日記

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2004年4月3日

春休みは時間の限り遊んでいた。飲み会、インド旅行、もう腹いっぱい。これ以上休むとダメ人間になる。そこまで遊んだ。

そして、いよいよ始まった社会人生活。
かなりの数の新入社員。疲れた〜。
そしてオリエンテーションでは、まず最初に「医療人としての心構え」が話されると思いきや、いきなり消費税、軍備、そしてイラク問題等々、「日本の政治の問題」から説明が始まった。

俺の働く組織は基本的に利益を追求する組織ではない。基本的に金を持っていない人を助けるたに作られた医療組織で、そのためには世の中にも積極的に関わっていかなくてはならない、という考えもある。

共感できる面、疑問を感じる面いろいろあるが、俺はそれを分かった上でこの病院に入ることに決めた。
しかしながら、今までは友達と話をするときでも「タブー」としてきた、いやいや、むしろ避けてきた政治の話題からいきなり始まると、社会に出ると嫌でもこういう世界に関わっていくんだな、他の世界の出来事では片付けられないんだなぁって感じる。
オリエンテーションでの説明は全て正論。今まで新聞やニュースであんまり良く分からなかった点が良く分かった。けど、やっぱり政治の話題は聞くだけでもエネルギーがいる。

まあ、あんまり重く考えずに、これで政治ネタも話題に使えるようになれると、プラス思考でやっていくつもり。全部いいところだけを吸収するつもりだ!「就職」であって「就社」ではないわけで。

世界中どこで働いても「いいPT」と言われるPTが目標。やるぞ〜。(キラキラ)


2004年3月15日

連日遊び呆けている。のんだくれ、食い倒れ、遊び倒しってやつだ。
先日はカラオケで上半身裸でマフラーを巻きTMレボリューションまでやった。
これで28歳。どうもすみませんという感じだ。そろそろ勉強したくなってきた。

この休み、いろんな人と会った。大学時代のゼミの友達や昔のバイト仲間、今のバイト仲間、予備校の先生。
しかし人と会って思うのは、みんなを見て俺も刺激を受けるということ。まあ、喋っててたまに疲れる人もいるが・・・。
でもほんまに皆色んな道を歩いてる。そして自分がいかに狭い世界に生きているかを感じる。

それぞれのロードを〜人は皆歩いている〜(by虎舞竜。ロード第5章早く出せ!)ってやつだ。
俺も頑張ろう!あと2週間後に新人研修が始まる。早く働きたい!!


2004年3月9日

バンザーイ!晴れて自由!国家試験終了!そしてらくらく合格圏内。やっとこの時が来た!
脱☆パラサイト・シングル、アダルトチルドレン万歳〜〜!
28歳新卒!ほっとけ!

そんなわけで連日友達と飲んだくれている。
こんなに気持ちよく酒が飲めるのは久しぶり。
昨日飲みすぎて腹が痛い・・・・。

本当に波乱万丈だった専門学校3年間。
全エネルギーを勉強に集中させられた毎日だったが、ここは、思いっきり感動の余韻に浸ってしんどかったことを選んでみたいと思う!

1位 小浜の実習で病態失認の患者さん転倒。同じ日に他の患者さんのホットパックからお湯が漏れていて患者さんやけど。実習がストップしそうになる。

2位 実習の途中で親父倒れる!実習どころか学校が続けられるかの危険に。(余命1年と診断される。しかし手術後嘘のように元気になる。気難しさも無くなり、タバコもやめて多分オペ前より健康。)

3位 実習中レポートをコピーしていたらプリンタが故障。修理をあきらめて、手書きで書き直していたら朝になる。

4位 1年の後期試験で自信満々の答案用紙を提出せず、間違えて問題用紙と一緒に持ち帰る。あやうく0点になるところに。

5位 実習中にストレスで蕁麻疹が出る。実習先の病院の皮膚科(移動時間30秒)に診察に行く。

6位 1年生の時の試験前、バイトの人が足りず、年末から試験1週間前まで毎日入れられる。今さら辞めるに辞められず、半泣きで勉強する。

7位 金がないために、毎日片道10キロを自転車で通う。雨の日は、濡れてもいいようにジャージで通学。学校で着替える脱藩浪人のような生活を送る。

8位 周りがどんどん結婚。独身は周りで自分だけに。うるせえよ>( ゚д゚)、ペッ

なんだか愚痴っぽくなってきた。きりがないのでこのくらいにする(汗)
(気を取り直して)あ、そうそう、勿論苦があるからこそいい事もある。
つらいこともあれば楽しかったこともあった。3年間過ごしてよかった事、楽しかった事は以下の通り!

1位 自分が失敗した時に病院の先生や学校の先生、クラスメイトに助けられた。いろんな人に支えられて今自分がいるんだなぁって本当に痛感したこと。

2位 実習先の病院の看護学校の学園祭に飛び入り。看護学生さんとマイムマイムを踊る。一瞬おっさんに戻る。すがすがしい青春の一時を過ごす。

3位 バイトを3年間やり通して、普通の人の2倍の世界を満喫できた。(よく3年も続けられたわ・・・)

4位 学校の入ってから「いい顔になった」と言われるようになった。まあ、それはもとからだけどね・・・・・。俺も成長したんだなぁ・・・・・。

5位 Mに目覚めた。つらい学校生活の中でつらいことの中に楽しさ快感を感じるようになった。

6位 色々な友達が出来たこと、自分が成長できたこと!

なんだか、良かったことには漠然とした事しかないのは気のせいか?!

でも、この3年間は一番身のある時間だった。これからは、この資格を使って色んなことをしてみたいし勉強してみたい。
やるぞ〜〜っ!!


2004年3月4日

外は春、天気がいいし部屋にこもって勉強する気になれない。そんな不健康なことできない。ていうかもう国試の勉強に飽きた。
試験までついにあと3日となってしまった。ちゃんと試験が出来るか不安だけど、早く終わってくれっていう気持ちのほうが強い。
こんなにいい天気なのに!!デート・梅見日和なのに!(相手いないけどね)

今は学校が閉まってるので、毎日スタバでコーヒーを飲みながら自習している。
しかし春眠暁を覚えず、今日はあまりに天気が良かったので半分寝ていた。

あと3日で全てが終わる。大変だった専門学校での3年間も終わるし、
片道10キロの道のりを自転車で往復していた毎日も終わる(しかも5年間)。
そしてこれがスタートだ。

春休みはアホほど約束が入っている。金が足りなくなるんじゃないかと少し心配だ。


2004年2月29日

大学時代の知り合いの結婚式に行ってきた。
2次会から参加したけど大盛り上がり!
やっぱり結婚式ってどういう2次会をするかでその人の交友関係とか、キャラとかが分かると思う。
今回の二人は、昔の友達が2次会をセッティングしてくれたらしく、みんなを巻き込んですごく楽しい会になった。
俺は大学時代にビデオ屋でバイトしていた。(辞めたり、外国に行っていた期間を入れたら4〜5年間)新郎新婦が知り合ったのもそこだった。
そういうわけでバイトの4世代くらいの人が集まって、ほとんど同窓会。久しぶりにいろんな人に会えて本当楽しかった。
そのほかにも新郎新婦の恩師、高校時代の友人、職場の同僚、その他もろもろ色んな分野からの人が招待されていた。
交友関係が偏っておらず幅広く、昔の出会いもも今の出会いもすごく大事にしているんだなぁって感じて新郎新婦の人望の厚さ感じた。本当に感動した。
何はともあれ、お二人さんお幸せに!!
俺もこれから頑張ろう!とりあえず来週の国試だ!オー!


2004年2月27日

 試験まであと1週間少し。本当に体がなまって仕方がない。合格するか不安な気持ちもあるけど早く終わって欲しいという気持ちもある。

 しかし!明後日、試験1週間前だが、昔のアルバイト仲間の結婚2次会に行くことになっている。ハッキリ言って遊ぶ・弾けるそんな時期じゃないのだが、バイト仲間の結婚式・披露宴では今まで全て参加。そして仲間は全員集まっている。やはりこれはもう行くしかない!1日だけ勉強の事を忘れて盛大に祝おうと思う。何かイベントやるのかなぁ〜。

イベントといえば、去年参加した披露宴ではこんなことがあった。
新郎を胴上げすると見せかけてプールに落とそう!そしてプールに前もって潜んでいた誰かが新郎に抱きつこう!という案が出た。そして俺はプールの中で抱きつく役になった。スーツを脱いでプールに入って隠れていたのだが、誰も来ない。「わっしょいわっしょい」という声が聞こえるのだが、いつまでたっても新郎はプールに投げ込まれない。不思議に思って水から上がると、プールのそばで新郎は普通に胴上げをされていて、誰かから「すまん、予定が変わった」といわれた。ほったらかしかい!みたいな。身も心も寒い思いをしたが、そんなシチュエーションをおいしいと思う自分があった。今回はどうなるのだろう?


2004年2月20日

 後残るところ国家試験まで2週間。あと2週間身動きが取れない自分がもどかしい!勉強をするのも中途半端、遊びも中途半端で。外はもう小春日和だし、基本的にアウトドアな自分としては体がむずむずして仕方がない。最近学校以外の人に会っていない。早く国試が終わって欲しい。何の躊躇もなく動き回りたい!そして早く働きたい!と思う今日この頃。

 俺は飲食店でバイトをしているが、数えるところあと2回でやめる。専門学校に入って早3年。忙しくなったらすぐに辞めようと思っていたが、結局卒業まで働いてしまった。自分も少しは頑張ったと思うが、実習の2ヶ月間を休ませてくれたり、試験前は週1回まで減らしてくれた社員さんにも感謝している。ここまで融通を利かせてくれたら3年間続けてこれたのだろう。
 先日社員さんから「国試におちたら面倒見てやる。また連絡してくれ」と言われた。本当に落ちたら大変だが、そういってくれるのは嬉しかった。飲食店はバイトの出入りが激しい。だから長く続くバイトは大事にしてくれる。
 本当3年間色々あった。1年の試験前に人が足りなくてバイトを休めず、朝早くからバイトに入るまで半泣きになりながら勉強していたこともあったし、バイト先で仲良くなった友達とベトナムにも行った。次は客として店に行くことだろう。そして飲みまくり、騒ぎまくりの迷惑な客になってやるぜ!

 最近自分の中で漫画が熱い。実は数年間漫画を読まなかった。その理由は、かつてフアンだった落合信彦(ちなみに今は大嫌いです^^;)が、「漫画というものは想像力を使わない。アメリカでは字の読めない頭の弱い人や子供のための読み物だ。このようなものがサブカルチャーとして受け入れられている日本は滅亡が近い」とか何とか書いていてそれを真に受けていたから。全く大きなお世話という感じだ。
 漫画と小説とでは頭の使う部分が違うが、小説よりも劣るとは思わない。アメリカではスヌーピーやらブレイドなどのアメコミの漫画こそあれ日本のように大人を対象とした漫画はない。一言で漫画と括って欲しくないものだ。

 最近面白い映画は自分の仕事に関係あるから、「ブラックジャックによろしく」、「リアル」、
後は、「め組みの大吾」「ギャラリーフェイク」「ドラゴンボール」の魔人ブウ編(昔読んでいなかった)、手塚治の短編集、等等。
コンビニで1日2冊立ち読みしている(←買えよ!)。他に何か面白い漫画はないかな〜。


2004年2月2日

 元気ですかー!!なんだかばたばたしている間にあっという間にもう2月。まさに光陰矢の如し。HPも月2回の更新予定だったのだが、忙しいので仕方ありません!!(開き直り)

 この1ヶ月はもう怒涛の忙しさだった。まず、3週間の卒業試験。毎週試験があるのだが。段々難しくなるので勉強を続けないといけない。点数が足りないと勿論再試験がある。これだけでも大変なのだが、僕は秋の実習でへまをしてしまったり、注意力が散漫なところがあって、「経験不十分」と判断されて、追加で実習に行っていた。それに加わり、アルバイト、英検と、信じられないくらいの忙しさでもう卒倒寸前だった。実習も大変だったが、楽しかったし、学校や病院の先生方には大変感謝している。成長したと自分でも思う。そして、クラスの誰よりも実習を経験したことになった。俺は今まさに「実習王」の称号を手に入れた!!(←自慢になるかい!)

 話は大きく変わるが、俺は旅行が大好きだ。そして今年は就職。もうしばらく海外放浪は出来ないだろう、そう思って今年はずっと憧れていたインドに行くことにした。20代の総決算だ!タイガージェットシンになってくるぜ!

俺がインドに行きたくなった理由は二つある。
 一つ目は、何といっても映画や文学で憧れを持ったことだ。沢木耕太郎の「深夜特急」そして遠藤周作の「深い河」。
「深い河」は原作よりも映画のほうが面白かったのだが、この映画を見た時、俺は大学でクラブに入っていたのだが本当に自分のやりたいことなのか確信を持てずにいた。ついでに足を怪我をしてしまい気持ち的にはどん底だった。
 そんな時にこの映画をみた。奥田瑛二演じる大津は、昔から純粋無垢なクリスチャンで、教義に従い自分を犠牲にしてインドで人々の苦しみを全て背負って生きようとしている。美津子を演じる秋吉久美子を初めとして、周りは彼を馬鹿にするわけだが彼は自分の信念を曲げようとしなかった。しかりラストで、大津はインドの慣習を破った日本人観光客を追いかけているうちに足を滑らせて階段を転げ落ち、死んでしまうのだが、彼は「これでよかったのです」といって笑って死んでいく。
そして、この映画で紹介されるインドの仏像。日本を初めとするほかの国の仏像が微笑を浮かべているとは違い、インドの仏は苦しみで顔が歪んでいる。インドでは、仏は人々に慈愛をもたらすのではなく、人々に代わって苦しみを受けるものであり、それがインドの仏教の愛なのだと、解説されていた。
 この映画を見て若かりし日の俺は大いに感動した。自分がどうやって生きていけばいいのか考え、それが今の俺の行き方につながっているし、インドの世界観にすごく魅力を感じるようになった。

 そしてもう一つは、かつてファンだった落合信彦(ちなみに今は嫌いです^^;)が「病気で苦しむ人を助けるような経験をすれば本当に人の痛みが分かる人間になれる。政治家は選挙に出る前にそういうことをすべきだ・・・云々」とか書いていたが、俺もそういう経験をしてみようと思ったからだ。別に政治家になる気もないし、病院で働き始めたら自然と身に付くことなのかもしれない。でも人生という長い目で見たら、こういう経験をしてもいいんじゃないかなと思った。もっと自分がでかくなるんじゃないかとも。場所をカルカッタに決めたのもマザーハウスがあるからだし、滞在中はそこでボランティアもしてみるつもりだ。遠くばかりを見ていないで足元をしっかり固めろと言われるかもしれないが・・・・。

さあ、後は国家試験。やるぞやるぞ〜!


2004年1月1日

いよいよ2004年!今年もよろしくお願いします。もう、去年の年末は大忙し。流されるように新しい年になってしまった。この数年間、全然ほっこりできてへんっちゅうねん!年末年明けが一番殺伐としているわ〜(初逆切れ)毎年年明けにテストが始まる。今年も卒業試験が!そういうわけで毎日テスト勉強に追われている。
家にいたら勉強が出来ないので、いつもミスドかスタバに行く。店では、隅っこの席でコーヒーを飲みながら疲れるまで勉強をする。最近は、一度勉強を始めれば、トランス状態に陥り、5〜6時間はぶっ続けでやり続ける。まるで自分じゃないみたいだが、慣れって怖い。昼過ぎて店が込み出してくると、様子を伺い退出する。多分店員は迷惑がっているだろうが、トレイを返すときに「にこっ」としているので悪い印象は持たれていないはず。さもなければ「いい年したおっさんがにやついている」と思われているかどちらかだ。

 年末のスケジュールでは、喫茶店での勉強が終われば、そのまま飲み会かバイトに直行!しかもそれ以外にも追加実習まであって、同窓会&忘年会も連日あった。でもやっぱり昔の友達に会うのはいい。色んな友達と再会した。
 中でも大学時代の友達で遊んだ時、数年ぶりに大学まで行った。久しぶりに見る大学は、ほとんど変わっていなかった。前の通りの店が変わっていたり、法科大学院の新学舎が出来ていたり、色々マイナーチェンジはあったが、やっぱり大学は昔のままだった。
 自分の思い出に残っている大学生活はたいした事がないと思っていた。大学生活では、ろくに授業にも出ず、勉強もせずだらだらとした毎日を過ごしていた。ずっと自分ではそう思い込んでいた。大学生活の4年間(正しくは5年間)俺は一体何をしていたんだろう?と思っていた。そういう一面も事実あると思う。でも、久しぶりに学内を歩いたり、大学前通りを歩いたりすると、色んな事を思い出した。未熟だった自分が、自分を見つけ出すためにもがいていて、色んな事にがむしゃらにぶつかっていってたんだなぁって思った。大学にはたくさんの俺がいた。友達にも会えたし、昔の自分とも会えたし、気持ちを新たにしてこれからも頑張ろう!って気になった。