魔術パピルス写本(陶片集)
[底本] TLG 5002 006 Astrol., Magica Date of manuscript = A.D. 17 Vernacular M.A.F. Sangin, Codices Rossici [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 12. Brussels: Lamertin, 1936]: 117-118. 12. 芍薬について(Peri; paiwnivaV)これを大地から引っこ抜こうとするなら、月の欠ける(tairenh;n) ?第5日にこれを引き抜かねばならない、そうして、以下のように準備すること、つまり、汝といっしょに青年1人、少量のパン、蜂蜜、塩、小麦、神官、蝋燭(keri;)?と、薫き物とともに炭を採りあげ、規定の祭壇の四隅から三倍聖なる土塊を採りあげよ、そうして、これを撒こうとするときに、いかなる状況にも有益な?を唱え、その土塊と蜂蜜と塩と小麦とパンと根堀鍬を採って、その植物の3ギュロス?の????(118)、その上に薫いて、神官は神の母の三倍聖にして魔除けの短い讃歌で祝福せしめよ。次いで、これを撒き、その上に小麦と塩を磨り潰し、次の称名を始めよ、「聖なる、聖なる、聖なる主サバオートは満足せり」、そうして次のように言え。「パイオーニア・トリスメギストス〔三倍偉大な芍薬〕よ、諸々の植物の神聖な母よ、万人に慕われる極楽の女神よ、父の不死なる御使いよ、上界より転落したるはオロエール、エレエール、アルシコス、リオス・コイラノス・クロノスよ、????」。 ????そして、冷たさが人間を見出すとき、????果実そのものを磨りつぶして飲ませよ、そうすれば神の恩寵によって治癒しよう。 芍薬について(Peri; paiwnivaV)
グリュクシデーと言われる植物はパイオーニア〔芍薬〕のことである。この植物の薬効はこうである。舌を呪縛された者は、この根を燻し、その種子の核7粒を服用し、根からも???、そうすれば舌の呪縛は解け、その根を身におびた者はより一層恐れることがなくなり、道中身を滅ぼすことなどなく、獣を恐れることもない。 2017.03.11. 一応、訳了。 |