キリスト教の神さんは間に合ってます

　季節ごとの祭りごとに事欠かない社会の中に生きている暮らし。

　いまさらキリストの神さんは必要ありません。

　間に合ってますから・・・。

　知りたくもありませんから。

　日本の社会の中には、さまざまな神々に仏たちが存在しています。

　キリストの神さんだって、その一つでしかないのです。

　本当の意味では、十分ではないのですが、

　今のところ、用は足りているのです。

　教会へ行っても、

　説教は、どのように信仰するべきなのかというテーマが中心で、

　霊的成長だとか成熟だとか、とても窮屈です。

　さてさて、昨今の教会はシステム化されているのでしょうか。

　キリストの教会は、神の啓示が語られるところのはずなのですが。

　「神の啓示」すなわち、

　イエス・キリストの十字架の死による贖いの業（あがないのわざ）という出来事の内容と意味とが解き明かされるところのはずなのですが。

　ここで明確にしておかなければならないでしょう。

　キリスト教の信仰とは、

　イエス・キリストとの人格的な関係を築くことでも、

　イエス・キリストを心の内に招くことでもない。

　イエス・キリストは誰であり、

　何をしたのかという解き明かしが最も大切な事柄であり、

　キリスト教の信仰とは、

　イエス・キリストが成したわざ、完成したわざが、

　キリストへの信仰によって、

　個々人に適用されることを意味しているのです。

　何のために・・・・。

　それは、神の怒りの審判・裁きから救われるためなのです。

　神の裁きが待っている・・・。

　何で裁かれなければならないのですか・・・・。

　人間は、ひとりの例外もなく、

　創造主なる神にたいして罪を負っているからです。

　そんなバカな・・・。

　聖書・バイブルが語るのは、

　人類にたいする創造主なる神の怒りの裁き・・・と、

　そこからの救いについてなのです。

　日本のキリスト教の教会は、

　”裁きの日　”があることを明らかにしていませんし、

　その原因となっている出来事も、

　神の裁きからの救いについても明らかにしていません。

　キリスト教の神さんは間に合ってます・・・では済まされないメッセージを語り伝えなければならないのです。

　イエス・キリストこそ、

　やがて来る、必ず来る、

　神の怒りの裁きから、

　私たちを救ってくださる救い主なのです。

　神の怒りの裁きから救う力は、

　私たち人間の内にはありません。

　救う力は神から来るのであって、

　救いは、イエス・キリストのみが完成されるのです。

　天国か地獄か、

　永遠の命か、それとも永遠に続く苦しみか・・・。

　あなたならどちらを選択しますか。

　「 すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、

　彼らは、価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである。

　神はこのキリストを立てて、その血による、信仰をもって受くべきあがないの供え物とされた。

　それは神の義を示すためであった。

　すなわち、今までに犯された罪を、神は忍耐をもって見のがしておられたが、

　それは、今の時に、神の義を示すためであった。

　こうして、神みずからが義となり、さらに、イエスを信じる者を義とされるのである。

　すると、どこにわたしたちの誇があるのか。

　全くない。

　なんの法則によってか。

　行いの法則によってか。

　そうではなく、信仰の法則によってである。

　わたしたちは、こう思う。人が義とされるのは、

　律法の行いによるのではなく、信仰によるのである。」

　（新約聖書・ローマの信徒へのパウロの手紙・３章２３〜２８節・口語訳聖書）

　たくさんある神々の一つではなくて、

　もっとも光り輝いている存在として、

　イエス・キリストの十字架の出来事は輝いているのです。

　「 神の御子を信じる者は、このあかしを自分の心の中に持っています。

　神を信じない者は、神を偽り者とするのです。

　神が御子についてあかしされたことを信じないからです。

　そのあかしとは、神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、

　そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。

　御子を持つ者はいのちを持っており、

　神の御子を持たない者はいのちを持っていません。」

　（新約聖書・ヨハネの第１の手紙・５章１０〜１２節・新改訳聖書）