あなたは誰に支えられていますか

信仰者として召されたと信じて、
そして、与えられた務めが有ると信じて、
信仰生活を、教会生活を送っていると信じています。

しかし、その召しが、
イエス・キリストの十字架の出来事に基づいていないなら、

立脚していないなら、根差していないなら。

イエス・キリストの十字架の死による贖いの業に、
あがないのわざに、
その業によって、立つ立場を、その業に求めていないのなら。

あなたの信仰は、キリストの道から離れたものなのです。

「なぜなら、キリストがわたしを遣わされたのは、
洗礼を授けるためではなく、
福音を告げ知らせるためであり、
しかも、キリストの十字架がむなしいものになってしまわぬように、
言葉の知恵によらないで告げ知らせるためだからです。
十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、
わたしたち救われる者には神の力です。」
（新約聖書・コリントの信徒への第１の手紙・１章１７～１８節・新共同訳聖書）

私たちは、生き方の見えない、
混沌とした現代社会の中にあって、
自分に素直に生きたいと、
承認欲求を満たしたいと、
苦しみもがいています。
自分を疑うこともしないで・・・・・。

現代日本は、危機的状態にあるのかもしれません。
そうだからこそ、日本の救いのために福音を・・・・・。

しかしそうでしょうか。
日本の危機的状況を救うのが福音でしょうか。

現代社会の病理の中で傷ついた人たちに手を差し伸べることが、
教会の大事な働きであっても、それがすべてではありません。
教会の本質的な働きは、別にあります。

「私は福音を恥とは思いません。
福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、
信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。
なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、
その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。
「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりです。
というのは、
不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対して、
神の怒りが天から啓示されているからです。」
（新約聖書・ローマの信徒への手紙・１章１６～１８節・新改訳聖書）

北白川　スー

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Wrote up on July 22, 2018.