読書感想文

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小説「人のセックスを笑うな」(山崎ナオコーラ)
小説「野ブタ。をプロデュース」(白岩玄)
エッセイ「正直者はバカを見るな!」(弘兼憲史)
エッセイ「どん底からの成功法則」(堀内九一郎)
サイエンス書「よみがえる脳・情動と感情の脳科学」(アントニオ・A・ダマシオ)
サイエンス書「脳のなかの幽霊」(V・S・ラマチャンドラン)
小説「セイジ」(辻内智貴)

人生訓「金持ち父さんの金持ちになるガイドブック」(ロバートキヨサキ)
エッセイ「稼ぐが勝ち」(掘江貴文)
教本「投資情報のからくり(山本一郎)
小説「博士の愛した数式」(小川洋子)
人生訓「出来る人ほどよく眠る」(中谷彰宏)
人生訓「ユダヤ人大富豪の教え」(本田健)

教本「株が好き」(若林史江)
小説「悪魔のパス、天使のゴール」(村上龍)


小説「人のセックスを笑うな」(山崎ナオコーラ) ★★☆☆☆+
20歳以上年上の女と主人公のラブストーリー
ふざけたペンネームだと思ったが、おそらく大学が文学部出との事で、昔からの名前なのだろう。日々の何気ない様子を綴っている。あまり頭に残らなかった。(2006年1月)


小説「野ブタ。をプロデュース」(白岩玄) ★★★☆☆+
文芸春秋賞を取った若き作家の作品。白岩玄、顔がイケてます。
内容は、学校で活発な、面白い、頭のいいリーダー的存在の主人公が、デブでいじめられっ子の転校生、ノブ太が人気者になるように策をめぐらせる話。
晴れてノブ太は人気者となるが、主人公の「自分を演じる」キャラがクラスメイトにばれていき、彼は学校に居れなくなる、というストーリー。
主人公がこだわっているのは自分の作り上げた表面的な人格に過ぎない。しかし、人はみなこの社会の中で多かれ少なかれ彼のような生き方をしているのだろうなぁ〜。(2006年1月)


エッセイ「大人になる前にしなければならない50のこと」(中谷彰宏) ★★☆☆☆
多分、高校生か大学生のために書いたビジネス本
今、すべきことは自分を高めるために目立ったり、やりたいことをしたり、人前で話したりすることを嫌がらないこと、らしい。
本当にそう思う。しかしこんな本を読む高校生は可愛げがない気もするが・・・。(2006年1月)


エッセイ「正直者はバカを見るな!」(弘兼憲史) ★★☆☆☆
人との付き合い方、自分の頭で考えることの必要性を説いている。(2006年1月)


エッセイ「どん底からの成功法則」(堀内九一郎) ★★★☆☆

社長はやはり自己中心でなければつとまらない??
「マネーの虎」で存在を知った、生活創庫の社長さん、堀内さんがどんな事を考えているのか知りたくて読んだ。
一度はホームレスまで落ちた人が色々な事を考えて今に至るまでを書いている。基本かなり自分がかわいい人なのだなと感じた。
やっぱり経営者としてやっていくにはこのくらいでないといけないのかな〜(自分には無理!!)
(2006年1月)


サイエンス書「感じる脳・情動と感情の脳科学」(アントニオ・R・ダマシオ) ★★★☆☆

読み応えがあると言えば聞こえがいいが、正直非常に難解。自分が読むには早過ぎた感があり・・・・
普通、人間は何かを感じたりすると体の中で変化が起きると考えられている。
例えば、「怖い」と感じると身体が硬直したり心拍数が上がる。
しかし実際はそうではなく、情動があってその上に感情が成り立っている。怖いものを見て体が硬直するから「怖さ」を感じる。
本書は生物は進化の過程でホメオスタシスを身につけ、人間は、高度な知能を持った動物としてホメオスタシスの高位に情動があり最高頂に感情があると説いている。

哲学や、当時のヨーロッパのキリスト教世界なども背景にあり、今脳科学をいっぱいいっぱいで勉強している自分にとって字を追うので精一杯。
もっと勉強します・・・・。
(2006年1月)


 サイエンス書「脳のなかの幽霊」(V・S・ラマチャンドラン) ★★★★★S

今後のリハビリテーションはどうあるべきなのか?それを考えさせられた一冊でした。
内容は幻肢を中心とした人の意識について。
幻肢は切断された手足があるように感じのことで、手足を切断された人は「手の平に爪が食い込む」痛みや、「指を折って数を数える」ことまで出来る。

幻肢の他にも、人間には半側空間無視、エイリアン・ハンド(他人の手徴候)、想像妊娠、などなど、まるで自分の脳の中に幽霊がいるかのような現象が起こる。これらについて何故なのかという解説を分かりやすく説明している。
人という形は、手や足や感情や、強いては自我まで、一時的に作り出された外形に過ぎず、簡単にも変化してしまうものだそうだ。

本書でも書かれてある通り、人間は(西洋文明)は、人間中心の世界を否定することで発展してきた。
大陸移動を唱えたヴェゲナー、人間は神が作った事を否定したダーウィン、ついでに地動説を唱えたガリレオ、そして今(といってももう10年前の文献だが)医学的にも、新たな概念の変化の過渡期なのかもしれない。
(2006年1月)


 小説「セイジ」(辻内智貴) ★★★☆☆+

優しすぎて不器用で社会で生きていけない男。そんな彼が愛する人を助けようと思った時どうするか?
 不器用なセイジに共感してほろりと来ることはあったが、どうも話を狙いすぎている感がした。さびれたコーヒーショップで働いている中年男セイジと主人公との交流を描く。
(2005年1月)


 人生訓「金持ち父さんの金持ちになるガイドブック」(ロバートキヨサキ) ★★★☆☆

お金は大事だよ〜という本。
なんかこんな本ばかり読んでいたらろくな人間にならないような気がするが、読んでみた。お金が自分に舞い込んでくるためには心にゆとりをもつ、アンテナをめぐらす、など書いている。はいはい。(2005年1月)


 エッセイ「稼ぐが勝ち」(掘江貴文) ★★☆☆☆

ホリエモンのエッセイ。話題の人なので読んでみた。
経営者としては彼は優れていると思うが、エッセイを読む限りでは人間としては最悪だと思った。俺は年収も彼の100分の1以下だが、これだけは言い切れる。「金で女はついてくる」「僕は昔からいかに人を利用するかを考えて生きてきた」確かにそれも正しいかもしれないが、そういう目で人生を見るのはとても悲しくないか?!と思った。(2005年1月)


 教本「投資情報のからくり(山本一郎) ★★★★☆

経済について書いた本だが面白い。
それは著者の極論、オタク的な独特の視点からではないか?日本のアニメがいかに将来性のない仕事か?ゲーム産業は昔から同じ内容であることなどが書かれていて共感できるところが多く、気持ちよかった。(2005年1月)


 小説「博士の愛した数式」(小川洋子) ★★★☆☆

立ち読みで3日かけて読破した^^。
医療に携わる人間には多少なりとも存在する心理なのかもしれない。ドキッとした人もいるのではないだろうか?
(2003年8月)


 人生訓「出来る人ほどよく眠る」(中谷彰宏) ★★★☆☆

この本を台湾人が読んだらどう思うのだろう?実際かなりむかつくと思うのだが・・・・。(2003年8月)


 人生訓「ユダヤ人大富豪の教え」(本田健) ★★☆☆☆

またこんな本を読んでしまった。
金持ちになるにはどうしたらいいかを書いた本。(2005年1月)   


 教本「株が好き」(若林史江) ★★★★☆

今まで読んだ株の本の中で一番分かりやすい。

それは作者が自分の言葉で株について説明しているからではないか?(2005年1月) 


 小説「悪魔のパス、天使のゴール」(村上龍) ★★★☆☆
中田と作者をモデルにしたサッカー小説。
 (2005年8月)