恵みによって・・何のことか分かりません


 キリスト教の教会では、またクリスチャンは、

  ”恵み・めぐみ ”という言葉をよく使います。

 しかし、「めぐみ」とは、

 いったい何の事を意味しているのかよく分からない・・・という感想を多くのノンクリスチャンは持っています。

 ひょっとするとクリスチャン自身も、

 恵みについて正確に説明できないかもしれません。

 正確にまた明確に説明することができるのなら、

 一般の人たちのところへも伝わってくるはずですから。

 聖書・バイブルには、

 イエス・キリストは、

 神の恵みによって、

 すべての人のために死んでくださった・・・・と語っています。

 そして、イエス・キリストへの信仰によって・・・。

 主イエスの恵みによって救われると信じている・・・・と。

 人間の知恵によるのではなく、

 神からいただいた恵みによって・・・、

 神から恵みとして与えられたものを知るようになる・・・と。

 イエス・キリストの恵みによって義とされ、

 希望どおり永遠の命を受け継ぐ者とされる・・・と。


 「 すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、

 自分の心で、

 神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、

 あなたは救われる。

 なぜなら、人は心に信じて義とされ、

 口で告白して救われるからである。」

 (新約聖書・ローマの信徒へのパウロの手紙・10章9〜10節・口語訳聖書)


 自分の主として信じているイエス・キリストの、

 つまりイエス・キリストに聞き従う信仰によって、

 主イエスの恵みによって救われると信じているのです。

 では、いったい何からの救いなのでしょうか・・・。

 イエス・キリストは神のひとり子です。

 そして、人としてこの世に生まれました、

 さらに、何の罪を認めないイエスは、

 罪人として十字架にかけられ死刑となり、

 葬られ、三日の後に死人のうちから復活されたのです。

 このイエス・キリストの十字架の出来事は、

 十字架の死による贖いのわざ(あがないのわざ)として、

 キリスト教の信仰を成り立たせる上で、

 もっとも大切な働きをするものと言われています。

 聖書・バイブルは、

 神のひとり子イエス・キリストは、神の恵みによって、

 すべての人のために死んでくださったのです・・・と語るのです。

 なんのために死なれたのでしょうか・・・・。


 「 キリストは、わたしたちの神であり父である方の御心に従い、

 この悪の世からわたしたちを救い出そうとして、

 御自身をわたしたちの罪のために献げてくださったのです。」

 (新約聖書・ガラテヤの信徒への手紙・1章4節・新共同訳聖書)


 キリスト教の教会は、

 あまりにも私たちにたいして説明不足なのかもしれません。

 それが日本にキリスト教が広まらない原因だとしたら。


北白川 スー

関連記事・「イエス・キリストの十字架」

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Wrote up on 11 December 2011.