正しい人は一人もいない



正しい人は一人もいない、すべての人は罪人だ・・・と言えば、
多くの人は、少なからずショックを受けます。
クリスチャンであっても例外ではありません。

バイブルは、現代社会の中で起きている様々な問題を決して容認はしません。
なぜなら、彼らの問題は、
神に聞き従わないところの結果から生まれてきた問題だからです。
自分たちの本性を知るなら、
自分たちの立場など、どれほども無いのです。

「正しい者はいない。一人もいない。
悟る者もなく、神を探し求める者もいない。
皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。
善を行う者はいない。ただの一人もいない。」

(新約聖書・ローマの信徒への手紙・3章10〜12節・新共同訳聖書)

私たちは、自分の考え方ややり方などを信じています。
自分は正しいとさえ思っています。
しかし、そうではないのです。

自分のやり方や考え方に頼れば頼るほど、
問題は大きくなり混乱は増してきます。

聖書・バイブルは、”信仰による義 ”を歌っています。

信仰による正しさとは、
決して、自分のやり方や考え方を頼ることではありません。
むしろ、自分を疑い、自分に問いかけることでしょうか。

「わたしたちの古い自分がキリストと共に十字架につけられたのは、
罪に支配された体が滅ぼされ、
もはや罪の奴隷にならないためであると知っています。
死んだ者は、罪から解放されています。
わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、
キリストと共に生きることにもなると信じます。」

(新約聖書・ローマの信徒への手紙・6章6〜8節・新共同訳聖書)

私たちは、さまざまな問題を引き起こします。
そして、出来なかった原因を探し出そうとします。
さらに、何かを理由に仕立てあげます。

しかし、自分自身に問題が隠されているとは考えません。

聖書・バイブルは、
正しい者は一人もいない・・と言っているのです。

私たちは、自分自身にブレーキをかけなければなりません。
私たちは、どこへ向かって歩んでいるのかを知らなければならないのです。

現代の豊かさは、決して義ではないことを知らなければなりません。
ただ、私たちは認めたくないだけのことなのです。


北白川 スー

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Wrote up on April 04, 2014.