この日本に、福音は解き明かされるのか



この日本では、依然として、少しも変わりはなく、
クリスチャン人口は、全人口の1パーセント未満にとどまり続けています。
別の信頼できる統計調査の数値は、7パーセントを示しています。
しかし、その多くが、教会には属していません。
キリストの教会においてこそ、神の真理が明らかにされるのです。
その多くがキリストの真理から遠いところにいるのです。

多くの日本人は、
決してキリスト教を避けているわけではないと思われます。
それが、クリスチャンが増えない原因ではないのです。
ただ、キリスト・イエスが誰なのか、
何たるかが伝わっていないだけなのではないでしょうか・・・。

日本人にとって福音は何かではなく。
福音が日本に何をもたらすかではなく。
自分にとって都合の好いものが福音ではなく・・・・。
自分にとって何が喜ばしい知らせなのかではなく・・・・。

ひとりの人が、
つまり、神のひとり子であるイエス・キリストが、
すべての人のために死んだという出来事・・・・。
それが福音の本質であり、内容なのです。
それが、すべての人にとっての喜ばしい知らせなのだということが、
ただ解き明かされていないから・・・・ではないでしょうか・・・。

難しく言えば、
多くの日本人は、
神がどのような存在なのか分かってはいない・・・。
また、自分がどのような者であるかが分かってはいない・・・。

ただそれを知りえるものとして、
見える形で明らかにされた出来事こそが、
イエス・キリストの十字架の出来事であり、
イエス・キリストの死と葬りと復活という出来事が、
そこにあるのです。

この出来事こそ、
救ってくださるのは神ご自身なのだということが明らかにされ、
私たちは救われなければならない存在なのだということが明らかとなるのです。

では、何から救われなければならないのでしょうか。
私たちは救われなければならないほどに、
心を失い欲に満ちた存在だということです・・・。
メシア・救い主としての、神であるイエス・キリストがこの世界に、
人として生まれ来たということは、

神の目から見て、この世界は、
逃げることも救われることもできないほど堕落していることをあらわしているのです。

多くの日本人は、ありのままの自分の姿というものを、
気づいていない存在なのかもしれません。
また、認めようとはしないのかもしれません。
世俗に流されるままにしているのかもしれません。

「 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。
それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
神が御子を世に遣わされたのは、
世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。」

 (新約聖書・ヨハネによる福音書・3章16〜17節・新改訳聖書)


北白川 スー

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Wrote up on November 18, 2016.