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back.gif020 球体明礬を使うときについて、反論

ギリシア語錬金術文献集成

TLG4319

ゾーシモス

021
諸々の硫黄について






諸々の硫黄について
(Peri; qeivwn)

(fort. pars operis Ceirovmhkta)
(e cod. Venet. Marc. 299, fol. 152r)


021 2 174 10t
 もろもろの硫黄に関するロゴスをわたしに訊ねて、今日までしかとわたしは誓約したのではなかったか。だから、あなたのためにそのロゴスが時宜を得て言われるであろう。というのは、もろもろの硫黄に言及したのは哲学者のみならず、あらゆる預言者たちでもあるとわたしは知っているからだ。なぜなら、これらなくしては、すなわち、神的な水なくしては、何ものも存在しないからである。つまり、あらゆる化合物は、これによって入手され、これによって焙焼され、これによって加熱され、これによって凝固され、これによって染色され、これによってイオス化され、これによって脱イオス化されるからである。というのは、彼は謂っている。「第一溶錬からできる神的な水と、少量のガムを投入せよ、汝はあらゆる体を染色するであろう」。また同じことを聞け。「下に置け、そうすれば生じる。この顕現こそが神秘であるから」。しかるに述べる者がいる。硫黄状のもののうち神的な水に等しいものは何か、また神的な水とは〔何か〕、と。彼に向かって先ず述べよう、そのとき人はもろもろの硫黄から他のものらともども何かを作ったのだ、と。しかし、何も作らなかったのであるから、義しくわたしの哲学がそれらを受け取ったのでないことは、われわれによって思惟されるとおりである。

 以後、硫黄が神的な水と呼ばれる。聞け。下から上へと上昇する昇華蒸気は神的なものと言われ、このことから、発煙する壁の中に発生する灰をも、神的なものと人々は呼ぶ。同様に、風呂から落下する飛沫や、湯沸かしの蓋にたまる雫をも、神的なものと人々は呼ぶ。さらにまた、下から上へと火から上昇するものをも、神的なものと呼ぶ。白い水銀をも神的なものと呼ぶのは、これも上昇するからである。

 ところで、古の人たちは弱火と白い花?によって、硫黄状のものを耐火性にするのが常であった。しかし、火が自然と無関係に作るもの、これを太陽は神的自然によって作る。大ヘルメースも謂う。「太陽は万物を作る」と。さらにヘルメースはあらゆるところで言った。「太陽の中に置け。太陽の中で雲を磨りつぶせ。そうして上へ下へと太陽を

2014.10.

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