歴史叢書・目次
ディオドロスの書物の第14巻に含まれるのは、以下の内容である。
- アテナイにおける民主制の解体と「三十人」の樹立
- 同市民たちに対する「三十人」の違法行為
- 僭主ディオニュシオスがアクロポリスを建設し、都市と領地を大衆に配分したこと
- ディオニュシオスが衰退した僭主制を引き継いで、これを再興したこと
- ラケダイモン人たちがヘラスに関することを得ようと努めたこと
- アルキビアデスの死、および、ラコン人クレアルコスのビュザンチィオンにおける僭主支配とその崩壊
- ラケダイモン人リュサンドロスがヘラクレスの子孫たちを壊滅させるために出陣するも、し損じたこと
- ディオニュシオスがカタネとナクソスとを隷従させ、レオンティノイ人たちをシュラクウサイへ移住させたこと
- シケリアにおけるアライセ市の建設
- ラケダイモン人たちの対エリス戦
- ディオニュシオスが六門の外部に城壁を建造したこと
- キュロスが兄王に向け出兵するも排撃されたこと
- ラケダイモン人たちがアシアのヘラス人たちを救援したこと
- シケリアにおけるアドラノスの建設、および、哲学者ソクラテスの死
- ケロネッソス半島を囲む城壁の建造
- ディオニュシオスの対カルケドン戦の準備と武器制作――これによってカタパルトを発明した
- カルケドン人たちとディオニュシオスとの戦争が勃発したこと
- アイゲスタ人たちがディオニュシオスの侵攻をほしいままにさせたこと
- カルケドン人たちが30万でシケリアに渡海し、ディオニュシオスに戦争を仕掛けたこと
- ディオニュシオスのシュラクウサイへの撤退
- カルケドン人たちの海峡への出兵、および、メッセネの攻略
- カルケドン人たちの対ディオニュシオス大海戦と、カルケドン人たちの勝利
- カルケドン人たちによるデメテル-コレ神殿の略奪
- その神殿荒らしに対する神々による懲罰、および、悪疫によるカルケドン人たちの権力の崩壊
- シュラクウサイ人たちの対カルケドン人たちに対する海戦とシュラクウサイ人たちの勝利
- 自由をめぐるテオドロスの民会演説
- ディオニュシオスが無規律きわまりない1000の傭兵をくだし、これを全滅させたこと
- ディオニュシオスがカルケドン人たちの守備隊と侵攻とを攻囲したこと
- ディオニュシオスがカルケドン人たちを攻囲し、敵勢の多くの艦船に火を放ったこと
- カルケドン人たちも減少――陸上と同時に海上にも
- 夜陰に乗じてのカルケドン人たちの逃走――ディオニュシオスがシュラクウサイ人たちに気づかれないようおよそ400タラントンで協力したからである
- 神に対する涜神が原因でのカルケドン人たちの忌まわしい結末
- シケリアで離反した諸都市の統合
- ディオニュシオスがシケリアの諸都市のうちあるものは攻囲し、あるものは同盟に引き込んだこと
- 権力者たちに対するアギュレナイオス人アギュリスとケントリパ人ニコデモスと友好条約を結んだこと
- スパルタ人たちの王アゲシラオスが軍を率いて渡海し、ペルシア人たちによって統治されている領地を蹂躙したこと
- アゲシラオスがパルナバゾス率いるペルシア勢に戦闘で勝利したこと
- ボイオティア戦争と、その地で行われたこととに関して
- コノンがペルシア人たちによって将軍に任ぜられ、アテナイの城壁を再建したこと
- コリントスをめぐってラケダイモン人たちはボイオティア人たちに勝利し、この戦争はコリントス戦争と呼ばれるようになったこと
- ディオニュシオスが多くの危難に遭いながらもタウロメニオンに潜入し脱出したこと
- カルケドン人たちがバカイナン都市をめぐってディオニュシオスに敗北したこと
- カルケドン人たちのシケリアへの出兵と戦争の休止
- ラケダイモン人ティブロスが将軍でありながらペルシア人たちに敗北して捕虜となったこと
- ディオニュシオスがレギオンを攻囲したこと
- イタリアのヘラス人たちが一つの国制に統一し、ディオニュシオスに反抗したこと
- ディオニュシオスがこの戦いに勝利して無数の捕虜をつかまえながら、身代金を取らずに解放し、諸都市に自治を承認したこと
- カウロニアとヒッポニオスとの攻略、破壊、シュラクウサイへの移住
- ヘラス人たちがアンタルキダスの和平を実現したこと
- リュギオンの攻略この都市をめぐる不運
- ガラタイ〔ケルト〕人たちによるカピトリウムを除くローマの攻略
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