救われない人生を送ることは
- 
 - 
 救われない人生を送ることは、
 地獄行きを意味している。
 問題なのは、その理由を、
 何がもとになってそのようなことになるのか、
 本人が気づいていないことにある。
 では、救いとは何なのか、
 何から救われるのか、
 何から救われなければならないのか。
 悩みや苦しみや悲しみからでしょうか。
 経済の苦しみや、病の苦しみ、人間関係の不和からでしょうか。
 そうではありません、
 私たちは、神の怒りの裁きから救われなければならないのです。
 私たち人間は神の怒りを買うほどに、
 神にたいして罪を犯し続けているのです。
 その罪が、その罪深さが、
 私たちの思いとなって、言葉となって、
 行為や行動となって、
 自分にたいして、人にたいして、神にたいして罪を犯し続けているのです。
 ときどき過ちを犯すから罪深いのではなくて、
 常に罪深いから、ときどき罪を犯してしまうのです。
 私たちは、ひとりの例外もなく、
 生まれながらに罪の性質を持って生まれてくるのです。
 なぜでしょうか。
 私たち人間は、この世界を創られた創造主なる神によって、
 もともと素晴らしいものとして作られました。
 しかし、その創造主なる、父なる神に背いてしまった結果、
 罪深い存在となってしまったのです。
 なに不自由のない、創造主と共にある存在から、
 創造主なる神との関係を断たれ、
 地上の世界をさ迷い歩かなければならない状態へと落とされたのです。
 キリスト教の教えは、
 ”原罪・ゲンザイ ”すなわち生まれながらに負っている罪深さについて語るのです。
 私たちが、どのようにして苦境に追い込まれたかを説くのではなく、
 人間の苦境が何であるか、その原因を明らかにしているのです。
 私たち人間は、どのような方法で対処しても、
 困難な状態に追い込まれてしまう・・・・。
 創造主なる神に背いてしまったがために・・・。
 「 また、アダムに仰せられた。
 あなたが、妻の声に聞き従い、
 食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、
 土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。
 あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。」
 (旧約聖書・創世記・3章17節・新改訳聖書)
 どのような方法で対処しても困難な状態に追い込まれてしまう、
 人間の苦境が何であるかを・・・・、
 最初の人間、アダムが、
 取って食べると必ず死ぬから取って食べてはいけないと命じられていた、
 善悪を知る果実を取って食べたため、
 神の怒りを受け、エデンの園から追放され、
 地上を労苦してさ迷い歩かなければならなくなった出来事が原因であり始まりなのです。
 これで話が済んだわけではありません。
 神の怒りには、神の裁きが待っています。
 「 ・・・・・・しかしキリストは、ただ一度、今の世の終わりに、
 ご自身をいけにえとして罪を取り除くために、来られたのです。
 そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、
 キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、
 二度目は、罪を負うためではなく、
 彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。」
 (新約聖書・ヘブル人への手紙・9章26〜28節・新改訳聖書)
 「 なぜなら、私たちはみな、キリストのさばきの座に現われて、
 善であれ悪であれ、各自その肉体にあってした行為に応じて報いを受けることになるからです。」
 (新約聖書・コリントの信徒への第2の手紙・5章10節・新改訳聖書)
 信仰とは何でしょうか、
 信仰とは、イエス・キリストへの信頼なのです。
 イエス・キリストの言葉に聞き従う暮らし・・・・。
 それが信仰生活なのです。
 イエス・キリストの十字架の死による贖いのわざ(あがないのわざ)という出来事の内容と意味とを信じる信仰によって・・・・。
 私たちは神の怒りの裁きから救われる・・・・、
 イエス・キリストに聞き従って生きることによって、
 この地上の暮らしを送っていくことができるのです。
 罪の中を歩みながらも・・・・・。
 私たち人間は、もともと神の被造物として素晴らしい存在として創造されました。
 しかし、神に背いた結果、楽園から追放され、
 地は呪われ、人間の生の中に死が入ってきました。
 この世界の終りのとき、つまり裁きのとき、
 天国か地獄かの分かれ道・・・。
 イエス・キリストを自分の主として信じた者は、
 神の裁きから救われ、
 永遠の命へと移されるのです。
 もともとの状態へと・・・・・。
 作品は、”作者に栄光を帰すために創られた”ことを忘れないでください。
北白川 スー
関連記事・「イエス・キリストの十字架」
表紙にもどります。
アーカイブスへ。
 
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/s-ktsrkw/
Wrote up on 21 August 2011.