先生のスタジオは、尼崎市にあります。スタジオ内の壁や棚のいたるところに、可愛い、綺麗な作品が飾ってあります。
先日も、お忙しい中にお邪魔して、いろんな手法を見せて頂いてきました。
その時は波の溝のある不思議なローラーで、木目を作っておられました。
「いいんですよ、失敗したら、乾かない内に絵の具を重ね塗して、
また、やったらいいんですよ。いくらでもやり直せるから、怖がらないでやってみて下さい。」
やさしいアドバイスで、きれいな木目が次々と出来てゆきます。とても、素敵です。
デコラティブ・ペインティングって、ほんとにいろんな物に、いろんな絵を描かれるんですね。
材料が木の物や、プラスティック、陶器。
花だけでなく、果物や風景、人の顔も動物も描かれています。
先生がされている時計のベルトには、小さな、でもとても綺麗な花が、びっしりと描かれていました。
お教室は、わいわいと楽しいおしゃべりで一杯で、たまにしかお伺いしないのに、
居心地よくのんびりさせてもらってしまいます。
先生も、本当にたのしい方で、おもしろくお話下さりながら、
ペインティングの大切な事を、
たくさん教えてくださいます。
でも先生は他にもいろんな事にチャレンジされていて、
磁器絵付けなど、お話を聞くと、自分もなにかしたくて、うずうずするのが、困りものです。
先生は、作品の縁取り部分に、のり付タイプの金箔、銀箔、いぶし箔を使ってくださっています。
「箔を貼るっていうだけで、もうほんとにうんざりしてたんですよ。
手にタルカムパウダーをつけて、持って貼るとかね、大変だったんですよ。
道具もね、竹ばさみとか、いろいろそろえないとできなかったでしょ。
これなら、パステとあれば紙テープで出来るんですから、すごく楽ですよ。」
