Windows 95の"MS-DOSプロンプト"とごっちゃにしている人がいるが、WindowsNTのコマンド・プロンプトは全く別物である。最近のバージョンの
Visual C++ では省略されているが、Win32 APIにはコンソール・アプリケーションというカテゴリーが存在し、UNIXのcursesや懐かしのBolandのTurboCに付いていたライブラリなどとは比べ物にならないぐらい充実したキャラクター画面のサポートがOSレベルで用意されている。
いったい何に使うつもりだったのだろうと思えるほどである。WindowsNTはその設計段階でGUIを乗せないつもりだったらしいが、ほとんど遺跡と化したこれらのAPIはずっと将来まで受け継がれるだろうか?
戦うプログラマー
Windows NT開発の舞台裏を描いたノンフィクション。日経BP社から上巻下巻
各1400円でちょっと大きめの本屋さんで扱っていると思う。NTがいかにとんでもない
OSかというのが分かる。