福音と言うものをを考えるとき



・「福音」・と言うものをを考えるとき、
とかく個人的なつながりでとらえるものです。

しかし「福音」は、決して個人的なものではありません。
自己中心的な立つ位置で考えるものではないのです。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
神が御子を世に遣わされたのは、
世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。」

(新約聖書・ヨハネによる福音書・3章16〜17節・新共同訳聖書)

たしかに私たちは、色々と問題を抱えています。
だから、そこから抜け出したいと思うものです。

自分の思う通りにはならない・・、
そう思えばこそ、苦しんでいるのです。

聖書・バイブルが言わんとしていることは、
私たちの考えや行為といったものは、
表面的なものであって、
問題は、もっと根の深いところにあるのです。
私たちが意識している様々な問題は、
問題としていることは、表面的なことであって、
具体的なものよりもさらに深いところにあるものを、
私たち自身の中に最初からあるものを言っているのです。

根本的なものが解決されない限り、
私たちが抱えている問題は解決しません。

個人的なつながりや視点で捉えるのではなく、
冷静な客観的な視点で私たち人間を見なければなりません。

福音とは、一人の例外もなく、すべての人々に向けて語られたものなのです。


北白川 スー

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Wrote up on January 04, 2018.