歴史叢書・目次
ディオドロスの書物の第13巻に含まれるのは、以下の内容である。
- シュラクウサイに対するアテナイの陸海の大軍勢による遠征
- アテナイ勢のシケリア上陸
- 将軍アルキビアデスの召還とラケダイモンへの亡命(第5章)
- アテナイ勢がシュラクウサイの大湾に渡り、オリュムポス神殿周辺の場所を占拠したこと(第6章)
- アテナイ勢がエピポライを占拠し、挟み撃ちでシュラクウサイを攻囲し戦いに勝利したこと
- ラケダイモン人たちとコリントス人たちが救援を派遣したのでシュラクウサイ勢が勇み立ったこと
- シュラクウサイ勢とアテナイ勢との戦闘とアテナイ勢の大勝利
- エピポライのシュラクウサイ勢が制圧してアテナイ勢をオリュムポス神殿前の小陣地に入らざるを得なくしたこと
- シュラクウサイ勢が海軍力を装備して海戦を続けたこと
- 将軍ラマコスの戦死とアルキビアデスの召還とで、これに代わる将軍としてアテナイ人たちはエウリュメドン、デモステネスとに、軍勢と軍資金を持たせて派遣したこと
- ラケダイモンによる条約の破棄とアテナイに対するいわゆるペロポンネソス戦争
- シュラクウサイ勢とアテナイ勢との海戦とアテナイ勢の勝利、そしてシュラクウサイ勢による守備隊の捕獲と陸上における勝利
- 大湾内での全艦船による海戦とシュラクウサイ勢の勝利
- アテナイからデモステネスとエウリュメドンが語るに足る軍勢を帯同して入港
- エピポライをめぐる大戦とシュラクウサイ勢の勝利
- アテナイ勢の逃走と全軍の捕獲
- シュラクウサイ人たちが民会に集まって、捕虜の処遇について評議に付したこと
- おのおのの主張に対して述べたてられた弁論
- 捕虜についてシュラクウサイ人たちによって決議された内容
- アテナイがシケリアで敗れたために同盟者たちの多くが離反したこと
- アテナイの民衆が意気阻喪して民主制を廃して400人に国制を委ねたこと
- ラケダイモン勢が諸々の海戦でアテナイ勢に勝利したこと
- シュラクウサイ人たちが戦闘において勇ましかった者たちを語るに足る贈り物で讃えたこと
- ディオクレスが立法者に選ばれてシュラクウサイの法習を起草したこと
- シュラクウサイ人たちがラケダイモン勢に語るに足る軍勢を派遣したこと
- アテナイ勢がラケダイモンの艦隊指揮官を海戦で倒してキュジコスを攻囲・攻略したこと
- ラケダイモン勢はエウボイアから艦船50艘を敗北者たちの救援に急派するも、アトス付近で全艦乗員もろとも嵐のために壊滅したこと
- アルキビアデスの帰還と将軍ぶり
- アイゲスタ人たちとセリヌウス人たちとの係争の地をめぐっての戦争
- アテナイ勢とラケダイモン勢とのシゲイオンをめぐっての海戦とアテナイ勢の勝利
- ラケダイモン人たちがエウリポスを堰き止めてエウボイアを陸続きとしたこと
- コルキュラで起こった党争と殺戮について
- アルキビアデスとテラメネスとが陸上と同時に海上でもラケダイモン勢に華々しい勝利をおさめたこと
- カルケドン勢が大軍勢を擁してシケリアに渡海してセリヌウスとヒメラとを力攻めで攻略したこと
- 多くの鹵獲品を持ってペイライエウスに帰航してアルキビアデスが大歓迎を受けたこと
- アギス王が大軍勢でアテナイを攻囲しようと攻め込んだものの排撃されたこと
- アルキビアデスの亡命、シケリアにおけるテルモンの入植
- シュラクウサイとカルケドンとの海戦とシュラクウサイの勝利
- アクラガスの繁栄とこの都市の備えとについて
- カルケドン勢が30万でシケリアに出兵しアクラガスを攻囲したこと
- シュラクウサイ勢が同盟者を加えて1万の将兵でアクラガスを救援したこと
- 4万のカルケドン勢と遭遇してシュラクウサイ勢が勝利し6000以上を斃したこと
- カルケドン勢が補給物資を強奪したためアクラガス勢は食料の欠乏によって祖国を捨てざるを得なくなったこと
- ディオニュシオスが将軍に選ばれシュラクウサイを僭主支配したこと
- アテナイ勢はアルギヌウサイでの最も有名な海戦で勝利したものの将軍たちを不正に処刑したこと
- アテナイ勢は大海戦で後れをとって可能な条件で和平締結をせざるを得なくなり、かくしてペロポンネソス戦争は終結した
- カルケドン勢は疫病に見舞われ僭主ディオニュシオスと和平を締結せざるを得なくなったこと
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