ウェッティウス・ウァレンス/断片集(2)
[底本] 5,3. (112) ウゥアレースの労作。ウゥアレースは言う:質問に対しては、ホーロスコポスにある星々と、天の中央とを凝視せよ、そうしてもし、その質問がそれらから明らかになるならば、特に、それらにある星々とそういう諸宮の主星がそれらにより多くのロゴス有する場合には、また、悪行する星がそれらから分離する場合には、現行について言え。またそれらが分離し、内在するその宮において、組み合わせを構成するならそうである。しかし、退場してそういうふうに組み合わせを構成するなら、可能なことではない。 (117)ウゥアレース。ウゥアレースとバビュローニア人たちは言う:恋の終わりがいつか知りたいなら、太陽と月とホーロスコポスを視よ、そうしてそれらのうちのどれが質問のためにより多くのロゴスを有するか、またどれが質問に近いかを視よ、そうすればそ〔の星〕が退出の時期を明らかにするだろう。また、ホーロスコポスと組み合わせ形体を共有する〔星〕は、質問により多くのロゴスを有する場合、それらの中でより真実であるということ知れ。 ウゥアレース。ウゥアレースが言う:多くの人間どもがバビュローニアの学問から出発し、質問により多くのロゴスを有する星を凝視してきた。そうして光をもたらす2つのものらから、そういう〔星〕と、その善き組み合わせと同じ組み合わせ形体をした〔星〕とにより多くのロゴスを有するかを考察し、そこから退出の終わりを把握してきた。そして彼らは言った このような星が、より多くのロゴスを有する区界と結びつく場合、そのときに効験が生じる、と。これを彼らは次のように 行事が効験するのは、星々の証言も最高に共働する場合だ、と判定した。そしてインドイ人たちの秘義の書にこう書かれていることを我々は知っている、つまり、諸々の質問の際に、ホーロスコポスとその主〔星〕を視よ:なぜなら、これらがあらゆる星々のなかの (118) より力能のあるものであるのは、太陽がその中にある宮の如くだからである、と。なぜなら、いかなる星々にもまさる力能を有するからである。そして知れ、出生、質問、善事、その反対事はホーロスコポスと光輝(kataugavsma)に存する、ということを。そして、太陽が地平から昇ると、光をもたらし、影を消すが、それは刻限のホーロスコポスの如くである。その刻限の退場もそれらから把握せよ。そうして、諸々の交点を善行する〔星〕と悪行する〔星〕に帰し、もしそのような星がホーロスコポスと主星とともに、あるいは、月の主〔星〕あるいは月の三合の〔主星〕とともに、あるいはその区界の〔主星〕とともに、あるいは刻限の主〔星〕とともにあるならば、ホーロスコポスなしにそういう星の公転となせ。そして善行する〔星〕と一致したら、行事は満たされる:悪行する〔星と一致し〕たら、駄目になる。 2021.03.22. 訳了 |