物を顕微鏡で観察したものです。デジタルカメラで接写して撮影しました。
シロアリについて
形や形態はアリににているが系統的にはゴキブリに近縁です。
生殖虫(王、女王あり)、副生殖虫、職アリ(働きアリ)、兵アリなど多型で社会生活をしています。
食物 シロアリの多くは食材性で材木中のセルロースとヘミセルロースを消化しています。食物中のタンパク質
は中腸で吸収されセルロースなどは後腸に共生する多数の原生動物によって分解発酵が行われてシロアリが
吸収できる形になります。(万有百科事典 小学館 より)
左の写真が職アリ(働きアリ)です。このアリがほとんどです。
右の写真は兵アリです。牙?が大きくいかにも戦うために存在しているようです。
シロアリが木を食べることができるのは腸の中にセルロースを分解してくれる微生物のおかげです。
腸内の微生物を見たとき、うじゃうじゃおり、しかも運動をしており少し気持ち悪くなりました。
しかし、この実験は人間の腸にもシロアリと同様に菌や微生物がおり、食べ物の分解を手伝ってくれている
ということが想像できる教材だと感じました。