断片16
Athenaeus XIII(609f-610a)
テオプラストスの主張では、エーリスでは美しい者たちの競い合い(agon)があり、その判定は真剣に行われ、勝者たちは褒賞として武具を受けた。この武具は、レウクトラ人ディオニュシオスの主張では、アテーナ女神に奉納されるが、勝者は友人たちによって鉢巻きを巻いてもらい、神殿まで行列をつくって赴いたという。一行にはギンバイカ(ミルテ)の花冠が与えられたと、ミュルシロスが『歴史的不思議譚』のなかに観察している。
断片17
Plutarch. Arat. c.3.
この人物(ニコクレウス)は、見てくれはキュプセロスの子ペリアンドロスにそっくりで、アムピアレオースの子アルクマイオーンにペルシアのオロンタスが、ヘクトールにラケダイモーンの若者 この若者は、周知のとおり、多数の祭礼者に踏みつぶされたと、ミュルシロスが観察している が〔そっくりだった〕ようなものである。
//END