テオプラストス
ギリシア語錬金術文献集成
TLG 4339
アルケラーオス
001
哲学者アルケラーオスの〔書〕神的術知について/イアムボス詩で
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[人物]
A.D. 8以前の詩人、錬金術師。
哲学者アルケラーオスの〔書〕神的術知について/イアムボス詩で
(=Arcelavou filosovfou peri; th:V qeivaV tevcnhV dia; stivcwn ijambwn)
(fort. auctore Heliodoro alchemista et poeta)〔もしかすると著者は錬金術師にして詩人ヘーリオドーロスかもしれない〕
(e cod. Casselano)
4339 001 1t
哲学者アルケラーオスの〔書〕神的術知について
2t
イアムボス詩で
4..9.001.1
知者たちの全知にして神的な術知は、
聞と悪臭の精霊が斥けられ、それゆえ悪臭も閣の影も現れぬとき、肉体問の衣を着、霊魂と精霊は聞が肉体から消え去ったがゆえに喜びにふるえる、そして霊魂は、光に満たされた肉体に呼びかけてこういう、“よみの国ハーデースから目覚めよ、墓より蘇り、闇より起き上がれ、汝は精霊と神性で身を包んだのである、復活の声が鳴り響き、生命の医薬は汝に入り込んだのだから"・というのは、精霊は霊魂と同様、肉体の中で再び喜びを与えられ、精霊は喜び急ぎかけよって肉体を抱くからである、もはや聞が肉体を支配することはない、なぜなら、肉体は光の家臣であり、肉体と光が再び別れの苦しみを味わうことは永遠にないのだから、そして霊魂はその本来の住み家で楽しむのである、なぜなら、肉体が閣に隠された後で、霊魂は肉体が光に満たされたのを見たのだから、そして肉体は霊魂と向きあって聖なるものとなったがゆえにイ霊魂は肉体と結合し、いまや肉体は魂の住み家なのである、肉体は神性の光をともし、聞は肉体から離れたからである、そして肉体と霊魂と精霊とはすべて愛のうちに統合され、一つになった、そしてその統一の中に神秘は隠蔽されたのである、ともに統合されたその存在のうちに、神秘は成就され、その住み家は封印され、一つの記念碑が光と神性に満たされて
建立されたのである、
J、曹司、J、、-、、n。
天上から霊感を抱いて心を奮い立たせ確かな目的をもって目標を達するよう汝が行わんと欲する作業は、
汝に容易に大きな喜びと利得とをもたらすであろう、
汝が、心の抑制と精進と純潔とをもって汝の霊魂と肉体とを美しくするならば、そしてまた生活の乱れを避け、ただ
信心深い勤めの中で、神への賛美を捧げ、懇願の双手をもって神に祈り、
汝が、おお神秘的なことよ、
一つの種からいかにこの作業を完成させるべきかをいっそう速やかに知ることができるような、
慈悲と知識とを、天から賜らんと…・・・
P3の肉体は、神に奉仕することにより苦行浄化し、 汝の霊魂を、敬神の生活を見るため飛び立たせよ、それゆえ、汝は、なすべき欲望を少しももたず、不正なることがらを決して抱かないであろう、
というのは、霊魂の強さは心の雄々しきであり、賢明なる理性と分別ある思考であるから、
あらゆる情欲を純化し、
肉欲の喜びの汚点を流れる涙とともに洗い流せ、涙は汝の両阪にあふれ、かくて
悔恨の心の痛みと苦悩を表す、
」プヂ入ナ(焦熱地獄)の火と最後の審判の日を十分に心せよ、
汝、影のない永遠に続く光を、
まともに見ることのできるように生活せよ、そして汝の唇から神への賛美の声を、
天使の合唱とともに、快い調べに乗せて、高さの極みにまで、あげさせよ、
万物の王は、智をもって天上を支配し
父なる神は福音と聖霊とをもって支配する、あらゆるものに不滅と無限の時を、
永遠に、さらに永遠に、アーメン(、2)
2014.11.10.
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