語られない福音



もやもやとしたものを抱えて・・・。
それが何なのか分からず、教会の礼拝に足を踏み入れたけれど。

感動もなく、なんだか拍子抜けで、
期待を裏切られたような、
物足りなさを感じて・・・・。

教会に集まっている人は10人ほどで、
讃美歌や聖書の朗読、まあそれなりに歌って耳を傾けて、
わずかだが献金もした。
しかし、牧師の説教は、
何を言いたいのか、
当たり障りのない話で・・・。
何か心にひびくメッセージを聞きたいと思って来たけれど・・・。

キリストの話はありましたか。
十字架の話はありましたか・・・・と、
その人に問えば。
いいえ、そのような話は聞きませんでした・・・・。

救いを得たいと思って教会に足を運んできたものの、
期待を裏切ってしまった教会・・・。
その人は、もう二度と教会には来るまいと思った・・・。

これは現実の話です。
せっかく教会に来てくれた未信者をものにすることが出来なかった。
がっくりとくる話なのだが、これが現実です。

キリストの死を無駄にするような話しです。

「ただ、「天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた」
イエスが、死の苦しみのゆえに、「栄光と栄誉の冠を授けられた」のを見ています。
神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。」

(新約聖書・へブル人への手紙・2章9節・新共同訳聖書)

救いへと導くメッセージを届けられなかった牧師を責める気はない。
礼拝に、誰が来るか分からい。
常に臨戦態勢で臨まなければならないはず。


北白川 スー

関連記事・「教会風景」

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Wrote up on May 13, 2018.