063 水銀を凝固させる神的な水の蒸発脱水法について
同じ神的な水について (Peri; tou: qeivou u{datoV) (e codd. Venet. Marc. 299, fol. 113v; Paris. B.N. gr. 2325, fol. 86r + 2327, fol. 83r; Laur. gr.86.16, fol. 88v) 064 1t さて、第一に、上昇する水がある。第二に、涙のtavxeiによって、悪臭のするアスベストスのみ。次いで、水の上昇が止まると、水が流入した受器を外す。そして安全に密封して、これを保存する。ランビキを覗くときは、臭いがするから、鼻を守る。そうして、雌の小皿の中に142 1 死骸となった滓があるのを見出すであろう。この死骸が生き返ることを否定するのではなく、絶体絶命のものの再生を期待せよ。次いで、木灰に卵の別の黄身を、石鹸作りの術におけるように、追加混合し、湿ったものらを乾燥したものらといっしょに捏ねあわせ、ランビキの中に投入、あらかじめ指図された通りにして、水の受け器すなわち受器を換えよ。これを三度行い、先に書かれたとおり、第一の白い水 古の人たちは雨水と呼んでいた 、第二の黄色い水 ハツカダイコン種子の油と述べられていた 、第三の暗いオリーブ色の水、を煮よ。小皿の中にある滓も同様である。最初の覗きのおりには、より黒い滓を、第二のおりには、白いのを、第三のおりには、黄色いのを見出すであろう。さて、第一、第二、第三の蒸留(ajnavspasiV)と覗き(ajpokavluYiV)の後、3回の蒸留の水をひとつにする、すなわち、それらの中にある神的な水を、雌の〔小皿の〕中にある残留している滓とひとつにする。そしてその後、硝子製の蒸留瓶を取って、ランビキの中にあるものらをその中に空け、蒸留瓶を、蒸留瓶の縁と同じ大きさの陶製の縁で蓋をして、望むような安全さで、とくに耐火性の泥で容器を塗りこめて、密封せよ。そしてこれを炉の牛糞の中で41日間、放置せよ。腐敗が起こって、浸されるものが浸すものと同等となり、自然が自然を支配するためである。というのは、そういうふうにすれば、硫黄のようなものらが硫黄のようなものらによって支配され、湿ったものらが対照的な湿ったものらによって〔支配される〕からである。 もはや重さを気にすることもなく、新しい卵とかその黄色とかも気にしなくてよい。ただし、先に書かれたとおり、湿ったものらは乾いたものらといっしょに搗き砕いて、蒸留瓶の中に匿え。そして、41日後、蒸留瓶を覗いてみよ、そうすればその中に完全に薄緑色の化合物すなわちイオスに転換したものを見出すであろう。というのは、イオスをつくる者は、何をつくるのかを知っており、<イオスを>つくらない者は、何ものをもつくらない。41日後、蒸留瓶を熱から外し、いかような熱気もなしに、これを5日間放置せよ。そして5日後、ランビキにより、おが屑の炭の上で、神的このうえない水を蒸留せよ。それも、これを手ではなく、何か硝子製の用具で受けて、次いで水を取って、先に書かれたとおり、蒸留瓶の中に投入、2日ないし3日間加熱せよ。そして取り出して搗き砕き、貝〔殻〕をつかって天日の中に置け。小さな石鹸のように固まったら、銀1を焼いて、凝結した水つまり乾燥したものの2ケラティオンを投入せよ。そうすればあなたに金ができるだろう。 この術知にかかるすべての日数が110日であることは、ゾーシモス、クリスティアノス、ステパノスの謂っているとおりである。だが、わたしは蜜蜂のように、あらゆるものから美しく抜粋し、数多くの花々から花冠を編み、わたしの主人に献げた。器具も、それがはたしてどのようなものか、引き続きあなたのために推定しましょう。クリストス、神、イエースゥスにおいてお元気で。アメーン。 2010.04.12. 訳了。 |