聖書は、その日3000人がスタンダードです



日本には8000ものプロテスタントの教会が存在しています。
町中に建っているプロテスタントのキリスト教の教会では、
日曜日の礼拝に集まる信徒さんの数といえば、
30人そこそこでしょうか。
それが日本のキリスト教の平均的な現状かもしれません。
カトリックやプロテスタント、その他のキリスト教を含めて、
全人口の1パーセントというところですから。

イエス・キリストが十字架にかけられ死刑となり、葬られ、
三日の後に死人から復活し、
多くの人たちの前にあらわれ、そして天に帰られた・・・。

よみがえられたイエス・キリストは、弟子たちの前にあらわれて言われた。

「平安があなたがたにあるように、
父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。
そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。
『聖霊を受けなさい。
あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、
あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、
それはそのまま残ります。』」

(新約聖書・ヨハネによる福音書・20章21〜23節・新改訳聖書)

このようにして、イエス・キリストの教えは、
ペテロたち12人の弟子に受け継がれていきます。
さらに多くの人たちに受け入れられ、
世界中の多くの人たちの心を引き付け、
さらには未来への希望を抱かせるものとして引き継がれて行くことになります。
多くのキリスト教国を生み出すこととなったのです。

聖書の、使徒の働き・使徒言行録・使徒行伝とも言われる、
イエス・キリストの弟子たちの歩みを今に伝えている文章には、
聖霊が皆の上に下ってきたとき、
その日3000人がイエス・キリストを信じ、
弟子に加えられたと語っています。

現代の日本の教会のように、
一人の人が信仰に入ることに一喜一憂しているようなものではなく、
1日に3000人がイエス・キリストを信じたのです。

その出来事は、2000年前に一度だけ起きたのではなく、
現代でも起きると聖書は語っています。
現に韓国でも中国でもインドでもアフリカでも起きています。
宗教を禁じていた中国では、
1日に1万人の人たちがキリスト教へと改宗したと伝えられています。
中国のクリスチャンは、今や人口13億の10パーセントを占めるようになってきたのです。
日本の全人口と同じ数の人たちがイエス・キリストを信じていることになります。

「そこでペテロは彼らに答えた。
『悔い改めなさい。
そして、それぞれ罪を赦していただくために、
イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。
そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。
なぜなら、この約束は、あなたがたと、その子どもたち、
ならびにすべての遠くにいる人々、
すなわち、私たちの神である主がお召しになる人々に与えられているからです。』
ペテロは、このほかにも多くのことばをもって、あかしをし、
『この曲がった時代から救われなさい。』と言って彼らに勧めた。
そこで、彼のことばを受け入れた者は、バプテスマを受けた。
その日、三千人ほどが弟子に加えられた。」

(新約聖書・使徒の働き・2章38〜41節・新改訳聖書)

聖書・バイブルが語っているのは、
イエス・キリストがこの世界に、
神のひとり子として来られたということは、
神の計画によって実現されたということであり、
死人からの ” 復活 ”によって証明されたのです。

この出来事こそ、キリストの福音であり、
世界のすみずみまで、すべての人に伝えるように、
イエス・キリスト自らが命じられたのです。

キリスト教の宣教や布教というものは、
人間的な努力や知恵によってなされるものではありません。
すべて ” 聖霊 ”によらなければ実現しないと聖書は語っているのです。

「そこで、あなたがたに言っておくが、
神の霊によって語る者はだれも・『イエスはのろわれよ』・とは言わないし、
また、聖霊によらなければ、だれも・『イエスは主である』・と言うことができない。」

(新約聖書・コリントの信徒への第1の手紙・12章3節・口語訳聖書)

聖霊とは、何か不思議な現象を言っているのではありません。
私たちを気づかせる、神の働きかけなのです。

イエス・キリストの十字架の出来事は、
私たち人間の魂を根底から揺さぶる、おどろくべき出来事なのです。
そうあればこそ、おどろきと喜びをもって、
イエス・キリストへの信仰を持つことになるのです。

日本のキリスト教は、まだまだ神による油注ぎを受けていないのかもしれません。
それが日本が低迷している原因だとしたら・・・・・。


北白川 スー

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Wrote up on January 09, 2016.