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ギリシア語錬金術文献集成

錬金術断片集

016
くだんの場所でこしらえ方されている金属-石について







金属-石について、くだんの場所でこしらえ方されている
(Peri; tou: metalliou: liqou: ejn oi|V toi:V tovpoiV ejkeivnoiV)
(e. cod. Paris. B.N. gr. 2327, fol. 249r)



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金属-石について、くだんの場所でこしらえ方されている

 すなわち、テーバイの地において、金属屑(yh:gma)がこしらえ方される場所がどこかを知らなければならない。〔それは〕クレイオポリス〔ヘーラクレオポリス〕、アリュコプリオス〔リュウコポリス〕、アプロディーテー、アポレノス〔アポリノポリス〕、エレパンティナ〔エレパンティネー〕である。

 金属-石とは、大理石状の固体であって、人々はかの地で大いなる辛労をはらって掘りさげ、中でejsmicqovV〔?〕提灯をとってこしらえ方し、鉱脈(flevy)を見つけて領する。彼らの妻たちは、つぶし、搗き砕く。

 そうして、木灰で溶液〔?〕をつくって、傾斜した空洞をももった板の上から下へぶちまける。すると、がらくたの、軽い、無用なのものは水で精錬される。しかし、有用なものはその重さに応じて板の所々に残される。そこで、集められたものを陶製の容器に入れ、精錬用に渡し、道理にかなったものを混ぜ合わせて、その容器を覆って、5昼夜の間、出口の通路をもった容器を、炉の中で精錬する。

2009.05.18.




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