008 神的な水について
神的な水について (Peri; tou: qeivou u{datoV) (= Zwsivmou tou: Panopolivtou gnhvsia uJpomnhvmata peri; tou: qeivou u{datoV) (e cod. Venet. Marc. 299, fol. 188r) 009 2 143 19t これは神的にして大いなる神秘、求められているものである。というのは、これが全体(to; pa:n)。全体(to; pa:n)はこれに始まり、これによって全体(to; pa:n)である。自然は2つ、有は1つ。1なる〔自然〕は1なる〔自然〕をひきつける。また1なる〔自然〕は1なる〔自然〕を144 1 支配する。これは銀水、男女(ajrsenovqhlu)、常に逃れるもの、固有のものらへと衝きうごかされるもの、神的な水、万人が無知のままきたもの、その自然が観察しにくいものである。なぜなら、金属にもあらず、常動する水にもあらず、体でもないから。なぜならそれは支配されることがないから。 これが全体における全体である。というのも、生命を有し霊をも有し、破壊的でもあるから。これを思惟する者は金をも銀をも有する。力能は隠されている。が、愛しい者には具わっている。 2009.08.03. |