キリスト教って何・・・?・永遠の命


 キリスト教って、どのような宗教なのでしょうか。

 根本的な、また基本的な理解を持っている人をかぞえるとなると、

 どのような宗教なのか、詳しく説明できる人は少ないのが現実なのかもしれません。

 どうも私たち日本人は、長年にわたってあいまいにしてきたのかもしれません。

 一般的な感想と言えば、

 イエス・キリストへの信仰・・・・・。

 十字架・・・聖書・・・日曜日の礼拝・・・賛美歌・・・奉仕・・・・・。

 まあ、これぐらいではないでしょうか。

 キリスト教のもっとも初歩的な事柄についてであっても、

 ほとんど知られていないのが現実なのかもしれません。

 イエス・キリストの十字架の死による贖い(あがない)の出来事、

 イエスの死と葬りと復活について・・・・・。

 さらには、この世界を造られた神の怒りと裁き(さばき)について・・・・・。

 イエス・キリストの十字架の出来事と、

 神の怒りと裁きという二つのテーマの解き明かしと、

 この二つのテーマが互いに密接に関係しあっていることを解き明かされて初めて、

 同じ流れ、同じ線の上にあることが解き明かされて初めて、

 キリスト教というものを説明することができるのです。

 ただ単に、神を信じることの素晴らしさだけが、キリスト教の信仰ではありません。

 キリスト教の信仰にとって欠くことのできないものとして、

 この世界を造られた神と、その神の意志や意図というものと、

 この世界を造られた神は、なぜ人間をも造られたのかということ・・・・。

 ありのままの人間の姿という関係とが問われてこそ、

 罪の問題であったり、命についてであったり、

 人間の存在そのものについても、

 キリスト教の根本的なテーマである ” 永遠の命 ” というものが明らかにされるのです。

 永遠の命への約束という希望があってこその信仰なのですから。


 「 御子を信じる人は永遠の命を得ているが、

 御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、

 神の怒りがその上にとどまる。」

 (新約聖書・ヨハネによる福音書・3章36節・新共同訳聖書)


北白川 スー

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Wrote up: 19 September 2009.