言いたい放題19


 販売店や通信販売の広告などに、よく
 「シャッターを押すだけで誰でもプロ並みの写真が撮れます」
 と言った広告がありますね。
 「プロ並みの写真」って一体何なんでしょう?
 誰か答えて下さい!
 絵葉書やカレンダーの写真が「プロ並みの写真」でしょうか?
 それとも抽象的な芸術作品が「プロ並みの写真」でしょうか?

 一言にプロと言っても、色んなプロの写真家がいます。

      実は私の親戚にもプロが居ます。

 報道写真家、風景写真家、山岳写真家、鉄道写真家、航空写真家…
 街のスタジオや式場などのスタジオ、団体旅行や観光地の出張撮影、
 グラビアや写真集の写真を撮る写真家、
 商品写真などを撮る写真家、…

 プロの写真家は当然、撮る対象や場所、天候、目的によって
 機材も、撮りかたも違います。
 一発勝負の時もあれば、何百枚の中の1枚を選ぶ時もあります。
 レタッチ(修正)やトリミングなんて当り前です。
 ロケなどに出掛ける時は、事前調査や下見を行い機材を決めます、
 時には機材を購入しなければならない事もあります。

      万が一失敗した時など、訴訟問題になる事もありますし、
      大抵予備機材を用意します。

 本当に大変な仕事です!

 我々アマチュアや子供のスナップ写真を撮っているパパ/ママ写真家の写真と
 プロと言われる写真家の写真とを比較する事自体、
 おかしな話し
だと思いませんか。

 パパ/ママ写真家は、
 うまく写真が撮れないと言っているわけでは決してありません。
 撮れます!、絶対に撮れます、
 普及機でも本当に奇麗な写真が出来ます。
 素晴らしい作品が必ず撮れます。

 「プロ並みの写真」が撮れるか?と言う質問に対しては、
 「プロ並みの写真」が一体何なのかわからないので
 答えようがありません。

 ただし、構図やコツは勉強すれば必ず結果に表れますし、
 色んな場面で色んな写真を撮って、
 ノウハウをためる(経験を積む)事は大切だと思います。


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