1.障害の有無に関わらず誰でも楽しめる。 |
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一般的に障害者スポーツのほとんどが、障害者だけで行うのに対して、障害者シンクロは、障害のある人とない人が一緒に演技をする。障害のない人が介助者の立場でなく同じシンクロの演技者としてである。障害の有無に関わらず一緒にできるスポーツなのである。このことは他の障害者スポーツに見られない特徴だと考える。障害者シンクロは誰でも参加できるのである。障害がどんなに重度であっても参加できるのである。 |
2.身体的効果 |
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練習を続ける(水に入る)ことで、障害のある部位に負担をかけずに身体を動かすことができたり、関節を動かしやすい等、機能回復への一助にもなり、身体的効果を得ることもできる。(シンクロだけでなく、水中運動全般から得られる) |
3.精神的効果 |
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シンクロの練習、発表することでプールへ行くことが目標になり健康に留意するという姿勢が出てくる。そして、シンクロの演技者としてチームの一員として仲間と共に演技を作り上げるという喜びを持つことができる。自分を見てもらう、演技を評価してもらうという自己表現の場となる。できなかったことが少しずつできるようになる。喜びは充実感となり、自己の可能性へ挑戦していこうとする積極的な行動、生き方となっている。このことは障害者自身だけでなく、その家族にも影響を与え、生活に変化を持たせることにつながってきている。 |